子供が勉強しない…モチベーションを上げる方法ないかな…。
でもどうやってご褒美をあげたらいいのかがわからない…
このようなことを考えていませんか?
ご褒美をあげることで勉強のやる気を引き出すことができます。こちらの記事ではご褒美のあげ方に困っている方向けに、ご褒美を与えるメリット、デメリット、おすすめの方法をご紹介します。
ぜひ最後までご覧くださいね。
・ご褒美を上手に活用することで動機づけをすることができる
・ご褒美自体が勉強の目的になってしてしまったり結果主義の子になってしまう恐れも
・勉強の習慣化ができていない状態の時に、ご褒美は効果的
東北大学教育学部在学中に起業。現在はオンライン個別指導塾168塾の運営を行う。
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1年間の予備校浪人生活を経た後、東北大学教育学部に入学。ベンチャー企業2社で実務経験を積んだ後、浪人時に感じた大手予備校への違和感を基に、「168塾」の立ち上げ・運営。
ご褒美を与えるメリットとは
ご褒美の種類は大きく「物理的報酬」「心理的報酬」に分けられます。
物理的報酬…何かを買ってあげたり、おこづかいをあげるなど、お金や物を与える報酬のこと
心理的報酬…誰かから認めてもらえたり、誉めてもらえるなど、内的な報酬のこと
今回は、ご褒美=物理的報酬と定義して、お話をしていきます
ご褒美を与えるのは具体的にどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか。与えることでお子様に起こり得る変化をご紹介していきます。
ご褒美を与えるメリット
お子様にご褒美を与えるメリットは以下のようなものがあります。
- ご褒美を与えることで勉強量を増やすことができる
- 習慣化を促すことができる
- 目標達成させる動機づけをすることができる
ご褒美を与えることによって、勉強量を増やすことができるだけではなく、受験合格や定期テストへの動機づけをすることができます。
ご褒美を与えるデメリットは?親が注意すること
ご褒美を与えることによるデメリットを2つご紹介します。
- ご褒美自体が目的になってしまう
- 結果主義の子になる可能性がある
1.ご褒美自体が目的になってしまう
例えば、2時間勉強したら300円あげるというご褒美を設定したとします。
こんなすれ違いが起こるかもしれません。
成績を上げるためには、勉強量を増やすことが大切!まずは勉強時間でご褒美をあげよう!
300円貰えればいいから、勉強はほどほどにやっておけばいいや…
その場合、2時間勉強する目的は「300円もらうため」になり、勉強して成績を上げるという本来の目的とズレた考えを持ってしまう可能性があります。
2.結果主義の子になる可能性がある
定期テストで学内10位以内に入ったら、ゲームソフトを買ってあげるという条件を設定したとします。
目的達成のための意欲は上げることはできるかもしれませんが、結果が全てでそれまでの努力の過程を自分自身で認められない子供になる可能性もあります。
ご褒美はモチベーションを高めることができるというメリットもありますが、間違ったやり方だとご褒美自体が目的になってしまったり、結果主義になり柔軟性のない子どもに育たせてしまう可能性があります。
ご褒美の効果的な使い方って?中学生、高校生にもおすすめ!
次に効果的なご褒美の与え方についてご説明していきます。
ご褒美を与えるのは、この状態の時だけ!
ご褒美を与えるのに適している状態は、お子様の状態が以下に当てはまる時です。
- そもそも勉強へのやる気が一切ない
- 勉強量がゼロで、声かけをしても変化が見られない状態
- 勉強の習慣化ができていない状態
お金や物といった物理的報酬を与える際は、勉強の習慣化ができていない状態の際に効果的です。
勉強の習慣化ができていて、目標達成のために頑張っている状態の時に外的報酬であるご褒美を与えてしまうと、モチベーションが下がってしまいます。
子どもが自律的に勉強ができていない状態の時に、苦肉の策としてご褒美を与えるという考え方がおすすめです。
習慣化ができていない子どもへの効果的なステップをご紹介!
習慣化ができていない子どもに対して、勉強を習慣化させるための効果的なご褒美の与え方をご紹介します。
まず、お子様と話し合いをして「2週間の目標勉強時間」と「目標達成した場合のご褒美の内容」を設定します。
2週間経ったら、お子様の勉強時間としっかり勉強をしているのか内容も合わせてチェックします。話し合ったように勉強できていたら、ご褒美を与えます。
話し合いの中で、次の「2週間の目標勉強時間」と「目標達成した場合のご褒美の内容」を設定します。2週間後、またチェックをします。
このように勉強の習慣化が課題のお子様に対しては、「勉強時間」を目標にしてあげるのがおすすめです。
なぜ合計4週間かというと、習慣が定着するまでの期間が約1ヶ月だと言われているからです。
習慣化コンサルタントの古川武士氏によると、習慣化したいもの別の期間として、以下が目安になります。
具体例 | 必要な期間(目安) | |
行動に関わる習慣化 | 勉強、日記、読書など | 約1ヶ月 |
運動、早起き、禁煙など | 約3ヶ月 | |
ポジティブ思考 論理的思考 完璧主義の脱却など | 約6ヶ月 |
ご褒美は子供のモチベーションを高める一つの手段です
ご褒美をあげることは、モチベーションを高めるための一つの手段に過ぎません。
そしてご褒美や、誰かからの言葉など外的な刺激で勉強をし続けるのは良い状態ではありません。
理想的な状態は、お子様が自分の目指したいゴールを自分で設定して、それを達成するために勉強を頑張っている状態です。
このような状態に近づけられるために保護者ができることをいくつかご紹介していきます。
勉強環境を整える
子供が勉強しやすいような環境を整えてあげることも大切なサポートの一つです。
もし家の中が常にうるさかったりしたら、勉強に集中することはできません。もしかしたら、勉強机が使いづらくて勉強がやる気にならないのかもしれません。
子供の声に寄り添い、環境を整えてあげてくださいね。
目標設定のサポートをしてあげる
目標設定のサポートをする際には以下のようなポイントを意識してみてください。
- ちょうどいい難易度で魅力的な目標を設定する
- 目標をわかりやすく、具体的にしてあげる
- 目標を達成のための道筋を明確にしてあげる
❶ちょうどいい難易度で魅力的な目標を設定する
難易度が高ければいいわけではありません。高すぎる目標は本人のやる気を削いでしまいます。また、その目標がお子様が頑張ってでも達成したい魅力的な目標にすることも大切です。
❷目標をわかりやすく、具体的にしてあげる
目標がわかりやすい必要があります。例えば「志望校合格」「定期テストでの得点」「1週間の勉強時間」などがわかりやすく、目標設定する際におすすめです。
❸目標を達成のための道筋を明確にしてあげる
目標を設定しても、どうやって達成すればいいのかわからない場合は何をどのように勉強したらいいかわからなくなってしまいます。
「何を」「いつまでに」「どれくらい」勉強すればいいのかが言語化できるまで具体化してあげることがおすすめです。これが理想的な学習計画です。
もし、お子様に学習計画がないという状態であればまずは一緒に作成してみてくださいね。
168塾なら、やる気上げ・計画作成・進捗管理まで一気通貫でサポートします
実は、学習計画や受験の戦略を立てることはとても難しいです。
理由は、受験する大学や、学部ごとに配点も違えば出題される問題の傾向も違います。そして今のお子様の成績状況も違います。
168塾ではお子様の状況をヒアリングした後、難関大合格者を輩出してきた受験のプロが効果的な勉強計画を提案します。また毎日のモチベーション管理もお任せください。数々の勉強時間ゼロだった生徒を習慣化をさせてきた実績がございます。
保護者様にお願いしたいことは、「お子様の様子に変化があったら共有していただくこと」のみです。やる気を出させるために何をすればいいのか考えるのは私たちの役割です。
気になった方はぜひ168塾のホームページをご覧くださいね。また現在、無料で学習計画作成のための受験相談を行なっています。ぜひ、そちらも合わせてご検討くださいね。
168塾をおすすめする4つの理由
- 独自の学習管理システムがあり、モチベーションが維持しやすい。
- 旧帝大・医学部合格者のみの選び抜かれた精鋭講師陣が完全個別コーチング。
- 学習管理システム・質問チャット・個別授業など学習状況に応じてプランをカスタマイズできる。
- オンラインで全国対応だから自宅で完全完結。
ご褒美をうまく活用して、お子様のやる気を最大化しましょう!
さてここまで、ご褒美のメリット・デメリット、効果的な活用方法についてご紹介してきました。
ご褒美は使い方によっては、とても効果的なものです。今回の記事でご紹介した方法もぜひ試してみてくださいね!