高2の冬から受験勉強って、遅い?
国公立大学に間に合うのかな?
そんな気持ちでこの記事にたどり着いたあなた!ギリギリ間に合います!
この記事を読んで、冬休みから何を始めるべきかを把握して、すぐスタートしましょう!本気の1年を過ごして志望校合格を勝ち取ってください!
・高2冬からの受験勉強で国公立大に合格することは可能
・ただし今までに苦手分野がある場合、克服する計画が重要
・部活が終わってから本気出す、だと間に合わない
東北大学教育学部を在学中、「学習管理塾168塾」および「東北大専門塾Elevate」 を創業し、現在は株式会社shared 代表。これまでに200名以上を指導し、旧帝大・医学部合格者を多数輩出。
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AIを活用した学習管理システム を導入し、戦略的学習管理メソッド による個別最適化指導を展開。教育メディア「#スタシェア」を運営し、受験情報に関する情報を発信している。
高2の冬から国公立目指して受験勉強はギリギリ間に合う!
まず結論です。
「高2の冬から国公立を目指して受験勉強を始める」のは、ギリギリ間に合います。
もちろん、難関大学や国公立大学を目指す人の中には、高1からすでに受験勉強を始めている人もいます。そのため、今からスタートするのは早いとは言えません。しかし、重要なのはここからどう行動するかです。
国公立大学に合格するためには、一般的に3,000時間以上の勉強が必要と言われています。これは、平日に3時間、休日に6時間の勉強を2年以上続ける計算になるので、残り1年の今から考えると、一刻も無駄に出来ないことが分かりますね。
しかし、国公立大学は狭き門であることを忘れないでください。文科省の集計によると、国公立大学に進学する生徒数は、大学進学者のうちわずか22%しかいないのです。
この狭き門にチャレンジするのであれば、今すぐに行動を始めなければならないと分かっていただけたでしょうか。部活が終わるのを待っていてはいけません。
高2の冬からの受験勉強はこんなスケジュールで!
高2の冬からの受験勉強をどんな風に進めるか、スケジュールの例を示します。具体的な肉付けは状況によって異なりますが、概略として参考にしてください。
高2の冬休み
まずは毎日の学習習慣をつけることが大切です。「勉強体力」と言ってもいいかもしれません。机に向かって、ある程度長い時間勉強することを毎日続ける。これを最初の目標にしてください。目安は、部活がない日なら1日8時間、部活があっても1日5時間です。大みそかや正月も、できるだけこのペースを崩さないように続けましょう。
苦手科目(特に偏差値が50に達していない科目)については、基礎に戻って勉強をやり直すチャンスです。たとえば英単語をあまり覚えていない場合、冬休みの2週間をかけて1500個程度を一気に覚えてしまうこともできるでしょう。
また、志望校を、第一志望以外の難易度の低い大学も含めて決め、1月以降の模試で判定を見ていく準備をしてください。全ての大学でE判定が出るようなラインアップで判定を出しても意味がないので、C判定が1つぐらいは出るようなラインアップを用意しましょう。
高2の3学期
冬休みで学習習慣を身につけ、高2の3学期を迎えます。
この時期は、英語と数学の基礎固めを続けましょう。英語と数学は、他の科目に比べると積み重ねるべき学習量が多いです。そのため、偏差値が志望校の水準に達していない場合は重点的に取り組む必要があります。
どこから始めていいのか分からない、量が多すぎて計画が立てられない、という人は、塾などの利用も検討した方がよいでしょう。塾の高3用の授業は3学期中に始まることが多いので、いま検討するのが最もスムーズです。
独学でチャレンジする場合は、高3の10月末までに全範囲の学習が終わるよう、全教科の計画を立てておきましょう。
勉強計画の立て方については、こちらの記事を参考にしてください。
高3の春休み
高3の春休みは、学校行事が比較的少なめの時期ではないでしょうか。したがって、この時期の勉強量が、遅れを取り戻す鍵となります。
英語と数学の基礎固めを続けながら、文系の人は国語、理系の人は理科への取り組みを開始するのが望ましいでしょう。
国語は「読解のやり方」が重要です。何となく自分のセンスで読んでしまったり、解説を読んで分かった気になりがちですが、本来は正しい読み方があります。専門の先生の指導を受けましょう。
理科は根本を把握することで勉強が進めやすくなりますが、教科書を読んでもよく分からないかもしれません。自分にあった参考書を探したり、塾などで指導を受けることを考えた方がよいでしょう。
高3の6月まで
部活をしている生徒は6月まではなかなか勉強時間を多く取れないと思います。したがって、部活終了までは最低限の「英数国」または「英数理」の学習をキープしましょう。
「あれもこれもやりたい」と焦ることもあるかもしれませんが、やりたいことを思いついたらメモをしておき、部活終了後に一気にスタートする心構えを持ちましょう。
なお、部活終了直後から思い通りに時間が使えるわけでもありません。例えば部活の大会のために休んだ模試を放課後に受けさせられたり、体育祭などの学校行事が入りがちなのが6月なので注意しましょう。
この時期までに数学・英語の基礎を完璧にすることが理想的です。
高3の7~8月
高3の夏休み。この大量の時間をどう使うかで、合否が大きく左右されます。勉強時間の目安は1日10時間です。
過去問を解くことも悪くはありませんが、「何のために過去問を解くのか」の目的意識を持ちましょう。ふつう今の段階では、まだ過去問を満足に解く力はついていないと思います。しかし、現状と本番の差を実感し、この夏の勉強への危機感を高める役には立つでしょう。
夏休みの勉強時間は、「英数国」や「英数理」の他に、社会科や情報の勉強にも割り当ててください。共通テストに備えるためです。
どの科目の勉強においても、単元の学習内容を頭に入れてから問題を解くようにしましょう。たまに「先に問題を解き、解答を読めば理解できるのでは」と考える人がいますが、そんなことはありません。先に単元の内容を知ってから解く。これが鉄則です。
高3の9~10月
この時期に全範囲の学習が終わるのが理想です。事前に計画を立てて、全教科の学習をこの時期までに終わらせるようにしましょう。終わりそうにない場合は計画の見直しが必要です。受験に詳しい人に早めに相談してください。
高3の11月以降
全範囲の学習が終了した11月以降は、共通テストに向けて、演習と弱点補強に取り組みます。単に問題を解くだけではなく、解けなかった問題がなぜ解けなかったのかを分析し、次に解けるように対策を考えることが重要です。
この時期は学校でも共通テストの過去問演習が多くなると思いますが、漫然と問題を解かず、「今日の演習でどの弱点が克服できたのか」という意識を持って取り組んでください。
高2の冬からの受験勉強で注意すること
高2の冬からの受験勉強には、残された時間が1年しかないため、失敗しないための注意がいくつかあります。以下のことに注意してください。
⒈「最初からやり直す」は危険
苦手な科目は「最初からやり直す」と考えがちですが、これは挫折しやすい方法です。
例えば、数学をIAの初めからやり直そうとすると、途中で嫌になってしまう可能性が高いです。英語でも同様に、漠然と中学英語からやり直すと、高校内容に達する前に挫折しやすいです。
⒉最近の学習内容から戻っていく方が無難
おすすめは、いま学校で習っている内容の近くからやり直すことです。これにより、自分の学習と学校の学習の関連が見え、モチベーションを保ちやすくなります。
また、個人面談をしっかり行ってくれる塾に通うのも一つの手です。自分に本当に必要なところから指導を受けられるからです。
⒊計画通り進められるよう、誰かの助けがある方がいい
高2の冬まであまり勉強していなくて、今からの1年で巻き返すのは難しいことです。
「的確な計画を立てる」「それを実行し続ける」「計画の修正をする」という作業は、社会人でも難しいもの。したがって、学校や塾の先生の助けを借りて、計画を進めていくことをおすすめします。
最近、計画作成から進捗管理を代わりに行なってくれる塾があります。誰かにやるべきことを明確化して欲しい人はぜひチェックしてみてくださいね。
高2の冬、今すぐ始めるべきこと
高2の冬から始める受験勉強についての重要なポイントをお伝えしました。国公立大学を目指すなら、今すぐやるべきことがたくさんあると分かっていただけたでしょうか。
高2の冬から始めるべきことまとめ
- 学習習慣を身につける
冬休みの目安は1日8時間(部活がない日)・5時間(部活がある日) - 英数の基礎を補う
英単語を一気に1500個覚えてしまうなど - 第二志望以下も決める
1月以降の模試で判定を出すため
今がスタートのタイミングです。しっかりと計画を立て、目標に向かって頑張りましょう!この記事を最後まで読んだあなたならできます。未来のために、今すぐ行動を始めましょう。
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