【保護者向け】高校受験で塾に行かないってどう？判断方法を徹底解説

このようなことを考えていませんか？

塾に通わせることを迷っている保護者の方向けに、塾に通っている中学生の割合、独学で勉強するメリット、デメリット、効果的な学習方法をまとめましたので、ぜひ最後まで読んでくださいね。

塾なしで高校受験する中学生は少数派

文部科学省の調査によると、中学生で学習塾に通っている割合は、高校受験が迫ってくるにつれ増加傾向にあり、中学3年生になると約65%以上が塾に通うとのデータがあります。

中学1年生	45.1%
中学2年生	50.9%
中学3年生	65.2%

このように中学生で塾に行かない子は少数派であることがわかります。

塾なしで高校受験するメリット

それでは塾なしで高校受験をするメリットはどのようなものがあるのでしょうか。

以下に、メリットをいくつかご紹介していきます。

❶塾代を節約できる

塾に行かないことによって、塾にかける費用を節約することができます。

中学生の塾の授業料平均相場は月間3〜6万円ほどなので、年間約36〜60万円ほどの支出を抑えることができます。

❷通塾時間を減らすことができる

学生にとって、塾への通塾時間も貴重です。

塾への往復の通塾時間がなくなることによって、その分勉強時間に充てることができるというのも塾に通わないメリットの一つでしょう。

❸自分のやり方で勉強することができる

塾に通わないことで、良くも悪くも自分のやり方で勉強をすることになります。

人の指示を受けるのが嫌いな子や、自分の勉強方法に自信がある子は、塾に通わないことで邪魔されずに自分のやり方で勉強ができることもメリットの一つとして考えられるでしょう。

塾なしで高校受験するデメリット

❶刺激が少なく、モチベーション維持が難しい

塾に通うことで同じ目標を持った友達や競争相手に出会えることは多いです。その相手に負けじと自分も頑張ろうと、勉強へのモチベーションにつながることがあります。

また、塾の先生が直接、生徒のモチベーションを高めるような話をしてくれることもあります。このように塾に通うことで普段学校では得られない刺激をもらえる可能性があります。

塾に通わないという選択を取ることは、自分でモチベーションの管理をするということであり、それが難しい人は何らかのサポートを受けることをお勧めします。

❷間違ったやり方で勉強していた時、修正されることがない

成績を効果的に上げていくためには、自分の勉強計画や勉強のやり方を振り返り、改善させていくということがとても大切になります。

塾に通えば、受験知識豊富な講師から勉強方法についてのアドバイスや、効果的な計画の立て方などを個別に教えてくれることがあるでしょう。

そして中学生はまだ勉強方法が確立していないことが多いです。

勉強方法が確立していない状態で勉強するということは、危険な状態である可能性も大いに考えられます。

塾なしで高校受験を成功させる方法

さて、ここまで塾なしで受験をするメリット・デメリットについて確認してきましたが、独学で高校受験を成功させるのは厳しいのでしょうか。

決してそんなことはありません。上手に学習環境を整え、効果的な勉強法のもと勉強することで十分に志望校合格を叶えられます。

受験を成功させるための具体的なおすすめの方法をご紹介していきます。

1.オンライン教材を使う

インターネットが発達して、たくさんの情報が共有される世の中になりました。例えば、スタディサプリといった映像授業配信サービスや、Try IT（トライイット）というYoutubeで無料授業を視聴できるようなチャンネルもあります。

独学でもこのようなオンライン上の教材を常に活用することによって、効果的にインプットをすることができるでしょう。

2.学習アプリを使う

学習アプリケーションを活用するのもおすすめの方法の一つです。

学習状況を記録し、全国のユーザーと共有できるstudyplusや、学習状況を管理できるstudy castといったアプリを使うことで、学習をより効果的に進めることができるでしょう。

ぜひお子様に、知っているか聞いてみてくださいね。

3.模試を活用する

全国で様々な模試が行われており、その模試を活用することもおすすめの方法の一つです。

模試を受けることのメリットは以下のようなものがあります。

このように模試を受けることによって、自分の現在地を確認したり、目標との距離（何が必要か）を把握することができます。

中学生で受けられる有名な模試は以下のようなものがありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

模試名	受験回数 （年間）	受験費用	対象者
全国統一中学生テスト（東進ハイスクール）	年2回	無料	中学1〜3年生
合格可能性判定模試（進研ゼミ）	年3回	無料（入会が必要）	中学2・3年生
学力診断テスト（Z会）	年に数回	無料（入会が必要）	中学1〜3年生
学力測定テスト（早稲田アカデミー）	年3回	無料（有料もあり）	中学1〜3年生
駿台中学生テスト（駿台）	年4〜5回	有料	中学1〜3年生

保護者としてのサポートと関わり方

高校受験を塾なしで成功させるためには、保護者様のサポートが必須です。

保護者様が意識すると良い関わり方をご紹介していきますね。

学習環境の整備

まずは、お子様にとって学習環境が整っているのかを確認することがとても大切です。いつも使う学習机が整っていなかったり、勉強部屋が散らかっていたりすれば、勉強の効率は落ちてしまいます。

そして今の中学生にはスマートフォンやゲームといった誘惑などもあるでしょう。お子様にとってどのような学習環境が理想なのかを配慮してあげるのも良い関わり方の一つです。

規則正しい生活習慣を送れるようにサポート

極度に生活習慣が乱れていたら、勉強どころではなくなってしまうでしょう。

例えば、学校から帰ってきてすぐに睡眠をとり、深夜から勉強をやり始めて、朝眠くなりながら学校に行く。こういった昼夜逆転の生活を送ってしまうと、勉強の質は悪くなり、受験本番に力を発揮できなくなってしまうでしょう。

朝、早い時間に起きて、学校に行き、夜は早めに寝るように生活習慣の助言をしてあげるのもとても良い関わり方の一つです。

励ましとサポートでモチベーションを保つ

模試などで成績が悪かった時は、とても落ち込んでしまうものです。

仮に塾に行っていれば感情的なサポートと、効果的な改善方法を示してくれる先生がいることでしょう。しかし独学となると、お子様は1人で結果を受け止め、自ら改善策を考えていかなければならず負担がとても大きいものです。

もし、受け止めきれないような結果を取ってしまった時などは、ぜひお子様の気持ちに寄り添ってあげて励ましの言葉をかけてあげるなどのサポートをしてあげてくださいね。

独学で成績が上がらなかったら塾に行く選択を！

ここまで中学生が塾に行かない場合のメリットやデメリット、効果的な学習方法についてご紹介してきました。

塾に行かずに成功する人もいれば、独学が合わない人もいます。

もしお子様が、独学で成績が上がらない場合や、勉強習慣をつけるのが難しい場合などはぜひ塾に通うことを検討してみてくださいね。

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