【中学生・高校生向け】勉強計画の立て方ガイド|1週間=168時間をデザインしよう


勉強計画ってどうやって立てるのが正解なの…?



計画を立てても続かない…
そんな悩みを抱える中高生は多いのではないでしょうか?
本記事では、1週間=168時間の時間設計をもとに、成績が上がる“正しい勉強計画の立て方”を徹底解説します。


独学で東北大学医学部に現役合格。塾講師として指導を行う中“塾外の時間”の使い方こそが成績向上の鍵だと気づき、1週間=168時間に着目したオンライン学習管理塾「168塾」を創設。全国の受験生を支援している。
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現在は東北大学大学院加齢医学研究所にて、脳科学と教育を融合させた研究を行うと同時に、東北大学病院 認知症外来で診療に携わる現役医師でもある。学術と現場の両視点から、「自走力を育む学習法」の確立を目指し、受験にとどまらない“生きるための学び”を提唱。
そもそも、なぜ「勉強計画」が大切なのか?



とりあえず勉強してるけど、全然成果が出ない…
多くの人が感じるこの悩みの原因は、“努力の方向性がバラバラ”だからです。
どんなに時間をかけても、ゴールが見えていなければ、成果は積み上がりません。
逆に「いつ・どの科目を・どんな方法でやるか」が明確になれば、同じ努力量でも結果はまるで違ってきます。
勉強計画を立てる4つのメリット


① やるべきことが明確になる
「何から手をつければいいか分からない」という迷いが、最大の時間ロス。
計画表があれば、今日やることが一目で分かります。
“考える時間”を減らし、“行動する時間”を増やすことで、集中力と学習効率が一気に上がります。これは、プロのスポーツ選手が練習メニューを事前に決めているのと同じ理屈です。
② 焦らず取り組める
テスト前に「まだ終わってない!」と焦るのは、準備不足のサイン。
計画を立てていれば、「今この時点でどこまで進んでいればいいか」が分かるため、常に落ち着いたペースで積み上げることができます。



焦りがない学習は、理解の質を高め、記憶の定着にもつながります。
③ モチベーションが保てる
計画には「小さなゴール」を組み込むことができます。
こうした“達成感”が日々のやる気の燃料になります。



計画を立てることは、「自分の努力を見える化する」ことでもあるのです。
④ 時間を“自分で使えるようになる”
1週間は誰にとっても168時間。この時間を「どう配分するか」が、勉強の成果を決めます。
計画を立てれば、勉強だけでなく、睡眠・部活・趣味などを含めた“自分の生活全体”を設計できます。時間に追われるのではなく、時間を“自分でコントロールする”感覚が身につくのです。
- やるべきことが明確になる
- 焦らず取り組める
- モチベーションが保てる
- 時間を“自分で使えるようになる”
勉強計画が続かない理由と改善策


多くの人が「計画倒れ」してしまう原因は、立て方そのものよりも“設計の視点”にあります。
頑張る気持ちはあっても、時間の見方や管理の仕方がズレていると、どんなに綿密なスケジュールでも長続きしません。



ここでは、よくある3つの落とし穴とその改善策を紹介します。
①詰め込みすぎて余白がない
「毎日5教科やる!」「1日10時間勉強!」
こうした“完璧な理想スケジュール”ほど、最初に崩れやすいものです。
人の集中力や体力には波があります。予定をぎっしり詰めてしまうと、1日思うように進まなかっただけで「もうダメだ」と気持ちが切れてしまうケースが多いです。
1週間のうち1〜2日は“調整日”として空けておきましょう。



たとえば「日曜は予備日」と決めておけば、平日に崩れた部分を無理なく立て直せます。この「リカバリーの仕組み」が、計画を続けられる人の共通点です。
②目の前の1日しか見ていない
「今日の予定」を立てることは大事ですが、それだけでは全体の流れが見えなくなることがあります。
1日単位で考えるよりも、1週間(=168時間)単位で時間を設計すると、科目間のバランスや復習のタイミングが自然と整います。



168時間という“全体設計”の中で、勉強・休憩・生活をバランスよく配置することが、継続の鍵です。
③振り返りをしていない
どんなに良い計画も、振り返りがなければ改善できません。
人は誰でも「予定通りに進まない週」があります。大事なのは、そのズレを放置せず“翌週に活かす”こと。
たとえば週末に5分だけでも、
- どの時間帯に集中できたか?
- どの教科が予定より遅れたか?
- 何がうまくいったか?
をメモしてみましょう。
それだけで翌週のスケジュール精度が上がります。



次に勉強計画の立て方について解説します!
成績が上がる勉強計画の立て方【5ステップ】


① ゴール(目的)を決める
まずは、「どんな結果を出したいか」を明確にしましょう。
ゴールがあいまいだと、どんなに頑張っても「今やっている勉強が何につながるのか」が見えなくなり、モチベーションが続きません。
例えば…こんな感じ👇
- 「次の定期テストで合計400点を超える」
- 「模試で偏差値60を目指す」
- 「1日2時間の勉強を1週間続ける」
のように、“数字”や“期間”を含めて具体化するのがポイントです。
「できるかどうか」ではなく、「まず目指すゴールを設定する」ことに意味があります。



さらに、ゴールは長期(半年〜1年)+短期(今週・今月)の2段階で考えるのがおすすめです。
例えば…こんな感じ👇
- 長期目標:志望校の合格ラインに届くよう英語の偏差値+10を目指す
- 短期目標:今月は英単語帳を1冊終える
長期の方向性を決めてから、短期で「今やること」を細分化することで、勉強の優先順位が明確になります。



これは168塾でも重要視している考え方で、“目的から逆算する時間設計”が成果を最大化する鍵になります。
② 勉強すべき内容を洗い出す
ゴールが決まったら、次は「やるべきこと」を具体的に整理します。
この段階でのポイントは、思いつく限り全部書き出すこと。
最初から完璧に整理しようとせず、頭の中の「やらなきゃ」を全部出してみましょう。
例えば…こんな感じ👇
- 英語:単語帳〇ページ、文法問題集〇章、長文×3題
- 数学:教科書章末問題、模試の解き直し、苦手分野ノート整理
- 国語:現代文読解×2、古文単語テスト
- 理科・社会:暗記カードづくり、過去問演習



書き出してみると、「意外と少ない」「重なっていた」など、自分の課題が整理されます。
そのうえで、
👉 「重要度」×「緊急度」で優先順位をつけるのが効果的。
このステップで作った“やることリスト”が、1週間(=168時間)を設計する基礎になります。
③ 1週間=168時間の配分を考える



ここが168塾の核となる考え方です。1日は24時間、1週間で168時間。
「学校」「睡眠」「部活」「自由時間」「勉強」——
この全体の時間バランスを見て、無理のない学習時間を確保します。
たとえば、
- 学校:50時間
- 睡眠:56時間
- 部活・移動:25時間
- 勉強:20時間
- 自由時間:17時間
このように、全体の時間を俯瞰すると「どこに勉強を入れるか」が見えてきます。
④ 週単位で「何をいつやるか」を決める
全体を決めたら、1週間単位での勉強スケジュールを作ります。
例えば…こんな感じ!
- 月:数学(問題演習1章)+古文単語+英単語
- 火:英語(文法+単語)+古文単語
- 水:数学(問題演習1章)+理科(暗記)+古文単語
- 木:英語長文+古文単語
- 金:復習
- 土日:模試・総まとめ
⑤ 振り返りと修正をする
週末に「今週の達成率」を見直しましょう。うまくいったこと・できなかったことを一行でもメモするだけで、翌週の質が上がります。



計画は“改善していく仕組み”です。完璧を目指すより、「続けながら整えていく」ことが大切です。
1週間の勉強計画表テンプレート(無料配布)
このフォーマットを168塾では「168Planner」として作成しています。
1週間の“勉強・生活・休息”をすべて一枚にまとめる設計です。


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学習・生活・休憩を一括で整理し、勉強効率を最大化できます。
まとめ|168時間の設計で勉強をコントロールしよう
勉強がうまくいく人は、「時間を増やす人」ではなく「時間を設計できる人」です。
1週間=168時間という限られた時間の中で、勉強・睡眠・趣味をどんなバランスで積み上げるか——それが学力の差を生みます。
168塾では、こうしたオールインワンアプリで時間設計の習慣づくりをサポートしています。
1人ひとりの生活リズムに合わせて、勉強と日常を両立できる「あなた専用の計画表」を一緒に作成します。
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