東大なんて無理だけど憧れる、、、
入りやすい学部があるなら知りたい
「東大」と聞くだけで、無理だ、ありえない、と考えてしまいそうですが、東大にも入りやすいと言われている学部も存在します。
「東大ってどうなんだろう、挑戦してみたいけど…」と考えている人や進路選択に悩んでいる人もぜひ最後まで読んでみてください!
・東大の入りやすい学部は①文科三類②理科二類
・東大入試は共テ8割&二次重視
・入りやすい学部でも進路はさまざま

東北大学教育学部を在学中、「学習管理塾|168塾」および「東北大専門塾Elevate」 を創業し、現在は株式会社shared 代表。これまでに200名以上を指導し、旧帝大・医学部合格者を多数輩出。
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AIを活用した学習管理システム を導入し、戦略的学習管理メソッド による個別最適化指導を展開。教育メディア「#スタシェア」を運営し、受験情報に関する情報を発信している。
東大の入りやすい学部

東大は学部ではなく「科類」で分けられます。
今回は入りやすい「科類」について紹介していきます。
東大の入りやすい科類はずばり
①文科三類 ②理科二類です。
文科三類が入りやすい理由

文科三類は文科一類、二類と比べ、ボーダー得点率が低い
文科三類は文科一類、二類と比べ、微々たる物ではありますがボーダー得点率が低いです。
その分、文三を狙う人も多く、倍率は文系科類では1番高い3.2倍になっています。
一部では、東大の文科の難易度の差はほぼ横並びという意見や、二類と三類はほぼ同じ程度という意見もあるようですが、入試の数字を考慮すると文科三類が入りやすいと言えるでしょう。
文科三類は後期課程で文学部や教育学部に進む学生の割合が高くなっています。ちなみに文科一類は法学部、二類は経済学部に進むのが一般的です。
日程 | 科類 | 合格者最高点 | 合格者最低点 | 合格者平均点 | 満点 |
---|---|---|---|---|---|
前期 | 文科一類 | 979(98%) | 717(72%) | 860.72(86%) | 1,000点 |
文科二類 | 978(98%) | 725(73%) | 862.34(86%) | ||
文科三類 | 973(97%) | 774(77%) | 859.12(86%) | ||
理科一類 | 990(99%) | 808(81%) | 896.17(90%) | ||
理科二類 | 979(98%) | 814(81%) | 878.80(88%) | ||
理科三類 | 989(99%) | 770(77%) | 901.43(90%) |

第一段階合格者のデータから、最低点は文科三類が1番高く、学部自体の難易度の低さで文科三類を選んでいるというわけではなく、受験者の皆さんしっかり準備をし、受験に挑んでいることがわかります。
理科二類が入りやすい理由
・理科二類は理科一類、二類と比べ、ボーダー得点率が低い
東大理科の共通テストボーダー得点率を見ると、理科一類が90、三類が93、二類が89なので、一番数字が低い理科二類が入りやすいという風に考えられます。(「文科三類が入りやすい理由」グラフ参照)
また理科二類は合格最低点は理系科類の中では1番高いです。(パーセンテージで見ると1類と同じ81%)
下のページをご参照ください!
第1段階選抜の合格者の成績(共通テスト得点)
理科一類の人は主に物理や化学系学部、三類は医学部、二類は生物・科学系学部に進みます。



最難関が三類(医学部)、それに次ぐのは一類(物理・化学系学部)で、3つのなかで最も難易度が低い学部を挙げるとすると、理科二類というように考えられているようです。
東大カリキュラムについて


東大のカリキュラムは、 1、2年次は全員教養課程、2年生の終わりに後期課程でどのようなことを専攻するのかを決める「進振り(~振り分け)」という制度があるのが特徴で、他の大学とは大きく異なります。
1、2年次(前期課程)は全員教養課程
東大は大学での4年間が1、2年生が前期課程、3、4年生が後期課程というように分かれていて、1、2年生の期間は全員が教養学部に所属します。3年生になるときに、それぞれの専攻分野に分かれた学習が始まります。
3、4年生(後期課程)になる前に進振り制度がある
東大では後期課程で何を専攻に学ぶかを決める進振り(進路振り分け)という制度があります。
それぞれの科類別に行きやすい学部の大枠は決まっています。しかし、どの科類からも、全学部へ進学は可能で、文転や理転もできます。
ただし、進振りは入学してから2年生までの成績が重視され、成績の順に後期課程でどの学部に進めるのかが決まります。受験勉強を頑張って無事入学できたと安心しているまもなく、入学後からまた後期課程の進路選択に向け、勉強に励まないといけません。
大変そうにも感じますが、入学後にやりたいことや目標が見つかって、大きく進路変えたいという場合も、成績さえよければどんな進路にも舵を切れるということです。
大学に入ってから後期課程に入るまで、自分の将来についてしっかり向き合うことができます。
東大入試に成功するには


東大入試合格には共通テスト8~9割、二次試験でもしっかり点数を取れる準備が必要です。
また、推薦入試を受けるという選択肢もあります。
共通テスト8~9割を超える対策が必要
東大を目指すなら、共通テストでは8~9割取れるような対策が求められます。
東大は一般選抜(前期日程)は出願者が一定数を超えると、共通テストの得点で「第1段階選抜」が実施されます。
そのため合格できるギリギリの点数では、第1段階選抜で落ちてしまう可能性があります。
もう一点、東大受験で共通テストについて注意すべきなのが、点数が圧縮されるという点です。共通テストの点数は、1000点満点から110点にまで圧縮され、二次試験との配点の比率が1:4にまで縮小します。
そのため、東大入試において共通テストは第1段階選抜を突破するための手段に過ぎず、最終合格には共通テストの点数はあまり大きく影響はしないということになります。
第一段階選抜そして、点数の圧縮を考慮して、最低でも共通テスト8~9割を取って、まずは第1段階選抜を突破できる、周りと絶対的な差をつけられるような準備が必要です。
とにかく二次試験が重要
先述にもありますが、東大入試では共通テストの点数よりも二次試験の点数のほうが重要視されます。
その東大の二次試験と言えば、科目が多い点が特徴です。
文系でも数学が出るうえ、問題がかなり難解と言われ、国公立では唯一地歴が2科目あります。理系でも英語、数学、理科に加え、国語も課されるなど、他の大学入試よりも圧倒的に広い範囲の対策が必要となります。
またどの教科も試験時間に対し、問題量も多く、時間との勝負にもなります。
自分が確実に点数が取れる問題がどのような問題か、解く順番はどうするか、を自分に合った受験の対策を考えなければいけません。
東大は推薦入試もある
東大でも2016年から推薦入試が実施されていて、東大が課す推薦要件を満たす学生であれば推薦入試を受けられます。推薦入試は一般入試とは異なり、学部ごとでの募集になっているのが1つ大きな特徴です。
毎年、既定の募集人数程度の学生が推薦入試により東大に入学しています。
大体どの学部も10人、医学部は医学科、健康総合科学科を合わせても募集は5人程度となっていますが、工学部は30人程度の募集がされています。
もちろんその分志願者数も多くはなっていますが、他の学部よりも入れる門の広さは大きいため、理科一類や二類に興味がある人は推薦入試を検討してみても良いかもしれません。
入りやすい学部の進路は?


東大は大学4年生まで通ったのち、大学院に進む学生も少なくありません。
就職する人のカテゴリーは幅広く、さまざまな業種に就いています。
文系の学部からは金融業・保険業、学術研究、専門・技術サービス業に就く人が多く見られます。理系学部でも工学部からは就職する人も多く、電気・ガス・熱供給・水道業や、製造業、サービス業に進む人など、進路に偏りがあるわけではなく、さまざまです。
東大に行くからと言ってこうでなければ!ということはなく、自分の学びたいことややりたいことを探して皆さんそれぞれの道に進んでいることがわかります。
今こそ狙い目!憧れの東大に挑戦しよう!


東大の入りやすい科類は、文系なら文科三類、理系なら理科二類です。
入りやすいと言っても、東大ですので、受験への対策は必要ですし、かなり試験範囲は広範囲なので、早めからの対策が合格へのカギを握ります。
東大を狙えるほどの成績の「偏差値70」についての記事もご覧ください!


東大と比べて話されることが多い「京都大学」「一橋大学」「東京科学大学(2024年に東京工業大学から変更)」についての記事は以下です!


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