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【高校受験】勉強時間はどのくらいで合格できる?必要な時間を解説

高校受験に合格するために勉強しなきゃ!

でも、受験勉強はどのくらいすればいいんだろう?

高校受験での合格にむけて、受験勉強に時間をかける必要があることは理解していても、実際にどのくらい勉強すれば良いかわからないですよね。本記事では、中学校生活の時期ごと、目指す高校の偏差値ごとの勉強時間の目安、効率的な勉強方法、受験勉強において大切な心構えについて解説します。

本記事の結論

・志望校に合格するための総勉強時間は単純計算で777時間が目安
・上位高を目指す場合には1,000時間以上の総勉強時間が必要
・受験のための勉強時間を確保すると同時に、効率的な勉強を進めることが必要

本記事を監修する専門家
桑久保皓大

東北大学教育学部を在学中、「学習管理塾168塾」および「東北大専門塾Elevate」 を創業し、現在は株式会社shared 代表。これまでに200名以上を指導し、旧帝大・医学部合格者を多数輩出。

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AIを活用した学習管理システム を導入し、戦略的学習管理メソッド による個別最適化指導を展開。教育メディア「#スタシェア」を運営し、受験情報に関する情報を発信している。

目次
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高校受験で必要な勉強時間は?時期ごとと総勉強時間について!

女子高生

ここでは、高校受験に必要な勉強時間と、中学校生活の時期ごとの勉強時間について解説します。

中学校1年生~2年生

中学校1~2年生の勉強時間は、最低でも1日1時間の勉強時間を確保し、学校の宿題や復習を確実に行いましょう。テスト前で部活動がお休みの場合は平日で3時間、休日でも6時間を目安に勉強時間を確保できると良いでしょう。

ここで大切なのは、まず学習習慣を身につけることと、自分にとってどの環境なら勉強がはかどるかを模索することです。中学1~2年生から勉強習慣とはかどる勉強方法を確立させることで、中学校3年次の本格的な受験勉強に備えることができます。

中学校3年生春~夏休みまで

この時期は部活動があるので、長時間の勉強時間を確保することは難しいと思いますが、最低でも1日2時間の勉強時間を確保したいものです。テスト前では、平日3時間、休日5時間、部活のない休日は7~9時間を目安に勉強を行うのが理想的です。

高校受験は内申点も評価対象になるため、3年生になってからは定期テストに向けての勉強もしっかり行うことが重要です。

また、今後本格化する受験勉強に備えて、1日のスケジュールの中に勉強時間を自然に取り入れる習慣を、この時期に身に着けておきたいものです。

中学校3年生の夏休み

「夏は受験の天王山」という言葉は聞いたことがあるでしょうか?夏休みの受験勉強の仕方で、高校受験の結果に大きく影響することを指します。

部活を引退して学校の授業もないこの時期はまとまった勉強時間をとることができます。そのため、1日に5時間~8時間は勉強時間に充てられると良いでしょう。

中学入学時からこれまで学習してきた内容の総復習や基礎を固めることで、確実に知識を定着させるために時間を有効に活用したいですね。

中学校3年生秋~冬休み前まで

夏休みが明けて学校に登校すると、高校受験に対する意識が全体的に高まる時期に差し掛かります。

部活動がなくなって勉強に充てる時間が増えるため、平日は1日2~3時間、休日は6~8時間ほどは確保したいものです。

高校受験の内申点の確保のために、まずは定期テスト対策をしっかり行いましょう。

そして夏休みから続けてきた基礎固めは続けながら、模試を受けて出てきた課題の把握や対策、苦手分野の克服に重点を置いて勉強を進めていくことが大切です。

また、高校受験に対する漠然とした不安やモチベーションの低下など、様々な感情が湧きやすい時期でもあります。このような感情に対処するために、友達や学校・塾の先生と話をする時間を設けたり、気分転換の時間を設けるなど、メンタル面を整えることも重要です。

中学校3年生の冬休み

受験前の最後の長期休みである冬休みは、1日8時間を目安に勉強時間を確保すると良いでしょう。

基礎固めと苦手科目の克服に取り組みつつ、過去問や演習問題の入試に近い問題に慣れていくことが大切です。

また、解いた問題で間違えたところは確実に理解するようにしましょう。

勉強時間に多くの時間を費やすことも大事ですが、冬場で寒くなるので体調管理をしっかり行い、生活リズムを崩さないようにしましょう。

中学校3年生の受験直前期

受験直前期には、後悔のないようにできるだけ勉強時間を確保しましょう。平日では3時間~5時間、休日では6時間~8時間程の勉強時間が目安です。

過去問をはじめとした演習問題にとりかかり、間違えたところは確実に理解しましょう。また、冬休みの時期と同様に、体調管理には細心の注意を払いましょう。

高校受験の総勉強時間は?

高校受験の総勉強時間はどのくらい確保することが必要なのでしょうか。中学3年生からの総勉強時間について下記の通り算出してみたいと思います。

総勉強時間
【4月~7月】(平日1時間×5日+休日3時間×2日)×4週×4か月=176時間
【8月】1日5時間×30日=150時間
【9月~12月3週目】(平日2時間×5日+休日7時間×2日)×4週×3ヵ月=290時間
【12月4週目+1月1週目】1日8時間×14日=110時間
【1月2週目~4週目】(平日3時間×5日+休日6時間×2日)×3週=51時間

合計:176時間+150時間+290時間+110時間+51時間=777時間

単純計算で777時間程の勉強時間が必要になります。ライバルともっと差をつけて上位高を目指す場合には、1,000時間以上の勉強時間が必要です。ぜひこちらの時間を目安に勉強時間を確保してみましょう。

偏差値ごとの勉強時間の目安はどのくらい?

悩む女性

ここでは、偏差値ごとの勉強時間の目安について解説します。

偏差値50以上を目指す場合

偏差値50以上を目指したい場合には、平日2時間、休日や長期休みには5時間を目安に勉強しましょう。

偏差値50の高校に届くには、基礎固めをしっかり行うことが重要です。基礎の問題集を繰り返し行うことで、基礎知識を定着させることが必要です。

また、冬休みや受験直前期には過去問にも挑戦し、その中の基礎問題は確実に正解できるようにしていきたいですね。

偏差値60以上を目指す場合

偏差値60以上を目指したい場合には、平日3~4時間、休日には4~6時間、長期休みには8~9時間ほどの勉強時間を確保しましょう。

夏休みにはできるだけ基礎固めを徹底し、応用問題に対応できるように土台を固めることが必要です。

秋からは過去問や応用問題に積極的に取り組み、全科目の解き方をよく理解して間違えたところは確実に理解するようにしましょう。

偏差値70以上を目指す場合

偏差値70以上を目指す場合には、平日は4~5時間、休日は6~8時間、長期休みには9時間の勉強時間を確保することが必要です。

偏差値70以上を目指す人は、既に中学1~2年生から勉強の習慣ができていて基礎を理解しているケースが多いでしょう。夏休みにはもちろん基礎を定着させることも必要ですが、合わせて応用問題も解き始めて慣れていくことが必要です。

秋からは、応用問題と同時に発展問題に積極的に取り掛かり、他のライバルとの差をつけていく勉強を行いましょう。

効率的に高校受験勉強を行う方法は?

女性

これまで、勉強時間の目安について解説してきましたが、長く勉強時間をとることだけを意識して結局身にならなかったという事態は避けたいですよね。ここでは効率的に勉強に取り組むための方法について解説します。

勉強スケジュールをたてる

勉強を始めようとしたときに、「さあ、何から取り掛かろうか?」と最初に考えた場合、勉強に取り組むまでに時間を要し、無駄な時間をかけてしまう場合があります。

しかし、事前に勉強スケジュールをたてることで、今日はどの科目に取り組むか事前に把握することで、勉強に取り掛かるまでがスムーズに進みます。

また、勉強時間をあらかじめ設定することで、勉強に対する心構えをすることもできるだけでなく、勉強時間とそれ以外のスケジュールにメリハリが生まれ、集中力を高めるきっかけにもなります。

隙間時間を有効活用する

休み時間、通学の時間帯が長い場合には、隙間時間を有効に活用してみましょう。特に暗記が必要な英語や古文の単語や、歴史等の単元を繰り返して覚えることで、知識の定着に役立ちます。

勉強時間が長く確保できる時間帯には、時間を要する演習問題にじっくり取り組み、隙間時間に覚えた知識を活用する時間にすると、時間を無駄にすることなく、効率的な勉強を行うことができるでしょう。

勉強に集中できる環境を見つける

勉強に集中できる環境は、人それぞれ異なります。ざわざわした環境で勉強を行う方が集中できる人もいれば、図書館や自習室など、誘惑のない静かな環境で勉強を行う方が集中できる人もいます。まずは様々な環境で勉強することを試し、どの環境で勉強すると集中できるのかを模索してみましょう。

その環境をできるだけ早く見つけることが、効率の良い勉強を進める助けになります。

高校受験勉強を進める上で大事なことは?

ペンを持つ女子高生

ここでは高校受験勉強を進める上で、大事なことについて解説していきます。

1,勉強を習慣化させる

高校受験まで、数ヶ月にわたって勉強を続ける必要があります。「今日は勉強したから明日は勉強しなくてもいいや」というように、日によってばらつきがあると、勉強した日に得た知識を忘れるなど知識の定着においては不利な状況になります。

勉強することが当たり前になるように、1日の中で絶対にこの時間は勉強に充てるということをあらかじめ決めて、受験勉強を進めていきましょう。

2,生活のリズムを崩さない

高校受験では、受験勉強に取り組むことはもちろんなのですが、睡眠時間を極端に削ったり、食事の時間をなくすなどして勉強に取り組む必要はありません。まとまった睡眠時間を確保し食事を3食しっかりとることが、勉強を進める活力になります。

また、リフレッシュできる時間も適宜設けて、日常生活と勉強のバランスをとりながら受験勉強を進めていきましょう。

3,学校の授業も大切にする

受験勉強が本格化すると、受験勉強に集中して学校の授業に対するモチベーションが低くなる可能性があります。しかし、高校受験では内申点も評価対象となる場合が多いため、定期テストの結果が内申点の評価に大きく関わります。

自分の目標とする内申点がとれるように、学校の宿題や定期テストの勉強もしっかり進めていきましょう。

4,モチベーションを維持する

高校受験の勉強は数ヶ月にわたって行われるので、勉強するモチベーションを維持するのが大変だと感じることがあるでしょう。

その際には、高校に受かった時の自分を想像したり、高校でやりたいことを考えたり、その先の将来の夢について想像すると良いでしょう。また、友達が勉強を頑張っている姿を見るのも、モチベーションを維持したり高めるきっかけになります。

できるだけモチベーションを維持しながら、受験勉強を進めていきましょう。

高校受験の勉強時間をしっかり確保して、志望校合格を目指そう!

メガホンを持つ女子高生

本記事では、中学校生活の時期ごと、合格を目指す高校の偏差値ごとの受験勉強に必要な時間と、効率的な勉強方法、受験勉強での大切なことについて解説しました。

受験勉強に時間をかける必要があるとわかっていても、どのくらいしたら良いのかわからない人が、勉強時間の目安について理解して勉強に取り組み、志望校合格を勝ち取ることを心から願っています。

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