合格発表が近づいてきたけど、すごい怖い…
不安な気持ちにどう付き合えばいいんだろう…
あなたはこんな気持ちになっていませんか?
1月〜3月になると、多くの受験生が合格発表を迎える季節だと思います。
合格発表時の怖いという感情や、当日の対処法などをまとめましたので、ぜひ最後まで読んでくださいね。
・怖い気持ちの正体は、合格への期待があるから
・怖い気持ちに対処するにはリラックス、自己暗示、身近な人への相談が効果的
・合格しても、気分が沈む場合は燃え尽き症候群かも。
東北大学教育学部在学中に起業。現在はオンライン個別指導塾168塾の運営を行う。
詳しくはこちら
1年間の予備校浪人生活を経た後、東北大学教育学部に入学。ベンチャー企業2社で実務経験を積んだ後、浪人時に感じた大手予備校への違和感を基に、「168塾」の立ち上げ・運営。
なぜ合格発表は怖いと感じるのか?
さてそれでは、なぜ合格発表が怖いと感じるのでしょうか。怖いと感じるのにはいくつか原因があります。
まずは原因から考えてみましょう。
⒈合格への期待が強いから
不安を感じる状態というのは、裏を返せば「合格したい」という期待が高い状態です。
もし仮に、合格への期待がなければ不安など生じません。不安な感情は期待する感情とセットなんです。
⒈合格したいという期待が強くなる
⒉強い期待から不安が生まれる
⒊不安が強くなると「怖い」という感情になる
つまり、怖いと感じている状態は、是が非でも合格したいという強い期待があるということです。努力を積み重ねているからこそ合格したいという気持ちが生じるので、怖いと感じている状態であることは自分が頑張ってきた証とも考えることができるでしょう。
⒉不合格だった場合のことを考えてしまう
もし、不合格だったらどうしよう…。親に迷惑かけるし、周りから失望されてしまうのかな…。
受験生の中には、このような不合格だった場合のことを想像して、怖くなる人も多いかもしれません。
不合格になることで、憧れのキャンパスライフ・高校生活を手にすることがないと考えてしまうのでしょう。
ただ不合格だった場合でも、精一杯努力した経験は必ず残りますし、第一志望の選択を取れなかった場合でも、自分にとってもっと良い結果になる可能性も十分にあります。
受験は合格か、不合格かの2択の厳しい世界です。ただ仮に不合格だったとしてもその先、自分の選択肢は無限に残されています。合格発表前で不安が抑えられないのはよくわかりますが、悲観的になりすぎず、客観的になって自分の気持ちを冷静にコントロールできるようになりましょう。
合格発表の怖さを軽くするための対策3選
合格発表が怖いと感じる原因を2つ解説してきました。
それでは、怖いという感情に対してどのような対策を取ることができるでしょうか。3つ厳選してご紹介していきます。
⒈怖いという感情を友達や家族にシェアする
誰かに今の状態を共有したりすることで不安が軽減されることがあります。信頼できる友人や家族、先生などに今の自分の状態をありのままに吐き出してみてください。
具体的な解決策が欲しいわけではないと思うので、相手に話す前に「ただ聞いて欲しいんだけど…」と前置きを入れると聞き手としてもコミュニケーションがとりやすくなるのでおすすめです。
⒉リラックスする体験を取り入れる
心がどうしても落ち着かない時は、リラックスできる体験を意識的に行ってみるのも良いでしょう。下記にリラックスできる体験の例をご紹介します。
- 深呼吸や瞑想…集中して呼吸に意識を向けると、ストレスが和らぎリラックスできます。
- 散歩…10分程度、何も考えず歩くことで気持ちが整理できるでしょう。
- 自然の音を聞く…鳥のさえずり、川のせせらぎ、波の音などを聞くと落ち着くことができるでしょう。
- 短時間のストレッチ…体を伸ばすことで筋肉の緊張がほぐれリラックス効果があります。
- ホットドリンクを飲む…お茶やハーブティーなど、温かい飲み物をゆっくり飲むと心が落ち着きます。
他にも自分がリラックスできるようなことを意識的に取り入れてみることで、不安な感情を抑えることができるでしょう。
⒊絶対に合格していると自己暗示をかけてみる
これらを実践してみても効果がない場合は、「自分は絶対合格できる」と自己暗示をしてみるのも良い方法になるかもしれません。
具体的には合格している自分のイメージを想像し続け、大丈夫だと自分の頭で唱え続けます。自然と合格しているイメージが徐々に鮮明になってきて、不合格だった場合の自分を想像しにくくなり不安な気持ちを軽減できるでしょう。
どうしても落ち着かない人は試してみてくださいね。
おすすめの合格発表日の過ごし方
次に、合格発表日の過ごし方についてご紹介します。合格発表当日は、実際の結果にどのように対処するかが大切になってきます。事前に準備をして、その後の日々をより良いものにできるようにしていきましょう。
長期的な視点に立って、今の自分を俯瞰する
まずは長期的な視点に立って物事を考えてみることが大切です。
合格した場合は、合格した環境で目標を達成するスタートラインになります。数年単位で見たら合格=目標達成かもしれませんが、自分の人生全体で考えたときには、大きい目標を達成するためのスタートラインに立ったということです。
そのように理解することで、結果に驕ることなく前向きに努力することができることでしょう。
また不合格だった場合も、別の環境で正解を探すスタートラインになります。短期的に見たら目標を達成することができなかったかもしれません。長期的な視点に立つと、今回不合格だったことで自分にとってもっとよい正解を見つけることができるかもしれません。
捉え方次第で、今後の選択はより良いものになっていくので悲観的にならず長期的に今の自分を俯瞰することをお勧めします。
合格後・不合格後のアクションも整理しておく
「合格だった場合」「不合格だった場合」に何をやるのかについてアクションを整理してみるのも良いでしょう。具体的な行動例についてご紹介します。
- 入学手続きに必要な書類提出
- 授業料の支払いや必要教材の購入
- 住居の確保
- 母校への合格連絡
- 感情の整理
- 受験生活の振り返り
- 今後のキャリアプランについて考える
- (浪人する場合)予備校や塾の検討
- 母校への連絡
また受験期は強いプレッシャーと相当な努力量をしてきているはずなので体力・精神的に消耗していると思います。
受験終了後は、休養やリラックスできるような時間をたっぷり取ってくださいね。
合格発表後に気分が沈む時の原因と対処法は?
合格発表後に気分が沈んでしまうという受験生も多いかもしれません。
不合格だった人だけではなく、合格した人でも気分が沈むこともあります。その原因と対処法について解説していきます。
合格したけど、気分が沈む場合
合格しても気分が沈んでいる人は燃え尽き症候群になっている可能性が考えられます。
燃え尽き症候群とは、それまでモチベーションを高く保っていた人が、突然やる気を失ってしまう症状のことです。努力に見合った結果が出なかった場合や、逆に大きな目標を達成したことで打ち込めるものがなくなり、何もやる気が起きなくなってしまう場合もあります。
https://www.kase-cocoro.com/column/burnout.html
第一志望校合格という大きな目標を達成したことで、これまで打ち込んでいたものがなくなってしまい次に何をしたらいいいのかわからなくなってしまいます。
燃え尽き症候群になっている場合の対処法としては、まず十分な睡眠を確保しストレスを解消できる趣味やリラクゼーションを楽しむ時間を取りましょう。それでも回復しない場合は医師や専門家の方に意見を聞いてみてください。
次の目標を無理に立てようと焦るのではなく、まずは落ち着いて心身を落ち着かせることが大切です。
不合格で、気分が沈む場合
最初のうちは不合格という現実を受け入れられないかもしれません。そのためまずは自分の感情の整理をすることが大切です。
信頼できる友人や家族と話してみて、自分の感情の整理をすることを優先させてください。
感情の整理ができたら、不合格だった原因を分析することがおすすめです。受験結果の開示を行なっている大学も多いので、自分に何が足りなかったのかを客観的に分析することで感情的にならずに、受け入れることができるかもしれません。
その後に、次のステップを検討してみると良いでしょう。「浪人して、もう一度受験をするのか。」「他の大学や専門学校に進学するのか」「就職するのか」など人それぞれあらゆる選択肢が考えられます。
改めて自分は将来どうしたいのか、落ち着いて考えてみて次のステップに進んでいきましょう。この機会で自己理解がさらに深まり、今後に良い影響を与える可能性がありますので、じっくり時間をかけて選択することをおすすめします。
事前にしっかり準備をして合格発表に臨もう!
さてここまで合格発表時の感情に対する対処法についてご紹介してきました。
合格発表は、人生の岐路となる大切な機会です。しっかりと準備をして前向きに臨めるようにしてくださいね。