法政大学で入りやすい学部は？【偏差値・倍率から考える狙い目学部4選】

と思っている受験生の方はいませんか？
大学受験の合格率を少しでも高めるためには、「入りやすい学部」を見極めることも大切な戦略の1つです。

本記事では、偏差値・入試倍率から法政大学で「入りやすい学部」を厳選して紹介します。
受験時の学部選びの参考にしてみてください。

法政大学とは？

法政大学は東京都に本部を置く私立の総合大学で、1880年創立の歴史ある名門校です。
建学の精神は「自由と進歩」
「自由」は思想や表現の自由、自主独立の精神を尊重することを意味し、「進歩」は社会の変化に適応し、常に改革や前進を求める姿勢を指します。

文系・理系を含む15学部を擁し、都内私立大学群「MARCH」の1つでもあります。

基本情報

龍谷大学	詳細
学生数	2023年5月時点 26,557名（男子17,046名、女子9,511名）
住所	＜市谷キャンパス＞ 〒102-8160 東京都千代田区富士見2-17-1 ＜多摩キャンパス＞ 〒194-0298 東京都町田市相原町4342 ＜小金井キャンパス＞ 〒184-8584 東京都小金井市梶野町3-7-2
アクセス	＜市谷キャンパス＞ 【JR線】 総武線：市ケ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分 【地下鉄線】 都営新宿線：市ケ谷駅下車徒歩10分 【地下鉄線】 東京メトロ有楽町線：市ケ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分 【地下鉄線】 東京メトロ東西線：飯田橋駅下車徒歩10分 【地下鉄線】 東京メトロ南北線：市ケ谷駅または飯田橋駅下車徒歩10分 【地下鉄線】 都営大江戸線：飯田橋駅下車徒歩10分 ＜多摩キャンパス＞ 京王線：新宿駅から特急で50分、めじろ台駅下車、バスで約10分 【JR線】 中央線：新宿駅から快速で50分（特別快速で41分）、西八王子駅下車、バスで約22分 【JR線】 横浜線：新横浜駅から快速で30分、相原駅下車、バスで約13分 ＜小金井キャンパス＞ JR線】 中央線：新宿駅から快速で21分、東小金井駅下車、徒歩約15分 【バス】 JR中央線東小金井駅北口バス乗り場より「関野橋循環〔法政大学経由〕」に乗車「法政大学」下車 【CoCoバス】 JR中央線東小金井駅北口バス乗り場(ファミリーマート前)より「北東部循環」乗車「法政大学」下車
大学HP	法政大学公式HP

法政大学の学部一覧

法政大学には以下15の学部が設置されています。

文系学部	理系学部
法学部	情報科学部
文学部	理工学部
経済学部	生命科学部
社会学部	デザイン工学部
経営学部
国際文化学部
人間環境学部
キャリアデザイン学部
現代福祉学部
スポーツ健康学部
グローバル教養学部（GIS）

法政大学学部別偏差値・倍率一覧

2024年度入試における法政大学の学部ごとの偏差値や入試倍率、共通テスト得点率の一覧は以下になります。

学部	偏差値	倍率	共通テスト得点率
法学部	65～70	6.4倍	73～80%
文学部	64～72	10.5倍	73～86%
経済学部	63～67	4.9倍	71～79%
社会学部	63～71	5.3倍	70～82%
経営学部	65～72	8.6倍	75～82%
国際文化学部	69～72	11.5倍	87%
人間環境学部	67～68	7.8倍	75～80%
キャリアデザイン学部	66～72	7.2倍	72～80%
現代福祉学部	63～68	7.6倍	70～79%
スポーツ健康学部	63～68	6.8倍	71～79%
グローバル教養学部（GIS）	65～71	3.8倍	85％
情報科学部	59～60	13.0倍	77～78%
理工学部	57～61	5.5倍	72～78%
生命科学部	58～61	6.3倍	69～75%
デザイン工学部	58～63	11.0倍	75～84%

※偏差値や倍率、テスト得点率は学科ごとに差異があります。
※倍率は2025年度入試「T日程」で最も高い学科のものを記載しています。
「T日程」での実施がないグローバル教養学部（GIS）のみ、「A方式」の倍率を記載しています。

法政大学入試制度一覧

法政大学にはさまざな入試制度があり、自分の得意分野を活かした受験が可能です。

・一般入試（A方式入試、T方式入試、英語外部試験利用入試、大学入学共通テスト利用入試…B方式、C方式）
・総合型選抜（自己推薦入試、公募推薦入試、社会人入試）
・学校推薦型選抜（指定校推薦入試、スポーツ推薦入試）
・外国人留学生入試

大学入学共通テスト利用入試は、法政大学のキャンパスに足を運ぶことなく受験が可能なので、地方在住の受験生にぜひおすすめしたい入試方法の1つです。

また、法政大学の入試制度で特徴的なのが英語外部試験利用入試の存在です。
高校3年間をかけて何度も受験ができるTOEFLやIELTSなどの外部試験のスコアで試験日一発勝負の英語試験が免除されるため、英語に苦手意識がある人にこそおすすめしたい入試制度です。

法政大学の口コミ

実際に法政大学に通っている人の口コミには以下のようなものがあります。

良い口コミ

社会学部メディア社会学科
学びたいことが学べて、ほどよく楽で、たくさんの人に恵まれる素晴らしい学科です。アクセスの点だけ少し不満がありますが、慣れたらなんとも思いませんし、結局どこか違う場所に遊びに行くので、私はこの学科にして良かったと心から思っています。
引用：みんなの大学情報「法政大学」

グローバル教養学部グローバル教養学科
GISはリベラルアーツの学部で、まだ専攻したい学科が決まっていない、色々なことに興味があって絞れないと言ったような人にぴったりです。2024年度入学の自分は5つの領域があり、そこから好きなものを満遍なく取れます。そしてなんと言っても、授業や課題などなど全てが英語で行われるというところが自分にとってこの学部に入った一番の理由です。英語を学ぶのではなく英語で学ぶ。カリキュラムも、教授たちの英語力も含め、日本にいながら海外の大学にいるみたいです。やはり帰国子女や留学経験のあるネイティブな子たちも多いですが、いわゆる純ジャパでペラペラな子たちもいます。ネイティブレベルじゃなくとも、周りの人たちがとても優しくて助けられながら成長できる場所でもあると思います。課題が結構大変ですが、周りとヒイヒイ言いながら、お互い助け合って突っ走って頑張れます。
引用：みんなの大学情報「法政大学」

悪い口コミ

小金井キャンパスは中央線の東小金井駅から徒歩15分～20分かかる。
夏は暑いし、冬は寒いので辛い。駅と大学を経由するバスはあるが、毎回使う訳にはいかないので徒歩で頑張っている生徒が多い。
引用：みんなの大学情報「法政大学」

サークルは多いとはいえず、自分に合うサークルを見つけるのはかなり難しいといえる。
引用：みんなの大学情報「法政大学」

法政大学で「入りやすい」学部とは？その指標も解説！

本記事では、「入りやすい学部」を決定する指標として以下の4観点を用います。

1．偏差値
2．倍率
3．受験科目
4．キャンパスの立地

1. 偏差値

偏差値は学部の難易度を示す最も基本的な指標です。
法政大学は学部間で偏差値に最大15の差があり、偏差値が低い学部であれば、難関とされる学部よりも合格しやすいといえます。

2. 倍率

入試倍率は定員に対してどれだけの志願者が集まったかを示す数値です。
同じ学部でも学科によって倍率が異なるため、合格可能性を高めるために倍率の低い学科を選択することは受験戦略の１つです。

3. 試験科目

受験科目の数や選択肢も「入りやすさ」に直結する要素です。
法政大学では上述したように様々な入試方式が利用可能となってるため、自分の得意科目で勝負できる入試方式を選択することで合格率を上げることができます。
一般的に受験科目数が多いほど「入りやすさ」は高まる傾向にあります。

4. キャンパス立地

キャンパスの立地も、志願者数に影響を与える要素の1つです。
中心部に近い市ヶ谷キャンパスに比べ、郊外の多摩・小金井キャンパスにある学部は敬遠されがちで、結果的に倍率が低くなる傾向にあります。
そのため、2030年までに市ケ谷キャンパスへの移転が予定されている経済学部は、今後倍率が上がっていくのではないかと考えられます。

法政大学で入りやすい学部4選【2025年最新版】

以上４つの観点から法政大学で入りやすいおすすめの学部は以下になります。

文系で入りやすい学部

・現代福祉学部／福祉コミュニティ学科
・社会学部／社会政策学科

1つ目は現代福祉学部／福祉コミュティ学科です。

「人と人が支え合う共生社会の実現」をめざして、地域福祉・コミュニティ支援・多様性の尊重などを中心に学ぶ学科です。
現代福祉学部は偏差値が63と法政大学文系学部のなかでは低くなっています。

そのなかでも福祉コミュニティ学科は、臨床心理学科の受験倍率が7.6倍であるのに対し、5.9倍と比較的低く、また、
2024年度入試（T方式）の得点率が62.1％（臨床心理学科は66.6％）と、「入りやすい」といえるでしょう。

2つ目は社会学部／社会政策学科です。

「社会のしくみ」と「人々の暮らし」をつなぐ政策や制度を多角的に学べる学科で、福祉、労働、教育、少子高齢化、格差など、現代社会のさまざまな課題に対して、理論と実践の両面からアプローチします。
現代福祉学部同様、多摩キャンパスにある社会学部は、偏差値が63で、法政大学文系学部のなかでは偏差値が低い学部です。なかでも社会政策学科は、2024年度入試（T方式）の得点率が61.6％と、社会学科（63.8％）、メディア社会学科（62.8％）に比べ低く、社会学部の中でも「入りやすい」学科です。

理系で入りやすい学部

・理工学部／ 電気電子工学科
・生命科学／ 応用植物科学科

1つ目は理工学部／ 電気電子工学科です。

電気・電子・情報通信に関する基礎から最先端技術までを学べる理系学科で、小金井キャンパスにあります。
2024年度入試（T方式）では、理工学部5学科のなかで最も倍率が低く、入りやすいといえます。

2つ目は生命科学部／応用植物学科です。

植物の生命現象や機能を科学的に解明し、農業・環境・バイオテクノロジーへの応用をめざすこと、持続可能な社会や食糧・環境問題の解決に貢献する「植物の力」を探求する学科です。
2024年度入試（T方式）において、生命科学部3学科のなかで最も得点率が低くなっています。

理工学部、生命科学部はどちらも小金井キャンパスにあり、市ヶ谷キャンパスのデザイン工学部に比べると、入りやすくなっています。

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