「医学部を再受験したいけれど、どうやって受験するの?」
「医学部の再受験を成功させるポイントが知りたい。」
「医学部の再受験に寛容な大学は?」
などと疑問に思われる方はいませんか?
医学部再受験では受験勉強だけでなく、適切な知識を身につけることも重要です。
そこで本記事では、医学部再受験の概要、入試方法、私立大学と国公立大学の違い、再受験生に寛容な大学、再受験する際に知っておくべきことやコツを解説します。
医学部再受験をご検討中の方はぜひ参考にしてください。
・適切な対策をおこなえば、再受験でも医学部への進学は可能
・私立大学医学部よりも国公立大学医学部の方が、難易度が高い傾向にある
・再受験を成功させるには勉強を習慣づけることが大切
東北大学教育学部在学中に起業。現在はオンライン個別指導塾168塾の運営を行う。
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1年間の予備校浪人生活を経た後、東北大学教育学部に入学。ベンチャー企業2社で実務経験を積んだ後、浪人時に感じた大手予備校への違和感を基に、「168塾」の立ち上げ・運営。
再受験でも医学部への進学は可能
よく、医学部への再受験は現実的に可能なのかどうか心配する方がいますが、適切な対策をおこなえば再受験でも医学部への進学は可能です。
再受験で医学部へ進学する際に必要なのが、受験の知識を身につけて適切な対策をおこなうことです。予備校や塾の通塾は、よほど自信のある方以外は通った方が良いです。
再受験となると、働きながら受験勉強をしたい方もいますよね。塾や予備校の先生と相談して何年かけて受験するか入念なスケジュールを立てましょう。
また、医学部受験する際に肝となるのが、国公立大学と私立大学のどちらを受験するかです。国公立大学と私立大学の医学部受験は受験難易度が大きく変わります。
国公立大学を志望する場合受験科目の多さや難易度の高さがかなり高いので、何年も勉強することが求められます。合格者は、もともと学歴がかなり高く受験勉強に今まで打ち込んだ経験がある人だったりもします。
働きながらの勉強は困難を極めることも多くあります。
しかし適切な対策をおこなえば不可能というわけではないので希望を捨てる必要はありません。
さらに、医学部について調べていると「再受験生に寛容な大学」というワードを耳にすることがあると思います。非常に残念ながら、年齢で受験生を落とす大学も存在します。現在ではクリーンな大学が増えてきていますが、昔ながらの体質の大学もありますのでしっかり調べることが大切です。
私立大学を志望する場合、学費を不安に思う方もいますが、奨学金や教育ローンを使用することで学費の負担を和らげることも可能です。
さまざまな方法が用意されていますので希望は捨てないでくださいね。
・受験を成功させるには、受験の知識を身につけて適切な対策をおこなうことが重要
・国公立大学と私立大学は受験難易度がかなり違う
・学費が不安な人は奨学金や教育ローンも検討しよう
医学部再受験における私立大学・国公立大学の違い
私立大学と国公立大学のどちらを志望するかは大きな問題です。必要な学費や、受験科目の数など大きな違いがあるからです。
医学部再受験における私立大学・国公立大学の違いは以下の三点があげられます。
- 受験科目
- 学費
- 難易度
詳しくみていきましょう。
受験科目
・私立大学の受験科目:3教科4科目(英語、数学、理科2科目)
・国公立大学の受験科目:5教科7科目(外国語・数学2科目、国語、理科2科目、地理もしくは公民)
受験科目は私立大学の場合、英語、数学、理科2科目で受験できます。理科2科目は、物理、化学、生物から選ぶことが一般的です。
国公立大学の場合、受験科目は5教科7科目必要です。必要科目としては、外国語・数学2科目、国語、理科2科目、地理もしくは公民があります。
理科に関しては私立大学と同じように、物理・化学・生物のなかから2科目選ぶことが一般的です。
ただ、例外的に理科の科目を化学のみ認める大学、物理のみ認める大学などもあります。進学したい大学がある場合、初めに調べておくことが必要です。
また、私立も国立も小論文や面接を課す大学が多いので学力試験以外の対策も求められます。
学費
・私立大学医学部の学費:6年間で約2000~4500万円
・国公立大学医学部の学費:6年間で約350万円
私立大学の医学部と、国公立大学の医学部で大きな違いは学費でしょう。
私立大学の場合、一番学費が抑えられるのが国際医療福祉大学です。私立大学医学部の中で学費が安い国際医療福祉大学でも2000万円の学費がいるので、かなり高額です。
学費が高い大学だと6年間で4000万円以上かかる私立大学もあります。
国公立大学医学部の場合、6年間で必要な学費は約350万円です。1年あたり約58万円で済む計算なので現実的な金額になってきますよね。
しかし、受験難易度や受験科目の数から私立大学を受験したいと思う方も多いでしょう。
学費の支払いが難しい場合、奨学金を利用することも可能なので検討してみてください。
難易度
・国公立の方が高い(科目が多い、人気が高い、併願ができないから)
科目数の多さや人気の高さ、併願が難しいことから、国公立大学の方が受験難易度が高いといえます。
受験難易度は、私立大学よりも国公立大学の方が高いです。
入試科目は国公立大学が5教科7科目、私立大学が3教科4科目です。国公立大学では、勉強する範囲がかなり増えるので膨大な勉強時間が必要になってきます。
また、学費が安いことから国公立大学の医学部は人気が高くいため受験の難易度が高くなっています。
さらに、受験の難易度を考える時に、問題の難易度だけでなく、併願可能かどうかも重要な点です。国公立大学では前期試験で合格を勝ち取らないとかなり厳しい戦いになります。
私立大学では併願受験ができるので、いくつかの大学を受けてチャレンジの回数を増やすことが可能です。
医学部を再受験する際の入試方法
医学部を再受験する際の入試方法は大きく分けて2つあります。
一般試験
一般試験は、再受験生だけでなく現役生や浪人生も受ける試験で、学力試験、面接、小論文試験などを受けることが一般的です。
国公立大学の場合は5教科7科目、私立大学の場合は3教科4科目の勉強をして学力試験を受験します。
再受験生の場合、大学を出ていない方は一般試験を受ける必要があります。大学を出ている場合でも、ほとんどの再受験生が一般試験をうけることが多いです。
編入試験
編入試験とは、医学部以外の学士を取得した、4年制大学を卒業した人(もしくは卒業見込み)の人が受けられるものです。
教養科目が免除されるので、2年次もしくは3年次から入学できます。再受験生にとっては卒業までの年数を短くできる編入試験は魅力が大きいですよね。しかし、編入試験は人気も高いので難易度はかなり高くなります。
編入試験では受験条件として、指定単位の取得やTOEICの点数などが条件として課せられます。
医学部の再受験をする際に知っておくべきこと
医学部の再受験をする際に知っておいてほしいことが3つあります。
勉強と仕事の両立はかなり大変
勉強と仕事の両立はかなり大変です。
医学部の再受験を考える人の中で、勉強と仕事を両立したいという人も多くいます。
社会人としてフルタイム勤務しながらの医学部受験勉強はかなり大変です。仕事終わりに疲れた体と頭で勉強するとなると頭も回りませんし、精神的にもきついです。
必要な勉強時間が確保できず必要な範囲を終えるだけで何年もかかってしまうこともあります。
働かずに勉強に専念している浪人生ですら、何年もかかる人もいる医学部受験です。
仕事と両立するとなるとかなりの時間や努力が必要になるでしょう。
卒業には6年かかる
医学部の再受験生に気を付けてほしいポイントが、医学部は卒業までに6年かかるという点です。
医学部は6年制で構成されているので、卒業までには6年かかります。
再受験生の方の状況によっては、キャリア形成や、家族計画などに影響を及ぼす可能性があります。
医学部を再受験する際には、入学し、卒業した後の生活についても考えておく必要があるのです。
再受験生に寛容ではない大学もある
非常に残念なことなのですが、医学部の中には、再受験生に寛容ではない大学もあります。
もちろん、大学側も再受験生をあまり受け入れていないことを公表しているわけではありませんが、合格者の浪人生または再受験生の割合が大学ごとにかなり偏っているのです。
再受験生の場合、再受験生に寛容な大学を事前に調べて受験対策をすることが求められます。
医学部の再受験に寛容な大学は?
ここからは、医学部の再受験生に寛容と呼ばれる大学を紹介します。
滋賀医科大学(国公立)
滋賀医科大学の医学部は再受験生に寛容な大学として有名です。
30代以上の再受験生も多く在籍しており、医学部再受験生に人気の大学です。
地域枠の合格枠も設けています。地域枠で合格すれば、奨学金が貸与されます。卒業後は一定期間指定地域で医者として働く必要があるのですが、医学部の学費を貸与してもらえることはお金に不安がある受験生にとって魅力的でしょう。
川崎医科大学(私立)
川崎医科大学は、岡山県倉敷市にある私立大学です。
「人間(ひと)をつくる」「体をつくる」「医学をきわめる」の3つの理念を掲げて開学された大学です。
医学をまなぶだけでなく、人間性豊かで心優しい医師を「良医」としており、人間性を育む教育も行っています。
川崎医科大学医学部も再受験生や浪人生にも寛容な大学です。
しかし、川崎医科大学の医学部のデメリットとして、学費が非常に高いことがあげられます。学費を抑えたい再受験生の方は他の大学を検討した方が良いかもしれません。
北里大学(私立)
北里大学は神奈川県相模原市にある私立大学です。医学部のほかにも、薬学部、看護学部などそのほかの学部と協力し、チーム医療教育をしています。
チーム医療教育で学んだ事は、医者として働く上で役立つでしょう。
北里大学医学部も再受験生にとても寛容です。他の大学と比較した時に22歳以上の合格者率が非常に高く、多くの再受験生が受験しています。
医学部を再受験する際のコツ
ここからは、医学部を再受験する際のコツを解説します。
塾・予備校で効率的に勉強を進める
医学部を再受験する際は、塾や予備校で効率的に勉強をすすめることが大切です。
学科試験の勉強をして良い点数が取れるようになるだけでは、医学部に合格できないことがあります。
医学部に合格するためには、再受験生に寛容な大学を選ぶこと、面接や小論文対策もする必要があるからです。
面接や小論文となるとどう対策すればよいのか分からないという方もいるのではないでしょうか?
医学部入試について熟知した予備校や塾を活用することで、勉強も効率的にすすめられますし、小論文や面接にも適切な対策がおこなえます。
勉強習慣を確立させる
医学部再受験生が合格を勝ち取るには、勉強習慣を確立させることが重要です。
特に、働きながら勉強することは体力的にもかなり厳しいときがあるでしょう。
勉強習慣を確立することで、毎日自然と机に向かえるようになり、勉強していないことが気持ちが悪いと感じるようにもなります。
勉強習慣を確立させるためには毎日の勉強量をあらかじめ決めておき、継続することが大切です。
1か月ほど継続できれば、勉強が苦ではなくなります。
医学部受験には長い年月が必要です。勉強習慣を身につけて受験までの勉強への精神的な負担をなるべく減らしましょう。
決意を固める
医学部の再受験で大切なことは決意を固めることです。
医学部受験には、現役から受験している浪人生ですら数年の期間を要することもあります。
再受験となると基礎からの勉強が必要となりますし、より多くの時間が必要だといえます。
また、再受験生のなかには年齢をネックに感じる人もいるのではないでしょうか。医学部に合格した後は現在の仕事のキャリアは止まってしまうことになりますよね。
受験が終わってからも大変な生活がまっています。入学後も進級が大変だったり、授業やテストが大変だったりなど多くの困難があるのです。
受験から卒業まで6年間という長い期間も必要です。
医学部再受験を成功させて医師になるには、決意を固めて諦めずに勉強をすすめることが求められます。
まとめ | 勉強を習慣化して医学部再受験を成功させよう!
いかがだったでしょうか?
この記事では、医学部再受験の概要、入試方法、私立大学と国公立大学の違い、再受験生に寛容な大学、再受験する際に知っておくべきことやコツを解説しました。
医学部再受験には膨大な勉強が必要です。受験まで乗り切るためにも勉強を習慣化させて再受験を成功させましょう。そのためには医学部再受験に特化している塾を選ぶことも大きなポイントの一つです。
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医学部の再受験を検討されている方は168塾がおすすめです。168塾はオンラインの学習管理・科目指導塾です。
医学部受験には勉強の習慣化が必要です。しかし、毎日の学習を管理してもらわないと勉強を続けられる自信がないという方もいるのではないでしょうか。
168塾では独自アプリを用いて毎日の学習管理を受けられます。コーチからのコメントが毎日届くので、モチベーションが落ちることなく勉強習慣をつけられます。
また、168塾には医学部医学科のコーチが多数います。コーチは全員医学部・旧帝大以上なので医学部志望の方にも十分対応できます。
医学部受験を検討している方はぜひ168塾をチェックしてください。
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