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医学部再受験は私立大学がおすすめ?寛容な大学、学費についても解説

医学部再受験は私立大学がおすすめ?寛容な大学、学費についても解説

「医学部の再受験に私立大学はおすすめなのか知りたい。」

「国公立大学の受験と、私立大学の受験を比較検討したい。」

「医学部の再受験に寛容な私立大学を知りたい。」

などとお考えの方はいませんか。

医学部再受験の際には国公立大学が人気ですが、私立大学の受験をおすすめします。しかし、なぜ私立大学がおすすめなのか、入試難易度はどう違うのかなど疑問に思う方もいるのではないでしょうか。

そこで本記事では、医学部の再受験に私立大学がおすすめの理由、国公立大学と私立大学の違い、私立大学医学部の学費、再受験生に寛容な私立大学、受験を成功させるポイントについて解説します。

私立大学の医学部再受験を検討している方はぜひ参考にしてください。

本記事の結論

・入試難易度が低いこと、併願できることから医学部再受験には私立大学がおすすめ

・学費は奨学金を借りるのもアリ

・私立大学の医学部再受験を成功させるには、塾や予備校に通い勉強ルーティンを確立させよう

本記事を監修する専門家②
桑久保皓大
Kuwa

東北大学教育学部在学中に起業。現在はオンライン個別指導塾168塾の運営を行う。

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1年間の予備校浪人生活を経た後、東北大学教育学部に入学。ベンチャー企業2社で実務経験を積んだ後、浪人時に感じた大手予備校への違和感を基に、「168塾」の立ち上げ・運営。

目次

医学部の再受験には私立大学がおすすめな理由

ドミノを立てる手

はじめに、医学部の再受験には私立大学がおすすめな理由を解説します。

再受験生は学費の安い国公立大学を目指す方も多いですが、医学部の再受験には国公立大学よりも私立大学がおすすめです。

私立の方が入試の難易度が低めだから

私立大学の入試の特徴

・入試に必要な科目が少ない(国公立大学:5教科7科目、私立大学:3教科4科目)

・対策が比較的簡単

・私立大学医学部は、受験生の学力レベルが国公立大学よりも低いことが多い

私立大学の方が入試の難易度が低い傾向にあります。

入試に必要な科目は、国公立大学の場合5教科7科目ですが、私立大学の場合は3教科4科目となっています。

私立大学医学部の受験科目である3教科4科目の内容は、英語、数学、理科2科目です。

医学部の受験ではどの科目も高い点数が要求されるので気が抜けません。国公立大学の5教科7科目までいくと膨大な勉強量が必要です。

私立大学の場合は少ない科目に絞って勉強できるので入試難易度が低くなります。

また、私立大学の場合、出題傾向が明確な場合が多いです。対策が容易なので入試までに何度も過去問を解くことで合格点が取れるようになる可能性が高くなります。

そして、国公立大学は学費面の問題からも受験生の学力レベルが高くなっていることが多く、競争率が高いです。国公立大学を受験する場合、レベルの高い受験生と勝負する必要があるため、非常に厳しい戦いになります。

科目数が少ないこと、出題傾向が明確なこと、受験生のレベルが国公立大学に比べると比較的低いことから私立大学の入試難易度は国公立大学よりも低い傾向にあるのです。

併願で複数大学を受験できるから

併願で複数大学を受験できることも、私立大学をおすすめする理由です。

国公立大学に絞って勉強する場合、受験回数は基本的には、「前期日程」と「後期日程」の2度のチャンスしかありません。後期日程は、定員が少ないため倍率がかなり高く、試験も難しくなります。また、後期試験を廃止にする大学も増えてきており、枠はどんどん少なくなっています。

しかし、私立大学を受験する場合は、試験日がかぶってなければ複数大学を受験することが可能です。

本命の大学の試験日の前に、合格の可能性が高い大学を受けておいて、安心した状態で本命大学を受験することもできます。

私立大学の場合、スケジュールをうまく組み複数大学を併願して精神的負担を減らせることができるのです。

受験でメンタルを安定させることはとても重要です。

複数大学を併願できる私立大学を第一志望とすることで精神的な苦痛をやわらげられます

医学部再受験における国公立・私立の違いは?

チェックマークとバツマーク

医学部再受験における国公立と私立大学の違いは多くあります。

大きな違いとしては、以下の3があげられます。

・受験科目

・学費

・難易度

受験の際に大きな問題となるのが、受験科目の数ですよね。国公立大学の場合、5教科7科目の勉強が必要です。一方私立大学では、3教科4科目の勉強のみで受験できます。

国公立大学を受験する場合、私立大学の勉強時間の量が倍以上必要になると考えられます。

働きながらの勉強や入学までの期間を短くしたい場合など、勉強時間の捻出が厳しくなる再受験生にとっては、科目数の違いは大きな問題となります。

国公立大学と私立大学の違いとして学費あげられます。国公立大学医学部の学費は6年間で約350万円なのに対し、私立大学医学部の学費は6年間で約2000~4500万円必要です。

5倍以上の学費の違いはネックになることもあると思います。ただ、学費に関しては奨学金や教育ローンで賄うことも可能です。

国公立大学と私立大学の違いとして入試難易度の違いもあります。学校によっても異なるのですが、全体の傾向としては国公立大学の方が入試難易度が高いです。

国公立大学は学費が安いこともあり、人気が高く学力レベルの高い受験生が集まることが多いため、入試自体も難しくなる傾向にあります。

医学部の国公立大学と私立大学の違いについては、以下の記事でも詳しく解説しています

国公立大学と私立大学のどちらを志望するか検討中の方はぜひ参考にしてください。

私立の医学部を再受験する際に気になる学費は?

お金と豚

ここからは、私立大学の医学部の学費について解説します。

私立大学の医学部を再受験する際に気になるのが学費ですよね。

高い学費を求められることが多いのですが、奨学金や教育ローンでまかなうこともできます。

学費の大体の金額と、奨学金について解説していきます。

大学によって学費は大きく異なる

・私立大学医学部の学費:6年間で約2000~4500万円

私立大学医学部の学費は、大学によって大きく異なりますが、最低でも2000万円は必要です。

私立大学の中で一番学費が安いのが、国際医療福祉大学です。しかし国際医療福祉大学の場合でも2000万円は必要になります。

私立大学医学部の中には4000万円以上必要になる大学もあります。大学によっては2倍以上の差があるといえます。

私立大学医学部の全体をみてみると一般的には3000万円くらいの学部が多いです。

奨学金を借りるのもアリ

「私立大学を受験したいけれど学費が用意できない…」といった方も多いですよね。

学費の用意が不安な場合、奨学金を借りるのも1つの選択肢としてあります

医学部は奨学金制度が充実しています。中には月に15万円ほど借りれる奨学金も。

医師になった後は比較的高給で働くことができると予想されるので、学生の内は奨学金を借りて、医師になった後で返すこともできるでしょう。

また、医学部の中には「地域枠」という枠を設けている大学もあります。「地域枠」とは、地域医療に貢献できる医師を確保するために設けられた制度です。「地域枠」で合格した生徒は、大学を卒業後定められた期間に指定の地域内で医療に従事することを条件に、奨学金を支給されます。

働く場所はどこでも構わないからどうしても医師になりたいという場合、地域枠で受験し奨学金をもらうことも検討しましょう。

【3選】医学部再受験生に寛容な私立大学

本とランプ

ここからは、医学部再受験生に寛容な私立大学を3つ紹介します。

北里大学

北里大学は、神奈川県相模原市にある私立大学で、医学部の再受験生にも寛容な大学です。

他大学の医学部と比較した時に、22歳以上の合格率が非常に高く、再受験生に人気です。

チーム医療教育をおこなっており、医師になった後に役立つチームワークが学べます。医師の業務は看護師や薬剤師などと共同で進めていく必要があるので、チーム医療教育で学んだ内容はとても役立つでしょう。

日本医科大学

日本医科大学は東京都文京区にある私立大学です。

学費が比較的安いことやクリーンな入試をおこなっていることから再受験生にも人気が高いです。

日本医科大学の未来型医療教育では、最先端技術を取り入れた教育をおこなっています。具体的には、シュミレーターやVRでリアル実習をおこなうなどしています。

日本医科大学は、慶応義塾大学、東京慈恵会医科大学と並び、医学部の私立御三家といわれている大学です。入試難易度はかなり高いので志望される方はかなりの勉強量が求められます。

川崎医科大学

川崎医科大学は、再受験生に寛容な大学です。

よく、神奈川県の川崎市にあるのではと勘違いされる方もいるのですが、場所は岡山県倉敷市にあります。

「人間(ひと)をつくる」「体をつくる」「医学をきわめる」の3つの理念を掲げて開学された大学で、人間性を育む教育をおこなっています。大学で学んだことは、チームで医療を進めていく医師の業務に役立つでしょう。

しかし川崎医科大学の医学部を再受験するデメリットとして、学費が高いことがあげられます。学費を抑えたいという再受験生の方は注意した上で、受験を検討するようにしてくださいね。

私立医学部の再受験を成功させるポイント

ポイントマーク

つぎに、私立大学の医学部再受験を成功させるポイントを解説します。

塾や予備校に通う

医学部再受験をする際は、塾や予備校に通うことはほぼ必須です。

再受験生の中には、受験勉強が久しぶりだったり、勉強方法を忘れてしまっていたりする人もいるのではないでしょうか。

塾や予備校に通えば、受験のスケジュールを立てもらえて、勉強方法も教えてもらえます。

特に、私立大学の医学部では大学ごとに入試の特徴が異なり、出題範囲が偏っていることも多いです。塾や予備校に通えば、よく出題される範囲を把握できるので効率的に勉強を進められます。

塾や予備校は、勉強方法だけでなく、受験スケジュールの立て方や、併願大学の決定にも役立ちます。

うまく活用して合格まで効率的に勉強を進めましょう。

受験のスケジュールは12月までに決定する

受験スケジュールは12月までには決定しましょう

私立大学は試験日がかぶっていない場合は併願が可能ですが、受験日が3日以上つづくとかなりハードなスケジュールとなります。

合格を勝ち取ってから本命大学に臨んだ方が精神的負担をやわらげることができるなど、受験スケジュールを組む際には気を付けるべき点が多くあります。

受験スケジュールは、塾や予備校の講師とも相談しながら決めましょう

スケジュールを早めに決めておくことで試験までの見通しが立てられます。何校受験できそうなのか、どの日に試験が受けられるのかを事前に調べておきましょう。

受験スケジュールに関しては塾や予備校の講師とも相談しながら、12月あたりには決定することをおすすめします。

勉強のルーティンを作る

医学部再受験をする際は、勉強のルーティンを作ることが大切です。

高校生と違い、家族との生活や仕事とも両立しながら再受験に臨む方もいるのではないでしょうか。

受験勉強自体が久しぶりだという方も多くいます。

医学部再受験の受験勉強は数年間に及ぶことも稀ではありません。

勉強の苦痛をなるべく減らすためには勉強のルーティンを確立することが大切です。

毎日決まった量を勉強することで、自分のなかで勉強のリズムができるので私生活とも両立しやすくなります。

医学部を再受験する際は、早いうちから勉強のルーティンを確立させるようにしましょう。

まとめ | 医学部再受験は私立大がおすすめ!

白衣を着た医者

いかがだったでしょうか。

本記事では、医学部の再受験に私立大学がおすすめの理由、国公立大学と私立大学の違い、私立大学医学部の学費、受験を成功させるポイントなどについて解説しました。

医学部再受験は入試科目の少なさや、併願できることなどから私立大学がおすすめです。勉強習慣を確立させて毎日コツコツ勉強を進めましょう。

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