【大学受験】勉強計画の立て方ガイド〜目標達成のための5ステップ〜

【大学受験】勉強計画の立て方ガイド〜目標達成のための5ステップ〜

大学受験を意識し始めたとき、最初にぶつかるのが「勉強計画、どう立てればいいの?」という悩みです。

SNSやYouTubeで「計画が大事」とよく言われますが、実際に計画を立ててみると、続かなかったり、詰め込みすぎて挫折したり…という経験はありませんか?

でも、安心してください。
計画がうまくいかないのは「やる気が足りないから」ではなく、「立て方のコツ」を知らないだけ。

この記事では、

  • なぜ勉強計画が続かないのか
  • 大学受験に効く5ステップの計画術
  • 実践しやすいモデルスケジュール
  • 継続のコツと168時間の活用法


など、今日から使える具体的なノウハウを紹介します。自分に合った計画の立て方を見つけ、受験勉強のスタートダッシュを切りましょう。

本記事を監修する専門家
難波

独学で東北大学医学部に現役合格。塾講師として指導を行う中“塾外の時間”の使い方こそが成績向上の鍵だと気づき、1週間=168時間に着目したオンライン学習管理塾「168塾」を創設。全国の受験生を支援している。

詳しくはこちら

現在は東北大学大学院加齢医学研究所にて、脳科学と教育を融合させた研究を行うと同時に、東北大学病院 認知症外来で診療に携わる現役医師でもある。学術と現場の両視点から、「自走力を育む学習法」の確立を目指し、受験にとどまらない“生きるための学び”を提唱。

目次

勉強計画が続かない理由

勉強計画を立てても挫折してしまうことはよくあります。その原因として考えられる主なポイントは以下の通りです。

目標設定が曖昧

志望校や必要な得点など具体的なゴールが定まっていないと、なぜ勉強するのか分からずモチベーションが続きません。目標が明確でないと計画を作る意味が薄れ、途中でやめたくなってしまいます。

計画が非現実的

最初のやる気だけで無理なスケジュールを組むと続きません。長時間や量ばかり詰め込むと疲れてしまい、頑張りすぎた後に挫折しやすくなります。自分の生活リズムや集中力を考慮した計画が必要です。

振り返りや調整がない

立てた計画を実行したあとで進み具合をチェックせず、そのまま放置すると計画と実態がずれてしまいます。うまくいかなかった点を振り返り、計画を適宜修正しないと、計画通りに進まず継続できなくなります。

モチベーションの低下

大学受験は長期戦のため、勉強してもすぐに成果が感じられずやる気が下がりやすいです。予定通り進まないと焦りや不安を感じ、勉強を続ける意欲が薄れてしまうことがあります。

勉強計画の立て方(5ステップ)

以下は大学受験の勉強計画を作成するための5つのステップです。順番に取り組んでみましょう。

STEP
最終目標を設定する

まず志望校や必要な偏差値など、はっきりしたゴールを決めましょう。

例えば「○○大学に合格する」「模試で得点率○○%を取る」など具体的に設定すると、どれだけ勉強すべきかイメージしやすくなります。

ゴールが明確になることで、計画に取り組む意欲も高まります。

STEP
期間と内容を逆算する

大学入試の日程から逆算して、残り期間で何をどれだけ勉強すべきかを考えます。

模試や過去問の点数、現在の学力と目標との差を確認し、科目ごとに強化すべき分野や学習時間を見積もりましょう。

例えば数学は苦手なので毎日1時間、英語は毎週〇〇題、と具体的に決めておくと計画が立てやすくなります。

STEP
1週間=168時間を意識する

一週間は168時間あります。睡眠、学校、部活、食事・移動の時間を差し引いた残りが勉強に充てられる時間です。

例えば1日7時間睡眠なら約49時間、学校(授業・通学)に約40時間、食事・移動に約15時間使うとすると、約64時間が残ります。

この空き時間を上手に使う計画を立てることが大切です。

STEP
具体的なスケジュールを作成する

紙の手帳やアプリなどを使って、月間・週間・1日のスケジュール表を作ります。

前のステップで決めた学習時間を基に、平日はどの科目を何時から何時まで勉強するか、休日はまとまった時間に演習するか、といった具体的な計画を立てます。

見える化することで、やるべきことが明確になり実行しやすくなります。

STEP
実行しながら定期的に見直す

実際に計画を実行しつつ、1週間や1か月ごとに進捗を振り返ります。

予定通り進んだか、逆に詰め込みすぎていないかをチェックし、必要があれば計画を修正しましょう。

たとえば模試の結果や日々の学習量に応じて学習内容や時間配分を調整することで、無理なく続けられる計画にブラッシュアップできます。

モデルスケジュール(平日・休日)

以下は一般的な高校生の1週間を想定したモデルスケジュール例です。時間帯ごとに「学習」「休憩」「睡眠」などをバランスよく割り当てています。

時間帯平日 (月〜金)休日 (土・日)
5:00〜7:00起床・朝食・登校準備ゆっくり起床・朝食
7:00〜12:00学校の授業・休憩時間自習(予習・課題)
12:00〜13:00昼食・休憩昼食・休憩
13:00〜17:00学校の授業・部活集中学習(模試演習など)
17:00〜18:00帰宅・休憩自由時間・休憩
18:00〜20:00学習(宿題・復習)学習(各科目の演習)
20:00〜21:00夕食・休憩夕食・休憩
21:00〜22:00学習(復習・暗記)学習(苦手科目の克服)
22:00〜23:00入浴・就寝準備入浴・就寝準備
23:00〜翌5:00睡眠睡眠

これは一例ですが、重要なのは「勉強時間」と「休息時間」のバランスをとることです。

平日は学校生活が中心になるため、スキマ時間や夜間を使ってコツコツ勉強しましょう。休日はまとまった時間が取れるので、平日に進められなかった科目の演習や復習に充てると良いでしょう。

続けるコツ(実行→振り返り→改善)

勉強計画を立てたら、継続するために「実行→振り返り→改善」のサイクルを意識しましょう。

【STEP1】実行する

計画通りに勉強を始めます。最初は小さな目標から設定し、一日ごとに着実に習慣化することが大切です。

たとえば「毎朝30分英単語を覚える」といった具体的な行動から始めると取り組みやすいです。

【STEP2】振り返り

1週間や1ヶ月ごとに学習の進み具合をチェックします。

ノートやアプリに学習内容や時間を記録し、できたこと・できなかったことを洗い出しましょう。うまくいかなかった原因を把握することで、次の計画に活かせます。

【STEP3】改善する

振り返りで見つかった課題に合わせて計画を修正します。

たとえば、ある科目の勉強時間が不足していれば増やし、余裕ができた時間は他科目に振り分けます。柔軟に調整することで、無理なく続けられる計画にブラッシュアップできます

このように、計画を実行した結果を必ず振り返り、改善を繰り返すことで、勉強計画は徐々に自分に合ったものになっていきます。

168時間という考え方と勉強への応用

1週間は24時間✖️7日=168時間で構成されています。

大学受験の勉強計画では、この枠組みを意識すると時間の使い方が見えやすくなります。

例えば高校生の場合、1日7時間寝ると1週間で約49時間、学校の授業・通学で約40時間、食事や移動・部活で約20時間を使うとします。この合計は約109時間になり、残り約59時間が勉強や自由時間に使える時間です。

この「残り時間」でどれだけ効率よく学習できるかが重要になります。短い隙間時間でも無駄にせず暗記や問題演習に充てることで、トータルの勉強時間を増やせます。

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「168Planner」は、1週間(=168時間)の中で【勉強・生活・休憩】のバランスを“ひと目で見える化”するために168塾が作成した学習計画表です。

通常のToDoリストや日割りのスケジュール帳とは異なり、

  • 起床〜就寝までの24時間を1時間刻みで記入
  • 月〜日すべての生活を1枚で見通せる
  • 授業・通学・食事・休憩・睡眠も含めて記録可能

という「生活すべてを含めたリアルな学習設計」ができるのが特徴です。

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168塾では、無料の学習相談でオリジナル計画を作成します!

勉強計画の立て方や学習方法に不安がある場合は、専門のサポートを利用するのも一つの方法です。

オンライン学習塾「168塾」では高校生向けに学習計画の立て方や習慣化のアドバイスを行っています。

無料相談では経験豊富な学生コーチが目標や現状をヒアリングし、あなたに合った勉強計画を一緒に作成してくれます。無料で相談できるので、計画に迷ったときや継続に不安があるときには気軽に利用してみてください。

勉強計画をしっかり立てて実行できれば、大学受験を有利に進められます。まずは今回のポイントを参考に、自分に合った無理のない勉強計画を作成してみましょう。

必要に応じて168塾の無料相談も活用し、合格に向けて着実にステップを踏んでいきましょう。

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