定期テストで赤点をとってしまった…
赤点をとったらどうなるの?
もしかして進級や卒業ができなくなる?
結論から言うと、赤点を一度とっただけで即座に留年になることはほとんどありません。ただし、補習・追試を受ける義務が生じ、評定が下がり、繰り返せば進級・卒業にも影響します。
この記事では、赤点の基準から、赤点をとった後に実際に起こること、そして20年以上塾講師を務めてきた経験から見えてきた「赤点を繰り返さないために本当に必要なこと」まで、順を追って解説します。
・赤点をとると補習や追試を受ける必要がある
・評定が下がり、大学入試の学校推薦型選抜を受けられなくなる可能性がある
・赤点そのものより「同じ科目での複数回赤点」「出席日数不足」が重なると留年リスクが高まる

独学で東北大学医学部に現役合格。指導経験の中で、“塾外の時間”の使い方こそが成績向上の鍵だと気づき、168時間に着目したオンライン学習管理塾「168塾」、東北大専門塾「Elevate」を創設。全国の受験生を支援している。
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現在は東北大学大学院加齢医学研究所にて、脳科学と教育を融合させた研究を行うと同時に、東北大学病院 認知症外来で診療に携わる現役医師でもある。学術と現場の両視点から、「自走力を育む学習法」の確立を目指し、受験にとどまらない“生きるための学び”を提唱。

東北大学教育学部在学中、自身の浪人体験から、モチベーション支援や学習戦略の大切さに気付き、オンライン学習管理塾「168塾」と東北大専門塾「Elevate」を共同創設し、IT技術を活用した学習管理で全国の受験生を支援している。
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現在は教育メディア「#スタシェア」の運営を行いながら、プロダクト開発と現場支援を両輪に、学びの選択肢と質の向上に取り組む。
高校の赤点の基準は何点以下?

高校において「赤点」とは、定期テストの点が学校の定める基準を下回ったときに使う言葉です。落第点を取った際は成績表に赤く書かれたことから「赤点」と呼ばれます。基準となる点数は学校や科目によって異なり、全国一律のルールはありません。
「40点以下」や「30点以下」のように誰が見ても悪い点数を赤点とする学校が多い一方、「平均点の半分以下」のように相対的に決める学校もあります。
そのため、赤点を回避するには、最低でも「40点以上」または「平均点の8割ぐらい」を目安にするとよいでしょう。自分の学校の基準がどちらのタイプか分からない場合は、担任や教科担当に直接確認しておくと安心です。
赤点をとってしまったらどうなる?
赤点をとると、学校側は放置できないため、①補習・追試 ②評定の低下 ③留年リスクの上昇という3つの対応・影響が生じます。以下で一つずつ説明します。

補習や追試を受ける必要がある
赤点をとった生徒には、補習や追試が行われることが一般的です。これらは通常、学校の授業が終わった後や長期休み中に実施されるため、部活よりも優先する必要があるので気をつけましょう。
補習や追試の得点をテストの点数に付け加えることで、赤点から脱却できるという仕組みです。追試でさらに不合格の場合、追追試が行われることもあります。また、学年末に進級がかかっているにもかかわらず追試不合格の場合は、仮進級を許可し、春休み中に補習を受けさせたり課題を提出させたりする学校もあります。
評定が下がる可能性がある
評定の付け方は学校によって異なり、普段の授業態度や提出物、小テストの成績なども総合的に判断されるため、定期テストの点だけで決まるわけではありません。とはいえ、赤点をとると評定に悪影響が出る可能性は高いといえます。
評定が下がると、大学受験において「学校推薦型選抜」が使えなくなることもあるため、赤点は避けるに越したことはありません。補習や追試の成績が評定に加味される学校もあるので、最後まで気を抜かないようにしましょう。
留年のおそれがある
赤点は進級に満たない点数を意味するため、赤点をとると留年の可能性が出てきます。ただし、一度の赤点で即座に留年になることは通常ありません。留年のリスクが高まるのは、何度も赤点をとり、かつ出席日数も足りていないなど、複数の要素が重なった場合です。
赤点をとったからといって勉強を投げ出さず、追試や補習に真剣に取り組み、次のテストに向けた対策をしっかり行いましょう。
高校生が赤点を何個とったら留年になるのか?
留年は赤点の回数だけで決まるわけではなく、「単位認定」と「出席日数」の2つの基準で総合的に判断されます。高校や都道府県によって細かな運用は異なりますが、考え方の枠組みは共通しています。

単位取得の基準
高校では、単位を取得するための基準の一つに「各科目の定期テストで基準点を下回らないこと」があります。つまり、赤点をとらないことが単位取得の条件の一つです。しかし、一回の赤点で即留年が決まるわけではなく、問題となるのは次のようなケースです。
- 同じ科目で何度も赤点をとる
- 補習授業に出席しない
- 追試験でも赤点をとる
このような状況が続くと、学力または意欲が不足していると見なされ、留年する可能性が高くなります。
出席日数の基準
もう一つの重要な基準は出席日数です。単位を取得するためには、県や学校が定める基準以上の出席日数が必要です。
- 一般的には全授業日数の3分の1以上の出席が必要
- 学校への出席日数ではなく「科目ごとの出席時間数」で計算する
- 遅刻回数が多いと欠席とみなされるケースもある
学校には毎日行っていても、特定の科目だけ欠席を続けていると、出席日数が不足してしまいます。この「科目ごと」の計算方法は見落としがちなので、特に注意してください。
留年のリスクを回避するためには、赤点をとらないことだけでなく、出席日数や遅刻にも注意を払い、単位認定・出席日数の両方の基準を満たしているかを常に意識することが大切です。
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赤点をとらないための対策
赤点を避けるには、①課題をこまめに提出する ②先生に頻繁に質問する ③テスト勉強を早めに始める ④基本問題を確実に取るという4つの習慣が効果的です。

日頃から課題をこまめに提出する
課題は、提出日の前日にまとめてやるのではなく、毎日少しずつ済ませましょう。学校で習った直後の簡単な課題は、その場で解けることが多いものです。
課題をこまめに提出すると、先生から「頑張っている生徒」という評価を得やすくなり、テストの点が悪い場合にも救済の相談に乗ってもらいやすくなります。
先生にも頻繁に質問に行く
理解できない部分や疑問点は、積極的に先生に質問することが大切です。赤点を取ってしまうぐらい不得意な科目は、自分で考えても分からないことが多いので、先生にどんどん質問する方が結果的に時間の節約になります。
質問を重ねるほど、先生にも理解度の状況が伝わり、勉強のやり方について具体的なアドバイスをもらえることも少なくありません。
テスト勉強は早めに始め、答えを暗記する
テスト勉強は、試験日の2週間前から計画的に始めることが重要です。特に数学などで出題範囲がはっきり決まっていて「問題集の何番が出る」ということまで分かっている場合は、問題と答えをセットにして覚えるぐらいのつもりで準備するとよいでしょう。
計算問題・単語・漢字などを重点的に覚える
赤点を回避するには、簡単な問題で失点しないことが大切です。数学の計算問題、英語や古文の単語、現代文の漢字のような基本事項は、失点しないように最優先で取り組みましょう。
赤点をとらないために根本的に必要なこと
小手先のテスト対策だけでは、赤点を繰り返す根本原因──理解の積み残し──は解消できません。ここまで挙げた対策に加えて、なぜ理解できなくなったのかまで遡ることが不可欠です。

分からないと感じたとき、原因はもっと前にあることが多い
赤点をとってしまうということは、まともな点数を取るために必要な知識が、根本から不足している場合がほとんどです。
例えば数学のテスト範囲が「2次関数」だとしても、実は中学校で学ぶ「関数」から分かっていない場合は、関数から勉強し直す必要があります。特に数学・理科・英語は積み重ねの度合いが強い科目のため、テスト範囲だけを頑張って勉強しても理解には届きません。この根本原因に目を向けず目先のテスト対策だけを繰り返すと、傷はむしろ深くなっていきます。
塾講師としての経験から
私が塾講師として20年以上勤務する中での経験をお話しさせてください。
高1の1月頃に塾を訪ねてこられて、
高校1年生数学に全然ついていけなくて…2学期の中間・期末の点数はヒトケタで…このままだと留年しそうで…どうすればいいでしょうか…。
このような悲痛な相談をされることが毎年のようにあります。しかし高1の1月にこの状況で来られても、学年末試験まで1ヶ月程度しかないため、打てる手が非常に限られてきます。



なぜ2学期の中間の時点で手を打たなかったのか?もっと言うと、1学期の期末の時点ですでに全然分かっていなかったのではないか?その頃からやり直していれば違った未来もあっただろうに…。
もちろん親身に相談には乗りますが、そんな風に感じることが多いのです。赤点は「点数が悪かった」という結果よりも、「いつから分からなくなっていたか」という過程にこそ本当の原因があります。
早めに専門家に頼ろう
高校の勉強は量が多く、質も難しいため、分からなくなり始めたら自力で取り戻すのは困難だと考えてください。
取り返しのつかない事態になる前に、学校の先生にこまめに質問に行ったり、塾や家庭教師のようなプロに相談に行ったりしてみましょう。一人では思いつかないようなさまざまな方法で、あなたの勉強を救ってもらえる可能性が高まります。
まとめ
高校生にとって赤点は、留年リスクや進学への不利など、今後の進路に大きく影響する可能性があります。しかし、日頃から学習習慣を整え、苦手科目を早めに克服し、計画的にテスト対策を行うことで赤点を防ぐことは十分に可能です。
もし一人での学習に限界を感じているなら、プロによる学習支援を受けるのもおすすめです。自分の弱点を的確に補強し、効率よく成績を伸ばすためには、専門家のサポートが大きな力になります。
168塾で赤点を卒業しよう!
168塾 公式ホームページでは、無料相談を随時受付中です。赤点克服に必要な効果的な学習法や、モチベーション維持のコツなども丁寧にアドバイスいたします。「今度こそ赤点を取りたくない」「成績をしっかり上げたい」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
赤点を回避し、充実した高校生活を送るために、まずは小さなステップから始めてみましょう。しっかりとした学習計画とサポートがあれば、あなたの可能性は大きく広がります。ぜひこの記事を参考に、次のテストや日々の学習に役立ててみてください。






















