個別指導の塾だったら成績が上がるかな?
集団指導の塾では成績があまり上がらない…。
個別指導と集団指導の塾のメリット・デメリットが知りたいなあ。
個別指導塾での学習を考えているご家庭は多いかもしれません。しかし個別指導塾で、「かならず」成績が上がるとは限らないでしょう。
この記事では、個別指導塾のメリット・デメリットを紹介しています。また、集団指導塾の特徴もまとめてみました。生徒の個性を考えて、どちらの塾が望ましいか考えてみましょう。
- 個別指導は生徒のレベルや都合に合わせて受講できる
- 個別指導だと質問しやすい雰囲気がある
- 個別指導は集団指導に比べて高額になる
東北大学教育学部在学中に起業。現在はオンライン個別指導塾168塾の運営を行う。
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1年間の予備校浪人生活を経た後、東北大学教育学部に入学。ベンチャー企業2社で実務経験を積んだ後、浪人時に感じた大手予備校への違和感を基に、「168塾」の立ち上げ・運営。
塾は大きくわけて個別指導塾と集団指導塾にわけられる
塾は大きく「個別指導塾」と「集団指導塾」にわけられます。古くは集団指導塾がメジャーだったため、個別指導塾に馴染みがないかもしれません。
集団指導塾だと先生はひとりに対して、生徒は20~40人ほどです。学校(小学校・中学校・高校)の授業を思い浮かべるとわかりやすいでしょう。
個別指導塾は、家庭教師に似ています。ただしマンツーマン以外にも、1:3など少人数制を提供している学習塾もあります。
個別指導塾にはメリットが多くあるため、集団指導塾で結果が出なかった生徒が個別指導塾で成績を伸ばすことも多いです。どちらがいいかは、生徒の学習方法や性格によります。
個別指導塾のメリット4選
個別指導塾のメリットは、以下の4点です。早速見ていきましょう!
- 生徒のレベルに合わせて学習してくれる
- 曜日・時間がある程度選べる
- わからないところを質問しやすい
- 休んだ場合も保証がある
①生徒のレベルに合わせて学習してくれる
個別指導塾なら、それぞれの生徒の学力に合わせて教えてくれます。集団指導塾だと、理解できていない生徒がいても進行を止めてはくれません。
個別指導塾のポイントは、先生との距離が近いことです。先生はしっかりと生徒のレベルを確認しながら説明を進めていくので、「ついていけない」ということはほとんど発生しないでしょう。
「基礎から学びたい」「ゆっくりと理解しながら学習を進めていきたい」という生徒には、個別指導塾がおすすめです。
②曜日・時間がある程度選べる
個別指導塾の場合、先生の都合さえつけば曜日と時間がある程度選べます。集団指導塾の場合はすでに曜日と時間が決まっており、そのほかの曜日や時間に同じ授業は開講されていません。
ほかのお稽古事をしている・用事があって受講できない曜日や時間帯があるという生徒には、個別指導塾がおすすめです。
③わからないところを質問しやすい
個別指導塾では、わからないところを質問しやすい点もメリットの一つです。
集団指導塾の場合、先生は授業が終われば大体すぐに教室を出てしまいます。生徒が「質問したい!」と思っても、質問しにくい雰囲気があるでしょう。
反対に個別指導塾の場合、先生は生徒の近くにいて指導してくれます。気になる箇所があれば、すぐに聞ける環境にありますよね。授業後はもちろん授業が終わらずとも質問できるため、生徒は理解しながら学習できるでしょう。
④休んだ場合も保証がある
体調不良や急な用事があって、塾を休まなくてはいけないときもあるでしょう。個別指導塾の場合、キャンセル予約をすれば非常に高い確率で振り替えができます。
もちろん「〇ヶ月以内に振り替えを消化しなくてはいけない」「振り替えの場合は先生の指名ができない」などの制限があるかもしれません。ただ、まったく振り替え保証がない集団指導塾に比べれば、安心して受講できるでしょう。
個別指導塾のデメリット3選
反対に個別指導塾のデメリットとしてどのようなものがあるでしょうか。
- 費用が高い
- 経験の浅い大学生アルバイト講師にあたるかもしれない
- ライバルを意識しない
ただし、生徒の性格によってはこれらがデメリットにはなりません。
生徒のやり方や性格を考えて、メリット・デメリットのどちらが大きいか考えましょう。
①費用が高い
個別指導塾は、集団指導塾に比べて費用が高い傾向にあります。
集団指導塾の場合は、先生が1人で生徒は20~50人いることもあります。対して個別指導塾の場合、先生が1人に対して生徒は1~5人しかいません。
1人の先生に対して少人数の生徒しか見れないため、費用が高いといえるでしょう。
また、個別指導塾といってもかならずしも1:1ではないことも覚えておきたいですね。マンツーマン指導の塾もあれば、先生1人に対して生徒が5人いることもあるでしょう。
もちろんマンツーマン指導のほうが授業費は高く、また生徒の学年が上がるごとに授業費は高くなっていきます。
②経験の浅い大学生アルバイト講師にあたるかもしれない
経験の浅い大学生が、個別指導塾の先生になっているケースはあります。いわゆる、アルバイト講師とよばれているものです。
「大学生だから賢い」というわけでは決してありません。もちろん、大学の偏差値が高いからといって「良い先生」になれるとはかぎらないでしょう。
人に教えることを長く経験しているほうが、一般的に上手に教えられます。生徒がどうしてわからないのか・わからないならどのような問題を生徒は先に理解すべきかしっかりと分かっている先生が好ましいでしょう。
大学生講師にはデメリットがある一方、メリットもあります。
生徒によっては、「厳格な先生が怖い」「年上すぎる先生は嫌だ」ということが考えられます。アルバイト講師の場合は、生徒に威圧感を与えにくいといえるでしょう。
いずれにせよ個別指導塾への入塾を視野にいれた場合は、実際に体験授業などを通して先生との相性を確かめることも大切かもしれませんね。
③ライバルを意識しない
個別指導塾の場合、ライバルの姿をほとんど目にしません。1:複数人数の指導で、たまたま同じ学年の生徒がいることもあるでしょう。
ただ、多くはライバルの存在を塾で感じることはないかもしれませんね。
ライバルがいれば、「自分は少し遅れているのかもしれない」「もっと頑張らないと取り残されるぞ」と、自分を客観視できます。
もちろん、「ほかの子よりも自分はできているなぁ」「この問題は分かるけれどみんなは解けないようだ」というようにライバルたちよりも秀でていることを感じられるかもしれません。
ライバルを意識することは、勉強のモチベーション維持につながるといえるでしょう。そのため、一般的に個別指導塾は勉強のモチベーション維持がしにくいとも考えられます。
ただしあくまで一般論であり、各生徒の性格にもよります。「自分のペースで勉強したい」タイプなら、勉強のモチベーションに関して何の問題もありません。
集団指導のメリット・デメリット
個別指導塾とは対極の形態をとっているのが、集団指導塾です。集団指導塾の特徴を見てみましょう。
- 経験を積んでいる講師が授業をする
- 勉強のモチベーションが維持できやすい
- 質問しにくい雰囲気がある
- 休んだ場合授業内容がわからない
上記のように、集団指導塾のメリットは個別指導塾のデメリットにあたります。
反対に集団指導塾のデメリットは、個別指導塾のメリットになっていることがわかるでしょう。
メリット①:経験を積んでいる講師が授業をする
集団指導塾の先生になろうとすれば、かなり倍率が高いといわれています。
有名大学を卒業していることはもちろん、教え方がうまいか・生徒に考える余地を残しているかなどたくさんのことが求められるでしょう。
そのため集団指導塾で教鞭をとっている先生は経験者が多く、たくさんの生徒の成績を上げてきた実績があります。
豊富な経験に基づいて、大多数の生徒が理解しやすい方法をとってくれるでしょう。大学を卒業していない大学生アルバイトは、集団指導塾の先生になれないことが多いです。
メリット②:勉強のモチベーションが維持できやすい
集団指導塾の場合は、たくさんの生徒を相手に一度に授業がおこなわれます。そのため生徒は、同じ環境にあるほかの生徒を常に意識せざるをえません。
「あの子は勉強を頑張っているな」「このままだとこのクラスについていけなくなるかもしれない」という焦りもあり、勉強のモチベーションを維持しやすいでしょう。
ただし、「焦らされるのは嫌だ」というタイプには集団指導塾のメリットがデメリットになってしまうかもしれません。ライバルと切磋琢磨したい生徒には、集団指導塾がピッタリです。
デメリット①:質問しにくい雰囲気がある
集団指導塾の場合、先生は授業が終わればすぐに教室から出て行ってしまうことが多いでしょう。質問に行くタイミングを逃せば、なかなか質問できないかもしれません。
また先生が授業後に教室に残っていたとしても、ほかの生徒が先生に質問していたり、ほかの生徒に質問しているのを見られたくなかったりという理由により、積極的に質問できない生徒もいます。
ただ自分からどんどん質問できるタイプにはデメリットにならないため、それぞれの性格にもよると考えたいですね。
デメリット②:休んだ場合授業内容がわからない
集団指導塾の場合、DVD講義をのぞいて代講措置が無いことが多いです。欠席したとしても、その授業の内容をもう一度受講できないでしょう。
つまり、休んだ場合は授業内容に穴を開けることになり、その際は自主学習が必要になります。特に苦手な単元で欠席してしまうと、授業についていけなくなる可能性もあるでしょう。
個別指導塾を選ぶときに確認すべきポイント
個別指導塾に通いたいと思っても、即決はしないほうがいいかもしれません。
まずは、以下のポイントを確認しましょう。
- 経験がある講師が揃っているか
- 完全なマンツーマン制度なのか
- 教科ごとに講師を選べるのか
⒈経験がある講師が揃っているか
実績のある講師が在籍しているのか、確認しましょう。また今まで担当してきた生徒からの満足度が確認できるのであれば、なおいいかもしれません。
アルバイト講師だったとしても、実績があるかを重視したいですね。また、より知識のある大学院生がアルバイト講師として働いている場合もあります。
全講師数に対して経験がある講師がどれくらいの割合いるのかも、チェックしておくことがおすすめです。「合いそうな」先生が多く在籍している塾に通うと、より確実でしょう。
⒉完全なマンツーマン制度なのか
個別指導塾とはいっても完全マンツーマンとは限りません。
先生一人当たり生徒は1人~3人まで生徒人数の幅があることが特徴です。
「ガッツリ見てもらえるならマンツーマンがいいに決まっている」と思う人は多いかもしれません。ただ、完全なマンツーマンが合うかはやはり生徒の性格にもよるでしょう。
マンツーマンの場合、常に先生は一人の生徒についています。生徒が答えを導こうと考えている時間も、先生はじっと生徒のことを見ているでしょう。
先生がずっと見ていることに「安心する・嬉しい」と感じる生徒がいる一方、「プレッシャーを感じる・問題を解きにくい」と感じる生徒もいます。
たとえば1:3の場合、1人の生徒が問題を解いているあいだに先生はほかの生徒のところへ行ってどこまで進んだのか確認してくれます。一方で先生がひとりの生徒と向き合う時間は少なくなってしまいます。
完全マンツーマンを希望しているのなら、マンツーマン授業をしてくれる塾なのか確認しておくことがおすすめです。
⒊教科ごとに講師を選べるのか
集団指導塾の場合、教科ごとにかならず先生は異なります。学校(小学校をのぞく)でも、社会の先生が理科を教えることはありません。英語と数学に関しても同じで、それぞれの分野で異なる先生が授業をしています。
しかし個別指導塾の場合は、教科ごとの講師という概念が確立しづらいといえます。ある生徒に国語を教えている先生が、別の生徒には数学を教えている…ということもありえるでしょう。
どちらの教科にも精通している先生なら、別段問題はありません。ただ、「講師の人数が少ないから」という理由で教科を兼任している場合、授業の質が低下することも考えられます。
個別指導塾に在籍する先生の人数やそれぞれの先生の得意教科は、入塾するまえに確かめておきましょう。
個別と集団の相性はそれぞれのタイプ次第!入塾前によく調べるのがおすすめ!
個別指導塾と集団指導塾は、アプローチの方法が反対だといえるでしょう。だからこそ、「どちらかが合わなければどちらかが合う」ともいえます。
たとえば集団指導塾で伸びなかった生徒が、個別指導塾で成績が飛躍的に伸びるというケースも多く報告されています。どちらが合うかよく考えて、のびのびと勉強をしてくださいね。
- 個別指導塾だからといってマンツーマンとは限らない
- 個別学習塾なら質問がしやすい雰囲気で、学習の取りこぼしが少ない
- 個別学習塾特有の大学生講師にあたれば学習の効果は薄い
168塾なら個別と集団のいいとこどりでおすすめ!
ここまで読んで結局個別か集団か決めきれない人も多いでしょう。しかし、個別指導と集団塾のいいとこどりをすることは可能なのです!168塾なら、完全マンツーマン指導でしっかりとサポートし、受験合格まで導きます。
さらに独自の学習管理システムがあるため、学習のモチベーション低下を防いでくれます。個別指導塾ですが、偏差値の低い大学生講師は在籍していません。医学部・旧帝大合格者の講師のみが、授業をしています。
講師陣のレベルが高い
講師陣は、全員医学部・旧帝大以上の実力者です。
講師たちはしっかりと研修を受けているので、授業のレベルも非常に高いことが特徴でしょう。経歴だけ見るとハードルが高く感じてしまうかもしれませんが、ひとり一人のレベルに合った指導を徹底しているので、安心して指導を受けることができます。
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気になることがあれば何でも質問できる
自習をしていると、疑問点が出てくるかもしれません。
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