子どもが不登校になったんだけど、何が原因なんだろう?
子どものことをサポートしてあげたい。
親はどんなことをしてあげたらいいものなの?
子どもが学校に行かない日々が続くと、漠然と不安を感じる保護者様は多いのではないでしょうか。
不登校という選択を取っている学生は意外と多くいます。しかし、その原因は一人ひとりで異なるためさまざまです。
不登校になった原因が何なのかをしっかり把握することが大切です!詳しく解説するので、確認していきましょう。
この記事では、不登校になる原因や保護者ができる子どものサポート方法について紹介していきます。
不登校で悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね!
・不登校の原因ははっきりしないことも多い
・いじめ以外の原因が大部分
・周囲に相談しながらサポートすることが大切
東北大学教育学部を在学中、「学習管理塾168塾」および「東北大専門塾Elevate」 を創業し、現在は株式会社shared 代表。これまでに200名以上を指導し、旧帝大・医学部合格者を多数輩出。
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不登校の子どもの現状
一昔前までは不登校というと特別視されることが多くありましたが、実は最近では不登校という選択を取る子供も増えてきています。
不登校に対する考え方そのものが以前とは少し変わってきていますよ。
まずは今の世の中の不登校の子どもたちの現状について知っていきましょう!
年々不登校の子どもの割合は増えている
近年、不登校の児童生徒数は増加傾向にあります。
文部科学省の調査によれば、主な要因として「無気力・不安」が小学生で50.9%、中学生で52.2%を占めています。また、「生活リズムの乱れ・遊び・非行」も小学生で12.6%、中学生で10.7%と報告されています。
いじめなどの明確な理由ではなく、やや漠然とした印象の要因が半数を占めているのが特徴的ですね。不登校になる背景に多様な要因が存在することが推測できます。
不登校に寛容な時代になっている
不登校に対する社会の理解は深まり、学校や地域の支援体制も整備されています。保護者が一人で悩まずに相談できる環境が増え、地域の支援センターや専門機関のサポートも充実しています。
子どもの気持ちに寄り添い、無理に登校を促さずに支えてあげることが大切です。学校に行きたくないと子供が伝えてきたら、まずは「気持ちを教えてくれてありがとう」と感謝を伝えるようにしましょう。
どんな時でも家庭を安心できる場所にし、子どもの気持ちを大切にしながら温かく見守ってあげてください。
【1-10位】不登校の原因ランキング!
不登校になる原因は一人ひとり違い、さまざまな要因が複雑に絡み合っているケースが多いです。
ここからは、子どもが不登校になる主な原因をランキング形式で紹介していきます。
1位:無気力
2位:生活リズムの不調
3位:精神的に不安定
4位:学業への不安
5位:友人関係トラブル
6位:親子関係トラブル
7位:転編入学・進級時の不適応
8位:家庭生活の変化
9位:あそび・非行
10位:発達障害に関連した問題
それぞれの特徴や保護者が取るべき対応について解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください!
1位:無気力
学習や学校生活に対する興味や意欲を失い、無気力な状態が続くことで登校が難しくなるケースが最も多いです。原因はストレスや過度な期待、成功体験の不足などが考えられます。
保護者は子どもの小さな成功を認め、「できるようになってすごいね」「がんばってるね」などと声をかけて自己肯定感を育むことを大切にしましょう。
好きなことや得意なことを一緒に見つけてあげることで、少しずつ前向きな気持ちになれます。焦らず、ゆっくりと見守ってあげてください。
2位:生活リズムの不調
夜型生活や睡眠不足が続くと、朝起きられずに学校に登校することが困難になります。
現代ではゲームやスマホの使用時間が影響していることも多いため、無理のない範囲で生活リズムを整える工夫が必要です。
たとえば朝に何か楽しみを作り、一緒に早起きをし、その分「今日は朝早かったから少し早めに寝ようね」と優しく促すなど工夫してみましょう。
朝は無理に起こすのではなく、自然に目覚めるようサポートするのも効果的です。少しずつ規則正しい生活を取り戻せるよう、家族全体で協力する姿勢を見せるようにしてください。
正しい生活習慣を作ってあげることがメンタル不調を治すきっかけになるかもしれません!
3位:精神的に不安定
不安や緊張が強く、学校で過ごすことに対して強い不安を感じる子どももいます。新しい環境や人間関係の変化がきっかけになっているケースが多いです。
子供の不安を汲み取り、「無理しなくても大丈夫だよ」と伝えて安心できる環境を作ってあげましょう!
好きなことに取り組む時間を作ることで、リラックスできる時間を増やし、不安の軽減につなげるのも一つの手です。状況に応じてカウンセラーや専門機関への相談も検討してください。
4位:学業への不安
授業の内容についていけない、成績が伸びないといった学業面での不安が原因で登校を避けるケースもあります。この場合、周囲と比べて劣等感を感じてしまっている可能性が考えられます。
保護者は「わからないところ一緒に考えてみていい?」などと声をかけ、無理に勉強をさせるのではなく、子どものペースに合わせたサポートが必要です。
得意な科目や好きな分野から勉強を始め、小さな成功体験を積ませてあげることが学習意欲の向上につながります。褒める機会を意識的に増やしてみてください。
プロの力に頼るのも良いきっかけになるかもしれません。ぜひ検討してみましょう。
5位:友人関係トラブル
友達との関係がうまくいかない、仲間外れやちょっとしたケンカが原因で不登校になってしまうこともあります。友人関係の悩みは子どもにとって非常に深刻な問題であり、心身に大きな影響を与えます。
子供が話してくれたらじっくりとその話に耳を傾け、
「話してくれてありがとう。」「一人で抱えて辛かったよね。」と
共感と感謝を伝えてあげましょう。
そのうえで、状況によっては学校や専門機関と連携し、解決に向けたサポートを徹底的に行いましょう。保護者が子どもを全力で守ると決意し、その背中を見せることが子どもにとって一番強い心の支えになります。
6位:親子関係トラブル
親子間のコミュニケーション不足や過干渉、厳しいしつけがストレスとなり、不登校につながることがあります。日々の小さなすれ違いが積み重なり、子どもが家庭に居場所を感じられなってしまっているケースも珍しくありません。
まずは子どもの気持ちを受け止め、「今何が辛くなっちゃってるかな?」と穏やかに話しかけてみてください。感情的にならず、冷静に対話を重ねることが大切です。
時間はかかると思いますが、少しずつ信頼関係を修復し、安心できる家庭環境を子どもと一緒に築いていきましょう。
7位:転編入学・進級時の不適応
転校や進級などで環境が大きく変わると、適応に時間がかかることがあります。
新しい友人関係や学習内容に不安を感じやすいため、「少しずつ慣れていこう」と見守り、サポートしてあげることが重要です。無理に新しい環境に適応させようとせず、子どものペースを尊重しましょう。
必要に応じて担任の先生やスクールカウンセラーとも連携し、子どもが安心して過ごせるようなサポート体制を整えてあげてください。
8位:家庭生活の変化
引っ越しや家族構成の変化、親の離婚など、家庭環境の変化は子どもに大きな影響を与えます。生活が急激に変わることでストレスや不安や戸惑いを感じ、学校生活を送るのが困難になることも少なくありません。
「急に環境変わっちゃって大変だよね。大丈夫?」と気持ちに寄り添いながら確認し、変化に対する不安を和らげる工夫を子どもと一緒に考えるようにしましょう。
できるだけ日常のリズムを崩さず、安定した生活環境を維持することで安心して過ごせるようになりますよ。
9位:あそび・非行
遊びや非行にのめり込み、学校生活よりも外の世界を優先することで不登校になるケースがあります。
興味や関心の対象が変化する思春期には、無理に制限せず「どんなことが楽しいの?」と子どもの行動や考えに興味を持って接することを心がけてください。
頭ごなしに叱るのではなく、適切なルールや約束事を一緒に考え、家庭での信頼関係を築きましょう。バランスの取れた生活が送れれば、少しずつ学校生活へ戻れるようなるはずです。
10位:発達障害に関連した問題
発達障害の特性により、集団生活や学習面で困難を感じ、不登校になることがあります。
子どもが苦手と感じることや困りごとを理解し、無理に改善を求めないことが大切です。うまくできないことで一番苦しんでいるのは子ども自身です。「困ったことがあれば何でも言ってね」と優しく声をかけ、安心感を与えましょう。
家庭だけで抱え込まず、専門機関や医療機関と連携することも大切なことです。子どもの特性に合った専門的な支援を受け、学校生活への不安や困難を少しずつ和らげていきましょう。
保護者が子どもにできるサポート方法
不登校の子どもを支えるためには、保護者のサポートが欠かせません。子どもの気持ちに寄り添い、適切な環境を整えることで、少しずつ前向きな気持ちを引き出しましょう。
具体的な行動を紹介するので、ぜひできそうなことから取り組んでみてくださいね!
1,子どもに寄り添う姿勢を持つ
まずは子どもの気持ちに寄り添い、安心して相談できる環境を整えることが大切です。
「何があっても絶対に味方」ということが、言わなくても伝わる関係になっていると、子どもは自然と自分の気持ちを素直に話してくれます。
話は否定せず、共感しながら聞く姿勢を示してください。小さな変化や前向きな行動が見られたときは、「すごいね!」と、ほめるタイミングを見逃さないようにすることも重要です。
保護者の温かいサポートが何よりの安心感を与え、徐々に自己肯定感を高められるようになりますよ。
2,専門機関と連携を取る
不登校の問題は家庭だけで抱え込まず、専門機関と連携することも重要です。
教育支援センターやカウンセリング機関など、専門家の助けを借りることで、子どもに合った支援が受けられます。「一緒に相談してみない?」と提案し、無理のない範囲で専門機関につなげましょう。
保護者自身も専門家に相談することで、不安や悩みが軽減され、より良い対応ができる余裕が生まれます。早めの相談が、子どもにとっても大きな支えとなるはずです。
3,生活習慣を整える
規則正しい生活リズムを整えることは、心と体の安定につながります。
夜更かしや不規則な食事が続くと、気力や体力も低下してしまいがちです。「明日の朝一緒に〇〇してみない?」、「今日は朝早く起きてくれたから少し早めに寝ようか」など、無理のない提案から始めてみましょう。
朝の光を浴びる習慣や、バランスの取れた食事は生活リズムの改善に効果的です。保護者が一緒に取り組むことで、子どもも自然と前向きに生活習慣を整えられるようになるでしょう。
4,学力面のサポートをする
学業への不安が不登校の原因になっている場合は、子どもが負担に感じない範囲で無理なく学力面をサポートすることが必要です。無理強いしてしまうと拒む気持ちが強まるので、注意が必要です。
「わからないところを一緒に考えてみよっか」と声をかけ、子どものペースに合わせた学習を進めましょう。また、得意な科目や好きな分野から取り組むことで、勉強への抵抗感は和らぎます。
家庭学習やオンライン教材を活用し、無理のない範囲で学習環境を整え、少しずつ自信を取り戻せるようにサポートしてあげてください。
家庭だけで抱え込まずに、多方面に相談を!
この記事では、不登校の原因や保護者ができるサポート方法について詳しく紹介してきました。
不登校の原因は一人ひとり異なります。たとえば「無気力」が原因だとしても、そうなった背景には様々な思いがあるはずです。
無理に解決しようとせず、子どもの気持ちに寄り添うことが何よりも大切です。様子を見ながら、必要に応じて専門機関や地域の支援を積極的に活用して専門的なサポートを受けることも検討してみてください。
「子どもと一緒に乗り越える」ことを意識し、家庭だけで抱え込まずに少しずつ前へ進んでいきましょう。
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