東北大医学部を目指しているけれど東北大医学部がやばいって本当?
東北大医学部のカリキュラムが知りたい
臨床医と研究医、どちらに重きを置いているのだろう?
東北大には医学部が設置されており、河合塾の入試難易予想ランキング表によると京大や阪大医学部に次いで難易度の高いトップクラスの医学部として挙げられています。今回はそんな東北大医学部のどんなところがすごいのかさまざまな切り口から見ていきます!
・東北大医学部医学科の偏差値は他学部と比較して段違いに高い
・研究医、臨床医の育成両方に力を入れている
・東北大医学部保健学科は医療現場のリーダーを育成する
東北大学教育学部在学中に起業。現在はオンライン個別指導塾168塾の運営を行う。
詳しくはこちら
1年間の予備校浪人生活を経た後、東北大学教育学部に入学。ベンチャー企業2社で実務経験を積んだ後、浪人時に感じた大手予備校への違和感を基に、「168塾」の立ち上げ・運営。
東北大医学部の基本情報
東北大学医学部医学科は1817年に仙台藩が「仙台藩医学校」を設置したことが始まりであり、1907年に東北帝国大学が設置されたのを受けて、1915年に帝国大学医科大学として設置されました。
同窓会名簿の「艮陵 ( ごんりょう )」には1万7000名を超える会員が名を連ねており、これまで非常に多くの医療従事者、医学研究者を輩出してきたことが分かります。
こうした多くの卒業生たちの功績が東北大医学部の現在を支えています。
東北大学医学部保健学科の歴史も長く、1913年に設置された東北帝国大学医学専門部附属医院看護婦養成所にまで遡ります。
1973年に設置された東北大学医療技術短期大学を経て、2003年 ( 平成15年 ) に看護学、放射線技術科学、検査技術科学専攻の3専攻から成る保健学科が創設され、医学部の中に統合されました。
東北大学医学部は東北大学病院を擁し、学生の臨床教育や研修医の研修の場としても指導が行われています。
また、現在の医学部の定員は医学部医学科が116名(令和5年度実績122名)、医学部保健学科が144名(令和5年実績149名)となっています。
現在国の政策として医学部の定員増が行われており、ここ数年で定員が10名ほど増加しています。
医学科は他学部と比較して偏差値がやばい!
医学部医学科は言わずと知れた高偏差値を誇りますが、東北大の他学部と比較しても抜きんでた偏差値となっています。
河合塾の入試難易予想ランキングによると医学科の偏差値は67.5となっていますが、これは東京大学の理科1、2類と同じ値になっています。
もちろん教科数が異なるため、単純な比較はできませんがトップクラスの学力をもつ学生が集まっていることが分かります。
ちなみに東北大学の他学部の偏差値はおよそ60前後となっており、ずば抜けていることが分かります。
東北大の学生の中でもやはり医学科の学生は一目置かれており、「やばい、あいつ医学科だ」なんてこともしばしばあります。
ストレート卒業率がやばい?
医学部の実態を確かめる上で重要な指標の1つに「ストレート卒業率」があります。
これは医学科の最低修業年数、つまり6年間で医学科を卒業した学生の割合を示すもので、これが低いと多くの学生が一度は留年を経験しているということになります。
この数字は毎年文部科学省から各大学の値が公表されており、誰でも見ることができます。
東北大学医学部医学科のストレート卒業率は令和4年度で84.3%となっており、この学年の入学者数134人のうち113名が一度も留年せずに卒業しています。逆に言えば20名ほどが留年や休学等でストレートで卒業できていないということがわかります。
比較のために東北大学工学部のストレート合格率を算出してみます。大学改革支援・学位授与機構では各大学、学部の過年度生の人数を公表しており、2019年度入学生データを用いました。
東北大学工学部の2019年度入学生の過年度生の人数は85人となっており、入学者数は例年およそ830人ほどのため、ストレート卒業率は89%前後となります。
医学科が他の学部学科と比べて進級が厳しいことは知られている通りですが、工学部と比較して大きく差があるわけではないということがわかります。
また、大学において留年、もしくは休学というのは必ずしも成績不振が伴うものではなく、長期の留学や資格の取得など、目的を持って学生が選択することもあるため、ストレート卒業率が低いからと言って「やばい」ということはないということも付け加えておきます。
テレビで見たことあるぞ!著名な教授陣から直接指導
東北大医学部には多くの著名な教授陣が所属しており、研究のトップランナーから直接教えを受けることができます。特に医学研究者を目指す学生にとっては非常に大きなメリットになるでしょう。
特に多くの人に知られている教授としては押谷仁教授が挙げられるでしょう。
押谷教授はウイルス学や感染症疫学が専門の教授で、昨今では新型コロナウイルス感染症流行時に分科会の構成員を務めるなどしてメディアでも多く取り上げられました。
現在もアジアやアフリカを研究フィールドにする感染症研究の権威として活躍されています。
東北大医学部を目指す受験生の方はぜひ東北大医学部の教員一覧を見て、自分が興味のある分野の先生方や研究室について調べてみてください
研究医と臨床医の育成どちらにも力を入れる
「高い倫理観と使命感を持って科学的根拠に基づく臨床医学、医療技術を実践できる医療人及び新しい医学のフロンティアを開拓し問題を解決できる医学研究者を養成することを目的」とすると書かれており、医学科では研究医と臨床医の両方の育成を目指しています
臨床医の育成は主に東北大病院やその他関連病院での臨床実習などを通して行われますが、研究医の育成には「研究医養成プログラム」と呼ばれる特別なカリキュラムが用意されています。
このプログラムでは学部3年時の「基礎医学修練」から継続して研究を継続することができるように設定されています。
4年次または5年次修了後に一旦医学部を休学し、大学院医科学専攻博士過程にて博士の学位を取得してから医学部に復学するコースや、3年次修了時に休学し、修士と博士の学位を取得してから復学するコースも選択できます。
このように、東北大医学部医学科では研究医の養成にも力を入れていることが分かります。
これは先述のように東北大医学部には医学の最先端を研究する教授陣がそろっていることにより実現するものであり、研究医を目指す学生にとっても適した環境であると言えるでしょう。
東北大医学部保健学科は医療現場のリーダーを育成!
ここまで医学科について述べることが多かったですが、東北大医学部には保健学科も設置されており、看護師や助産師、臨床検査技師、放射線検査技師などの医療専門職業人を育成しています。
医学部のアドミッションポリシーにもあるように、医療現場のリーダーを目指すことが目標とされており、どの学科も4年次にはチーム医療と総合医療演習が開講され、医療現場のリーダーとして活躍する能力を身に付けます。
また、4年時には卒業研究が行われ、課題解決能力の向上を目指しています。もちろん、大学院進学の道も用意されており、保健学科の進学率は令和2年度で70人中21人と、3割となっています。
教育、研究の両方においてレベルの高い東北大医学部
東北大医学部は医学科、保健学科ともに医療現場や研究の場においてリーダーとなる人材を育成すべく教育、研究活動を行っており、そのために十分な環境が用意されています。
少しでも多くの方が東北大医学部を目指してもらえたら嬉しいです
以下に東北大受験に関する記事をまとめました。こちらもぜひご覧ください!
東北大学全学部の偏差値情報はこちらのまとめ記事をチェック!
【東北大学受験なら】完全オンライン対応の東北大専門塾Elevateがおすすめ
東北大を目指すなら、東北大入試問題への対策、配点比率に合わせた勉強計画がとても大切になってきます。
東北大合格に特化したオンライン専門塾であるElevateは一般的な個別指導塾とは異なります。
「入試から逆算した長期的な学習戦略」と「東北大コーチからの毎日の学習アドバイス」で合格に導きます。
- 東北大合格に向けた受験戦略を、参考書ルートをベースに個別作成!
- 週1回60分の学習戦略面談に加えて、毎日東北大生コーチからアドバイスが届く!
- 勉強を見える化させる独自アプリで、記録から振り返りまでトータルサポート!
【限定配布中】東北大受験攻略ガイドを無料プレゼント!
そして今なら、東北大全10学部対応の『受験攻略ガイド』をプレゼント中。
10年分の過去問を徹底的に分析し、各学部ごとの出題傾向と具体的な対策を詳しく解説。東北大合格のための準備を万全にするために、このガイドがあれば安心です。公式ホームページで詳細を確認し、今すぐダウンロードを開始しましょう!
\ 東北大受験攻略ガイドを無料プレゼント中/
塾なしで東北大に合格できるのか不安な方は、こちらの記事をチェック!