勉強時間は1日何時間?高校生の実データと受験までの総時間の計算【2026年最新】

受験生って、1日何時間くらい勉強すればいいんだろう。ネットの数字がバラバラで、どれを信じればいいのか分からない…
受験が近づくと、1日に何時間勉強すればいいのかが気になってきます。調べると「1日〇時間」「合格には〇千時間」といった数字がたくさん出てきますが、出どころがはっきりしないものや、塾や予備校が独自に集めたアンケートの数字も多く、自分にそのまま当てはまるのか判断しにくいところです。
そこでこの記事では、国の統計である総務省の社会生活基本調査と、同じ親子を2015年から毎年追いかけている東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所の調査を使い、高校生が実際にどれくらい勉強しているのかを確かめます。そのうえで、2027年1月の大学入学共通テストまでの残り日数から、受験までに勉強できる総時間を計算する方法を紹介します。
- 2025年の調査で、高校生の学校外の学習時間は学校がある日で1日平均97分(宿題37分・宿題以外の勉強41分・塾19分)。2015年より22分減った
- 受験までの総時間は「平日の日数×平日の時間+休日の日数×休日の時間」で出せる。2026年11月1日から共通テストまでは76日で、平日3時間・土日8時間なら333時間
- 1日何時間という正解はない。総時間を出し、やりたい量と比べて1日の時間を決める

独学で東北大学医学部に現役合格。塾講師として指導を行う中“塾外の時間”の使い方こそが成績向上の鍵だと気づき、1週間=168時間に着目したオンライン学習管理塾「168塾」を創設。全国の受験生を支援している。
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現在は東北大学大学院加齢医学研究所にて、脳科学と教育を融合させた研究を行うと同時に、東北大学病院 認知症外来で診療に携わる現役医師でもある。学術と現場の両視点から、「自走力を育む学習法」の確立を目指し、受験にとどまらない“生きるための学び”を提唱。
高校生の勉強時間は、学校がある日で1日97分(2025年調査)

みんな、家でどれくらい勉強しているんだろう?
東京大学社会科学研究所とベネッセ教育総合研究所は、全国の小学1年生から高校3年生までの同じ親子を2015年から毎年調べています(子どもの生活と学びに関する親子調査)。2025年7〜9月の調査で、高校生が答えた学校がある日の学校外の学習時間は、1日平均97分でした。学校の宿題、宿題以外の勉強、学習塾の3つを足した時間で、学校の中で勉強する時間は含みません。
| 項目 | 2015年 | 2025年 |
|---|---|---|
| 学校の宿題 | 54分 | 37分 |
| 宿題以外の勉強(塾を除く) | 47分 | 41分 |
| 学習塾 | 19分 | 19分 |
| 合計 | 119分 | 97分 |


宿題以外の勉強を「しない」高校生は51.4%
同じ調査で、宿題以外の家庭学習を「しない」と答えた高校生は、2025年で51.4%でした。2015年の39.5%から11.9ポイント増え、半数を超えています。
保護者の方から見て、子どもが家で宿題以外の勉強をしていないように見えても、いまの高校生では珍しいことではありません。ただし、成績による差がいちばん大きく出るのも、この宿題以外の勉強の時間です。
成績が上位の高校生と下位の高校生では、1日41分の差
2025年の高校生を、5教科の成績の自己評価で上位・中位・下位の3つに分けると、学校外の学習時間は次のようになっています。
- 上位層:1日116分(宿題40分・宿題以外の勉強55分・学習塾20分)
- 下位層:1日75分(宿題35分・宿題以外の勉強25分・学習塾15分)
宿題の差は5分しかないのに対して、宿題以外の勉強は55分と25分で、30分の差があります。この差は2015年の25分から広がりました。勉強時間が長いから成績が上がった、と言い切れるデータではありませんが、自分で決めて取り組む勉強の時間と成績には強い関連があると調査では報告されています。
同じ聞き方で、スマホの時間は1日140分
この調査では、学習時間と同じ聞き方(学校がある日、学校の外で、1日どれくらいか)で、携帯・スマートフォンの利用時間も聞いています。高校生は2025年で1日140分(2015年は96分)。学習時間の97分より43分長い計算です。勉強の時間を増やしたいとき、どこから時間を持ってくるかを考える手がかりになります。
授業も含めると平日7時間16分、土日は2時間前後に減る



学校の授業の時間も、勉強時間に入れていいの?
総務省の社会生活基本調査は、5年ごとに国民の1日の時間の使い方を調べる国の統計です。公表されている最新の令和3年調査(2021年10月の連続2日間を記録)では、高校生(高校の在学者)の学業の時間は次のとおりでした。この調査の学業は、授業、予習・復習・宿題、学習塾での勉強などをまとめたもので、必修でない部活動は含みません。
| 曜日 | 学業 | 睡眠 |
|---|---|---|
| 平日 | 7時間16分 | 7時間19分 |
| 土曜日 | 2時間43分 | 8時間38分 |
| 日曜日 | 1時間58分 | 9時間7分 |
| 週全体の平均 | 5時間51分 | 7時間46分 |
平日は授業があるので7時間を超えますが、土曜日は2時間43分、日曜日は1時間58分まで下がります。平日の時間は学校の時間割でほとんど決まる一方、土日は自分で使い方を決められる時間が多いということです。受験までの総時間を増やす余地が大きいのは、授業のない土日と長期休みです。
授業を勉強時間に数えるかどうかに決まりはありません。受験に向けた計画では、自分で使い方を決められる時間が大事なので、この記事のこのあとの計算は、授業以外の勉強時間で考えます。
受験までの総勉強時間は「残り日数×1日の時間」で計算できる



受験まで、あと何時間勉強できるのか数字で知りたい
1日に何時間勉強すれば合格できる、という公的な基準はありません。必要な量は、志望校の科目数や、いまの学力、使う参考書によって変わります。そこで、誰かの数字を借りるのではなく、自分の残り日数から総時間を計算してみましょう。式は次のとおりです。
総勉強時間=平日の日数×平日の勉強時間+休日の日数×休日の勉強時間
平日と休日を分けるのは、さきほどの総務省の調査のとおり、使える時間が大きく違うからです。
2027年1月の共通テストまでの残り日数
2027年(令和9年度)の大学入学共通テストは1月16日(土)・17日(日)です。私立大学などの一般選抜の個別試験は原則として2月1日以降に行われ、国公立大学の前期日程は、たとえば東京大学では2月25日からです。
| 起点の日 | 共通テスト(1月16日)まで | 2月1日まで |
|---|---|---|
| 2026年11月1日 | 76日(うち土日21日) | 92日 |
| 2026年12月1日 | 46日(うち土日12日) | 62日 |
| 2027年1月1日 | 15日(うち土日4日) | 31日 |
受験までに勉強できる時間を
計算してみよう!
数えはじめる日を含み、目標の日を含まない日数で計算します。祝日と冬休みは平日として数えています。模試や学校行事で勉強できない日の分は、少し余白を見ておきましょう。
- 祝日と冬休みは平日として数えています。自分の学校の冬休みの日程に合わせると、休日の長い時間を使える日はもっと増えます
- 模試や学校行事、体調を崩した日など、予定どおりにいかない日もあります。計算した合計をそのまま予定に詰め込まず、余白を残しておきます
1日30分の差は、1年で約183時間
高1・高2のうちは、受験までの残りが長いぶん、毎日の小さな差が大きく積み上がります。1日の勉強を30分増やすと、1年で約183時間になります。毎日1時間の差は、1年で365時間の差になります。
やりたい量から、1日の時間を逆算する
上の計算とは反対に、受験までに終えたい参考書や過去問の量から必要な時間を見積もり、残りの日数で割ると、1日に必要な時間が分かります。たとえば300時間が必要で残りが76日なら、300÷76で1日約3.9時間です。今の勉強時間で足りないときは、始める日を早める、休日の時間を増やす、やる量を絞る、のどれかで調整します。
計算した総時間を、毎日の勉強に落とし込む手順
総時間が出たら、それを毎日の勉強に分けて、実際にできたかを確かめていきます。次の順番で進めると、計算した数字が計画として使えるようになります。
共通テスト、志望校の個別試験など、どの日までに何を終えるかを決めます。日程は大学入試センターや志望校の募集要項で確認します。
定期テストや模試、学校行事の日は、勉強に使える時間が少ない日として別に数えておきます。
平日は授業・通学・部活のあとに残る時間を書き出します。総務省の調査では、高校生の平日の学業は7時間16分、通学は1時間14分です。休日は1日のうち勉強に回せる時間を決めます。
式で出した総時間を、受験科目ごとに配分します。苦手な科目や配点の大きい科目に多めに割り当てます。
実際に勉強した時間と内容を記録し、計画とのずれを週ごとに直します。ずれが続くときは、時間ではなく量の見積もりを見直します。
毎日の勉強時間を計画と記録で積み上げるなら168塾
総時間を計算すると、受験までに使える時間が数字で見えてきます。難しいのはその先で、決めた時間と内容を毎日こなし、できなかった日の分をどこで取り返すかを考え続けることです。一人で続けるのが難しいと感じたら、計画と進捗の管理を任せる方法もあります。
168塾は、志望校から逆算して毎日やるべきことを決め、合格までの学習を伴走・管理するオンライン塾です。
- 毎日の進捗管理+週1回の面談:学習アプリで毎日の勉強を報告し、伴走コーチがフィードバック。週1回の面談で1週間の計画を立て直します
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勉強時間で差がつくのは、
時間の長さそのものよりも、
その時間で何をやるかまで決まっているかです。
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今の1日の時間の使い方が 「受験までの残り日数に合っているか」 を
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今のあなたは、次の問いに即答できますか?
- 受験までに使える総勉強時間を計算したことはありますか?
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勉強時間についてよくある質問
まとめ:勉強時間は平均と比べるより、受験日までの総時間で考える
2025年の調査で、高校生の学校外の学習時間は学校がある日で1日平均97分、宿題以外の勉強をしない高校生は半数を超えています。授業を含めると平日は7時間を超えますが、土日は2時間前後です。平均は自分の位置を知る目安にはなりますが、受験に必要な時間を教えてくれるものではありません。
受験日までの残り日数を平日と休日に分けて数え、1日の時間をかけて総時間を出してみてください。やりたい量と比べて足りるかどうかが分かれば、1日に何時間やるかは自分で決められます。
この記事の出典
2026年10月時点の各公式サイトの記載。
- ベネッセ教育総合研究所「東京大学社会科学研究所・ベネッセ教育総合研究所共同研究『子どもの生活と学びに関する親子調査2025』」
- 同 報告書(PDF)
- 東京大学社会科学研究所・ベネッセコーポレーション 報道発表「この11年で子どもの学校外の学習時間が2割減少」(2026年6月30日)
- 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査」生活時間編(全国)第2-1表(e-Stat)
- 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査」
- 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査 用語の解説(調査票A関係)」
- 総務省統計局「令和8年社会生活基本調査 調査の概要」
- 大学入試センター「令和9年度 大学入学共通テスト」
- 文部科学省「令和9年度大学入学者選抜実施要項」
- 東京大学「一般選抜(前期日程)の概要」



