高校受験の勉強っていつから始めればいいの?
他の人はどうなのかな…?
このように感じている中学生や保護者の方は多いと思います。
高校受験は人生の中でも大きな分岐点の一つです。そのため、「受験勉強はいつから始めればいいのか」「効果的な勉強法は何か」と感じるのは当たり前と言えるでしょう。
中1から塾に通う人もいれば、中3の夏まで部活動に打ち込むなど、中学校生活の送り方は人によって様々です。
高校受験勉強を始めるおすすめのタイミングもありますが、いつからでも遅すぎるということはありません。
本記事では、高校受験のスケジュールや勉強を始めるおすすめのタイミング、時期ごとの勉強法について詳しく解説します。
「もう遅いかも」と心配している人も、この記事を読めば自信を持って勉強に取り組めるはずです!
- 高校受験の勉強は中2の冬から中3の夏までに始めるのがおすすめ
- 中1のころから意識して準備しておくと安心感を持って取り組める
- 目標や計画を適切に設定し、モチベーションを保って勉強できるようにするのがコツ
東北大学教育学部を在学中、「学習管理塾168塾」および「東北大専門塾Elevate」 を創業し、現在は株式会社shared 代表。これまでに200名以上を指導し、旧帝大・医学部合格者を多数輩出。
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AIを活用した学習管理システム を導入し、戦略的学習管理メソッド による個別最適化指導を展開。教育メディア「#スタシェア」を運営し、受験情報に関する情報を発信している。
高校受験はいつ実施される?
高校受験が実施される時期は、公立と私立で違います。
まずはそれぞれの実施時期について確認していきましょう。
公立高校の場合
公立高校の入試は、多くの場合2月中旬から3月上旬にかけて行われます。
自治体によって日程は異なるため、受験する地域の教育委員会が発表するスケジュールを必ず確認しましょう。
一般入試だけでなく推薦入試や特色選抜などもあるため、早めに情報収集しておくことで安心して準備を進められます。
私立高校の場合
私立高校の入試は、公立高校よりも早いことが多く、概ね1月中旬から2月上旬に実施されるのが一般的です。
学校によっては単願推薦や併願推薦などの制度もあり、それぞれ出願要件が異なるため、志望校の情報を正確に把握しておきましょう。
私立の場合も、なるべく早めに情報を集めておくことをおすすめします。
高校受験の勉強はいつから始めた?平均データを解説!
複数のサイトの情報をまとめたところ、高校受験を目指す中学生が勉強を始めた平均的な時期は、「中3の春〜夏」のようです。
中学校3年生というのは本格的に高校受験を考え始める時であり、塾などに通い始めるのにも区切りの良いタイミングだからである考えられます。
また、部活動最後の大会や発表会が終わるのが夏ごろのため、「中3の夏休みから」という回答データが最も多く見られました。
ただし、これらはあくまでも平均的なデータのため、自分の目標や学力、学校生活との兼ね合いなどから適切なタイミングで始められるようにしてください。
高校受験の勉強を始めるべきタイミング
受験勉強を始める平均的な時期ついて紹介しましたが、ここでは勉強を始めるべきおすすめタイミングついて解説していきます。
多くの人へのおすすめは中2の冬から
様々な情報を集約すると、最もおすすめと言えるのは「中2の冬から」となります。
理由としては、時期的にゆとりがある、受験までちょうど1年間ある、2年までの復習に時間を使える、などがあります。
中2の冬から受験勉強をスタートできれば、基礎固めに時間をかけ、苦手科目を克服する余裕が生まれます。
時間を使って、焦らずじっくり取り組めるのが最大のメリットと言えるでしょう。
中2の冬から少しずつでも始めると心と時間に余裕が持てます!
部活動がある人は中3の夏から
部活動に全力を注ぎたい人は、中3の夏休みから受験勉強を本格的に始めることが一般的です。
この場合でも十分間に合いますが、短期間で効率よく学習する必要があるため、時間管理や学習計画が重要となってきます。
また、受験の際に提出する調査書では、中3の成績が反映されることが多いため、普段の授業や定期テストにはしっかりと取り組んでおく必要があるでしょう。
なお、部活動から受験勉強への切り替えがスムーズに行かない場合は、塾や家庭教師などを活用するのも効果的な選択肢の一つです。
早ければ早いほどいい?
勉強は積み重ねが生きてくるため、当然受験勉強は早ければ早いほど有利と言えます。
しかし、やみくもに始めるとモチベーションを維持するのが難しくなってしまい、結果的に成績も上がらないということにもなりかねません。
中1から中2までの段階では、基礎学力をしっかり身につけ、日頃からの学習習慣をつけることを目指すのがおすすめです。
ただし、難関校への合格を目指す場合は中1からの計画的な学習が必要となるため、塾などの活用も視野に入れた長期的な計画が重要と言えるでしょう。
「中3になったら」は危険?
前述のアンケート結果にも出ていたとおり、多くの人は区切りもよいことから「中3になったら勉強する」と考えると思います。
たしかに気持ち的なタイミングとして適切のように思えますが、中3の春は最上級生となったことから、学校の中心として様々な活動を求められるため意外と忙しくなりがちです、
学校によってはクラスや担任、部活動の体制が変わることもあり、思わぬ負担や労力が必要となる場合もあります。
そのような中で、計画的な受験勉強を始めるのはなかなか難しいものです。
そのため、「中3の春から」受験勉強をスムーズにスタートするには、比較的余裕のある「中2の冬」の内に学習計画を立てておくとよいでしょう。
高校受験勉強を始める時期ごとの勉強法
受験勉強は時間が限られているため、効果的な勉強法で効率的に行わなければなりません。
受験勉強を始める時期が違えば、適切な勉強法も変わってきます。
ここでは、高校受験勉強を始める時期ごとにおすすめの勉強法について解説していきます。
中1〜中2から始める場合
この時期から始められる場合は、比較的時間に余裕があるため、基礎固めや主要教科を重点的に勉強しておくことがおすすめです。
また、毎日少しでも勉強するなど、学習の習慣をこの時期に作ってしまえば、受験勉強が本格化してきた際もストレスなく移行することができます。
なお、難関校の合格を目指す場合は、この時期からでも綿密なスケジュールが必要となるため、学校や塾の先生ともよく相談しながら進めていきましょう。
【ポイント】
- 学校の定期テストを活用して基礎固めを行う
- 英語や数学などの主要教科を重点的に学習する
- 勉強習慣を身につけ、勉強時間を少しずつ増やしていく
中2の冬から始める場合
多くの人におすすめできる時期である中2の冬から受験勉強を始める場合、まずは1・2年生の総復習をしっかりしておくことが最優先です。
受験勉強の大変な点の一つが、「3年生の勉強をしながら、1・2年生の復習もしなければならない」ことと言えます。
そのため、中3を迎える前にこれまでの総復習をして基礎をしっかり固めておくことで、中3の勉強に余裕を持って取り組むことができます。
また、志望校も本格的に絞ってくる時期のため、志望校の入試方式や過去問なども調べ、効果的な勉強ができるように計画しておくと安心です。
【ポイント】
- 志望校の出題傾向を調べ、対策を始める。
- 参考書や問題集を利用して、苦手分野を重点的に克服する。
- 模試を受けて学力の現状を把握し、計画を立てる。
中3の夏から始める場合
中3の夏、特に夏休みが受験勉強の成功を左右する最重要期間と言っても過言ではありません。
この時期に上手くスタートを切り、効率的に勉強をすることが大切です。
夏休みは学校の授業が無いため、これまでの学習の総復習や苦手克服に集中的に時間をかけることができます。
多くの高校で必須となる数学や英語は、特に集中して時間を割くと言えるでしょう。
また、苦手教科の克服を重点的に行い、点数の伸びしろをしっかり伸ばし切ることも重要な対策の一つです。
【ポイント】
- 学校の授業や部活動と両立しながら短期集中で取り組む。
- 過去問演習を始め、時間配分や出題形式に慣れる。
- 苦手分野の克服を最優先し、得意科目で点数を稼ぐ戦略を立てる。
中3の秋以降に始める場合
中3の秋になると、受験までの時間は非常に限られてきます。
そのため、この時期から勉強を開始する場合、「残りの期間で最も成績が伸びる部分」に的を絞った計画が重要です。
場合によっては、勉強する教科や分野を絞ってでも、確実に成績を上げて合格を目指せるようにする必要があるでしょう。
必要に応じて、個別指導型の塾や家庭教師などの活用も視野に入れてみてください。
しかし、いつから受験勉強を始めたとしても「絶対に間に合わない」ということはありません。諦めずに、受験に向かい合った日から全力で取り組むことが重要です。
【ポイント】
- 限られた時間を最大限活用するため、重要な単元に絞って勉強する。
- 模試や過去問を繰り返し解き、実戦力を養う。
- 学校や塾の先生を頼り、効率的な勉強方法をアドバイスしてもらう。
高校受験に対するモチベーションの上げ方・保ち方
受験勉強で最も大切なものの一つが「モチベーション」です。
短くても数カ月間続く受験期間において、特にモチベーションを一定以上に保つことはとても難しいと言えます。
逆に言えば、モチベーションを自分でコントロールすることができれば、受験勉強を最高の状態で進めることができるでしょう。
そのためには、具体的な目標や仕組みを作るなど、自分に合った方法を見つけることが重要です。
ここでは、いくつかの具体的なモチベーションの上げ方や保ち方を解説しますので参考にしてください。
- 具体的な目標設定をする
- 勉強量を見える化する
- 学校説明会に参加する
- 集中できる環境を整える
- ご褒美を用意する
- 塾や家庭教師のサポートを受ける
1. 具体的な目標設定をする
目標を明確にすることで、勉強の意義を実感しやすくなり、モチベーションを高めたり維持したりすることができます。
たとえば以下のような具体的な設定をおこなってみましょう。
また、合格した後の姿を想像して目標にすることもモチベーションアップにつながります。
2. 勉強量を見える化する
自分の取組を視覚的に表して把握することで、達成感が得られ、自信やモチベーションを高めることができます。
【取組例】
- カレンダーに毎日の学習内容や進捗を記入する
- 勉強予定を付箋に書いて、終わったら剥がす
- 終わったノートや問題集を見えるように配置して自信につなげる
- 学習管理アプリなどを活用して、デジタルで効率的に見える化する
学校説明会に参加する
志望校の雰囲気を直接感じることで、具体的な目標や生活の様子がイメージしやすくなり、受験勉強のモチベーションを高めることが可能です。
たとえば図書館や教室、部活動の練習風景を見学することで、「ここで学びたい!」という気持ちが高まるでしょう。
チャンスがあれば、在校生や先生と話すことで入学後のイメージが具体化され、勉強への意欲が高まります。
学校説明会などに参加できない場合は、学校パンフレットや公式サイトの情報を活用して雰囲気をつかむようにしてみましょう。
集中できる環境を整える
効率的に勉強を進めるためには、集中力を高める環境作りも重要です。
特にスマホやタブレットは、近くに置いてあるだけでも集中力を妨げる要因となるため、工夫した対策が必要です。
学習を効果的にするために、以下のような方法を試してみてください。
ご褒美を用意する
小さな目標を達成したときに自分を褒める仕組みを作ると、楽しく勉強を進めることができるようになります。
例えば、「◯ページまで終わらせたら好きなスイーツを食べる」「模試の結果が良ければ好きな映画を見に行く」など、短期的に具体的な報酬を設定するのは効果的です。
また、受験が終わった後に大きめの楽しみを用意しておくことも効果的です。
「合格したら旅行に行く」「好きなものを買う」など、自分にとって最高のご褒美を用意して上手にモチベーションにつなげましょう。
塾や家庭教師のサポートを受ける
自力での勉強に限界を感じた場合は、外部のサポートを取り入れることでモチベーションをコントロールすることもできます。
集団型の塾では、同じ目標を持つ仲間と切磋琢磨することで、やる気を高めることができるでしょう。
自分に合ったカリキュラムで効率的に勉強したい場合は、個別指導型やコーチング型の塾が有効的です。
また、通塾型だけでなく、オンライン型の塾を利用することも一つの選択肢です。いつでもどこでも勉強できる強みを活かすことができます。
高校受験はいつからでも間に合う!自分の学力に応じた計画を立てよう!
いかがだったでしょうか?
高校受験勉強は早ければ早いほどたしかに有利ですが、どの時期からでも適切な対策を取れば間に合います。
大切なのは、自分の学力や目標に応じた計画を立て、効率よく勉強を進めることです。
その際は、受験勉強を始めるタイミングによって、優先順位をしっかりとつけてから取り組みましょう。
何かを始めるのに遅すぎるということはありません。
真剣に努力すれば、きっと志望校合格への道が開けますよ!
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