医学部受験は社会人からでも間に合うかな…
前例はあるかな…
医学部受験は難易度が非常に高いです。働きながら受験する方、休職・退職して受験する方どちらも現役生・浪人生と同様またはそれ以上に受かるのが難しいです。この記事では社会人が医学部に合格できる可能性や医学部の再受験、最適な大学の選び方について説明していきます!
1.大学選びに十分すぎるほど時間をかけましょう
2.自分に適した受験方法を選択しましょう
3.合格後の自分の姿を明確に想像しておきましょう

独学で東北大学医学部に現役合格。指導経験の中で、“塾外の時間”の使い方こそが成績向上の鍵だと気づき、168時間に着目したオンライン学習管理塾「168塾」、東北大専門塾「Elevate」を創設。全国の受験生を支援している。
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現在は東北大学大学院加齢医学研究所にて、脳科学と教育を融合させた研究を行うと同時に、東北大学病院 認知症外来で診療に携わる現役医師でもある。学術と現場の両視点から、「自走力を育む学習法」の確立を目指し、受験にとどまらない“生きるための学び”を提唱。

東北大学教育学部在学中、自身の浪人体験から、モチベーション支援や学習戦略の大切さに気付き、オンライン学習管理塾「168塾」と東北大専門塾「Elevate」を共同創設し、IT技術を活用した学習管理で全国の受験生を支援している。
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現在は教育メディア「#スタシェア」の運営を行いながら、プロダクト開発と現場支援を両輪に、学びの選択肢と質の向上に取り組む。
医学部の再受験の難易度は?

具体的にどれくらい医学部の再受験が難しいかわからないですよね。
医学部の難易度
まず医学部はそもそも難易度が高いです。受験者のレベルや倍率で合格するのが難しいです。
例えば東北大学の医学部では、共通テストの得点率は8割後半です。二次試験は理系学部は共通しているのですが、理学部や工学部は二次試験得点率が例年約6割であるのに対し、医学部医学科は約7割で、年度によってはほとんど8割ということもあります。医学部受験者のレベルの高さがわかりますね。
両立の難しさ
働きながら受験することを考えている社会人の方は仕事などと両立する必要があります。再受験の精神的なハードルが、普段の職場のストレスに加えられるので、現役生・浪人生よりも勉強時間を確保するのは難しいです。
周りの環境も受験勉強する人はほとんどいないので、切磋琢磨する仲間がいないのはつらいです。
休職・退職する人の場合
医学部を受験するときに休職・退職する方も多いと思います。現役生・浪人生と同じ勉強時間を確保できるようになりますが、自分のキャリアをストップさせる、受験に失敗したときに収入源がないまま多くのお金を失ってしまうリスクもあります。受験をあきらめたときに戻る場所がないのが不安材料になる人もいますね。

社会人の再受験方法は?

社会人にもいくつか受験方法があります。自分に最適な方法を選びましょう。
一般入試
得点の高い順で合否が分かれる、一般的な試験です。募集人数も多く、受験資格も高校卒業をしていればよいので、受験ハードルは低いでしょう。ですが社会人からの合格者を出していない大学もあるので、気を付けて受験校を選びましょう。
学士編入
医学以外の学問を修めた卒業生、または卒業見込みの人が対象である入試方式です。国立大学の合格者は、2,3年次から編入することになります。共通テストを受ける必要がなく、大学別の試験のみで合否が分かれます。ただ、この試験では生命科学や物理化学など一般試験の試験科目とは違うものが多く、対策は一般入試よりもしづらいです。

社会人が再受験した前例は?

当塾のコーチで医学部に社会人から再受験して合格した前例があります。その受験期の生活についてインタビューしたのでいくつか紹介します。
企業で働きながら勉強を続け、医学部に合格したコーチのKさんを紹介します。
受験期のスケジュール

受験期のスケジュールを教えていただけますか?



平日は早起きして2時間勉強して出勤して、帰ってからも2時間程度勉強していました。休日は10~12時間程勉強していました。



どうやってモチベーションを保っていたんですか?



一回でもだらけたらズルズルいっちゃいそうで、何とか我慢していました。
仕事を辞める選択肢は?



退職するという選択はなぜしなかったのでしょうか?



自分を追い込むことで力を発揮できる人もいますが、自分はそうではなく逆に不安になってしまうと思ったので、退職はしませんでした。



なるほど。では退職しないで勉強・受験するということを他の人におすすめは出来ますか?



その人の状況・学力次第ですが、元々文系だった方や自分の学力と学校との差がとても大きい場合はかなり難易度の高い挑戦になることを覚悟したほうが良いと思います。
再受験で特に大変だったこと



再受験に挑戦してみて最も大変だったことは何ですか?



周りに自分と同じように受験する人がいないのもつらかったですが、やはり本業との両立はしんどかったです。受験生よりも勉強時間は確保できなかったので、眠気・疲れと戦いながら勉強していました。自分が最大限できる計画を毎週立て、それをこなしていました。
社会人は医学部に働きながら通える?


医学部に合格してからも続けてきた仕事を続けられるかを説明していきます。
入学後の時間割
医学部の時間割は職に就きながら通うのは難しいです。もし休職・退職せずに合格したとしても、平日の日中の時間はすべて授業があるので、夜に勤務する人ではない人は退職することが普通になるでしょう。
臨床医の副業禁止
医学部を卒業し、医師国家試験を受けてから臨床医として2年間勤務する必要があります。そこでは副業は禁止されているので、もしそこまで休職・退職せずに働いてきたとしてもそこでやめなければなりません。もちろん臨床医として働けば収入が入るので、金銭的な問題はなくなってくるとは思います。
社会人のおすすめする医学部の大学は?


合格者全体に対し、22歳以上の年齢が多い大学が社会人におすすめできる大学として紹介します。
信州大学
この大学は再受験生に対して寛容な大学です。また、受験科目の面接ではよっぽどのことがない限り満点を取ることが出来ます。年齢などで全く区別することがないのは、再受験生に寛容であると言えます。また、2023年の入試の22歳以上の合格者は13/120で10%程です。
滋賀医科大学
この大学も再受験生に寛容であると言えます。2023年度の22歳以上の11/95です。22歳以上の受験者数も多く、再受験生にとって魅力的な大学であると言えます。面接の配点はなく、集団面接で意欲的に発言する必要があったりと対策が必要です。
この他にも22歳以上の合格者が10%を超える大学がいくつかあるので、自分が受ける大学がどれくらい再受験生の合格者を出しているのかなどを調べてみましょう。


医学部を再受験するときに注意するポイントは?


医学部を再受験するときの大学選びのポイント・まとめを説明します。
大学選びに十分すぎるほど時間をかけましょう
大学選びには慎重になりましょう。仕事と両立するにしろしないにしろ、自分のライフスタイルに合った大学や、試験が得意かを念入りに調べましょう。キャリアを止めること、失敗したら多くの時間とお金を失うことなどリスク・デメリットは医学部に合格するメリットに匹敵します。
もし迷ってしまう場合は、受験のプロに聞いてしまうのが手っ取り早い場合もあります。
自分に適した大学を選びましょう
自分が試験で点を取れる大学、そして当たり前ですが自分が6年間通いたいと思える大学を選びましょう。引っ越しがすぐできるのか、仕事はできる限り続けるのか、再受験者・多浪生はいるのかも大事です。
自分の実力をしっかりと測りましょう
自分の実力をしっかりと認識し、地に足のついた計画を立てることも大切です。文系出身や自分の学力と相当離れた医学部を受験する場合に、休職・退職しないで合格するのは非常に難しい場合があります。むやみに勉強せず、計画をしっかり立てた状況で勉強しましょう。
もし自分で計画を立てるのが苦手な場合や、自分の学力とその大学との差があまりわからない場合は受験のプロに相談するのが手っ取り早いです。大学を一緒に慎重に選びましょう。


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