最近、息子の態度が変わってきて戸惑っているという中学生や高校生の息子を持つ保護者の方もいるのではないでしょうか。
最近、なんだか前よりも口数が減った気がする…
え!急に態度が冷たいんだけど…なんで?
様子が変わったのは反抗期に突入したからかもしれません。
思春期の子どもにはよくあることですよ!
この記事では、反抗期の息子との向き合い方や、関わっていく中で疲れてしまったときの対応方法について紹介していきます。
息子の反抗期に悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
・親が頭を抱える息子の行動は反抗期にはよくあること
・反抗期の息子には一定の距離を取って見守るのがコツ
・疲れた時は無理をせず、誰かに頼ることも大切
東北大学経済学部に現役合格。現役の塾講師として多数の生徒を第一志望合格者に導く。
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地方の公立高校から現役で東北大学経済学部に合格。塾講師や家庭教師を経験した後、もっと生徒一人一人に寄り添いたいという思いを基に、「168塾」の運営に携わっている。
息子が突入している「反抗期」とは?
子どもが成長する過程の中に「反抗期」と呼ばれる時期があり、子どもの態度が明らかに変わってきます。
反抗期の子どもに対して接し方がわからずに困惑している保護者も多いことでしょう。
私にも今思えば反抗期だったなと思う時期があります…。
当時の自分ではどうにもならない気持ちに悩んだことも。
子ども自身も成長の過程で意図せず起きている気持ちの変化なので、抗うのが難しいのです。
ここからは、思春期特有の反抗期の特徴について解説していきます。
そもそも思春期の反抗期とは
子ども成長に伴って迎えることになる反抗期には「第一次反抗期」と「第二次反抗期」の二種類があります。
まず、2~3歳頃に起きる「イヤイヤ期」が第一次反抗期と呼ばれています。
自我が芽生えるのと同時に自己主張をするものの、まだうまく表現できないこともあり「イヤイヤ」と反抗してくる時期です。
対処方法に苦労した経験のある方も多いのではないでしょうか…
第二次反抗期とは、中学生から高校生にかけて起こりやすい周囲に対して反発的な態度を取る時期のことです。
特に信頼関係ができている保護者には、強い態度や言葉を使ってしまうことも珍しくありません。
反抗期に突入する時期とその理由
反抗期に突入するタイミングは、小学校高学年~中学生から始まるのが一般的です。
個人差が大きく、時期や反抗期らしい言動の出方は人それぞれ異なります。
そもそも反抗期とは身体的にも精神的にも子どもから大人へと急激に成長するため、ホルモンバランスが乱れるのが理由とされています。
子どもと大人の狭間にいながら自立心を育む大切な時期であり、成長するために必要な段階なのです。
反抗期の特徴
反抗期に入ると周囲の刺激に対して反発感が強く表れるようになります。
特に保護者にはより強くあたってしまう傾向にあり、これまでの様子との違いに困惑してしまうことも多いです。
反抗期の子どもは身体は大人になっていくのに心が追い付いていないことで、子ども自身も知らず知らずのうちに焦りやストレスを強く感じています。
例えば、周りと比べることで劣等感を感じてしまったり、自分への自信をなくしてしまうことで強く不安を感じてしまいやすいという特徴があります。
また、自立心が芽生えているので指示や指導に対して極端に反発するのも反抗期の特徴の一つです。
親が悩まされる反抗期の息子によくある行動
反抗期に入った子どもの行動の変化には驚くと同時に悩まされますよね。
個人差はあるものの、反抗期によく見られる行動はある程度決まっています。
ここでは反抗期特有の行動のうち主な3つを紹介していきます。
- 親を無視する
- 部屋から出てこない
- 話すのをやめてしまう
1.親を無視する
家で声をかけても返事がないし、話しかけても無視される…。
このような行動は反抗期の息子にはよく見られます。
「今まであんなにおしゃべりな子だったのになぜ?」と驚く保護者も多いかと思いますが、反抗期特有の代表的な態度の一つなので割り切って考えるようにしましょう。
2.部屋から出てこない
ずっと自分の部屋に閉じこもっていて、部屋から出てこない…。
部屋に閉じこもっている時間が長いというのも反抗期ならではの特徴です。
家族とコミュニケーションを取ること自体に煩わしさを感じてしまい、接点を減らそうとしてしまいます。
自室が自宅にない場合には、リビング以外の場所や家以外の場所にいることが増えるケースも。
何をしているのか全く見えなくなるので、保護者が子どもの様子をいつも以上に心配してしまう大きな理由の一つです。
3.話すのをやめてしまう
昔はお喋りな子だったのに、今はまともに話してくれない…。
何か話すことがある様子で近づいてきても、言葉が上手く出てこなくて話すのをやめてしまうということがあります。
自分の言いたいことはあるけど、先に感情が沸いてしまって言葉にできなくなる場合も。
心が成長している真っ只中なので、おかしなことではありません。
成長するにつれて自分の気持ちを自分で語れるようになりますので、今はぐっとこらえて見守りましょう。
正しいサポート方法が知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
親が抱きやすい反抗期の息子への心配
反抗期の息子の言葉数が減り、家にいても姿を見る機会が減れば保護者が心配するのは当たり前です。
何を考えているのか、何を悩んでいるのかを素直に伝えてもらえれば安心ですが、反抗期ではなかなかそうはいきません。
よくあるお悩み
- 学校の様子がわからない
- ちゃんと勉強しているのか不安
- 将来のことを考えているのか気になる
それぞれの詳細や子どもの気持ちについても紹介していきますので、参考にしてみてください。
1.学校の様子がわからない
反抗期に入るとコミュニケーション量が減るため、学校の様子を息子から聞く機会が減ってしまいます。
小学校の頃までは直接見ていなくても子どもの話から学校の様子を想像できたのに、全く分からなくなるのは心配ですよね。
特に思春期となると子どもの様子から友人関係で悩んでいるんじゃないか、など気になってしまうこともあるでしょう。
子どもの様子に違和感を感じたり、何か話したそうにしているけど話してくれないなど、サインを感じたら学校での様子を直接確認してみるのがおすすめです。
子どもから直接聞くのが難しいのであれば、担任の先生や部活の顧問の先生に事情を説明して話を聞いてみても良いでしょう。
学校側も親子関係が難しい時期であることは十分理解しているので、きちんと対応してくれるはずですよ。
ちゃんと勉強しているのか不安
勉強してるの?って声かけただけなのに怒られた…
進学に影響するんだから反抗期でもちゃんと勉強してほしい
子どもの心配をするからこそ、このような悩みを抱えることも多いでしょう。
反抗期の子どもは干渉されることを嫌う傾向にあるので、声かけが逆効果になることもあります。とはいえ、放っておくわけにはいかないという親心もあり難しいところですよね。
対処法①:子供の学習成果を追う
勉強の様子は学校のテストや成績の結果をしっかり見て、数字の推移を確認していればある程度把握できます。
対処法②:塾や家庭教師にお任せする
不安があるようなら本人の意志も尊重しながら、塾や家庭教師などの選択肢を検討してみるのも良いでしょう。塾の先生が親御さんの代わりとなって勉強進捗や様子などを共有してくれます。
ちなみに、学習計画が立てるのが苦手なお子様には学習管理型の塾がおすすめです。
将来のことを考えているのか気になる
中学生活・高校生活では進路選択を迫られるタイミングが定期的にあります。
いつもイライラしている様子の子どもを見ていると、ちゃんと自分の将来のことまで考えられているのか心配になりますよね。
家庭の中で「進学、どうするの?」「将来何したいの?」などをざっくりと聞いても、煙たがられたり突っぱねられてしまうことが多いのではないでしょうか。
反抗期は気持ちが不安定な時期であるのに加えて、自分の思考をちゃんと言葉で表現するのがまだ難しい時期です。
しかし、学校や塾では将来のことや進路のことを考えるタイミングを設けているので、自分なりに真剣に考えようとしていることがほとんどです。
進路のことや将来のことで相談したいときには何かを話したそうにする様子などサインが出てくるので、自分で言いだすまでじっくり待ってみるのがおすすめです。
反抗期の息子への接し方
子どもへの接し方を変えることで、反抗期でもコミュニケーションが取りやすくなることがあります。
ここからは息子と接する時に気を付けたいポイントを紹介していきます。
- 一人の大人として接する
- 適度な距離感を意識して関わる
- 息子を信じる
- 信頼・愛情・承認を言葉で伝える
- サインを見逃さない
1.一人の大人として接する
反抗期に突入するのは自立心が芽生え始めている証拠です。
自分では「もう子どもじゃない」と思っているため、細かく指示をされたり促されたりすることに煩わしさを感じてしまいます。
親から見ればまだまだ子どもなので心配なことも多くあると思いますが、一人の大人として接してあげることが大切です。
2.適度な距離感を意識して関わる
反抗期の息子との距離感は多くの保護者が悩んでいるところです。
干渉しすぎても煩わしく感じられて反発されてしまうし、かといって放置すればますます心を閉ざしてしまう可能性があります。
挨拶やポジティブな軽いコミュニケーションは取りつつも、あまり深入りするような質問はしないという距離感を保つようにしましょう。
例えば友人関係や勉強のことなど、反抗期の子どもが過敏になりやすいような話題は避けておくのが無難です。
3.息子を信じる
反抗的な態度が多かったり、投げやりな様子を度々見てしまうと、学校や塾での生活や勉強面が心配になってしまいまうことも多いでしょう。
しかし、基本的な性格やものの考え方はそう簡単には変わりません。
反抗期に入ったことで態度や言葉遣いには違いが出ているかもしれませんが、心を許している家庭以外の場所ではしっかり生活を送れていることがほとんどです。
親には嫌な態度を取っていても、友達には変わらず優しかったり思いやりのある行動が取れる子もたくさんいます。
基本的にはこれまでまっすぐに育ってきた息子を信じる気持ちを忘れずに接していくようにしましょう。
4.信頼・愛情・承認を言葉で伝える
反抗期は周りの刺激に反発しながらも心が不安定になっています。
周囲の反応を気にしたり、周りと比較してしまって落ち込んだりとナイーブになっていることも。
どんな状況になったとしても親は絶対に自分の味方でいてくれるという安心感を持っていれば、反抗期特有の不安定な気持ちを和らげることができます。
ひどい態度を取られることも多いかと思いますが、絆の強い親子関係を築き上げるためにも信頼・愛情・承認はその都度言葉で伝えてあげるようにしましょう。
大変かもしれませんが、包み込むような安心感を持って接してあげてみてくださいね!
5.サインを見逃さない
発達の進み方の性質上、男の子は女の子よりも言語能力の成長がゆっくりだと言われています。
そのため、反抗期に入ると自分の感情を整理して伝えることがまずますできなくなり口数が減ってしまうことが多いです。
その分、攻撃的な言葉や反発的な態度で感情を表現してくる場面が多くなります。
多感な時期だからこそ困ったことに遭遇していたり、不安な強くなることもありますが、その時には何かしらの態度として出してくることがほとんどです。
ぜひ子どもの様子を日々しっかり確認しながら、子どもなりのサインを見逃さないようにしましょう。
反抗期の息子への対応に疲れたら周りを頼る
息子の反抗的な態度が長いこと続けば、それに向き合い続ける保護者だって疲れてしまいますよね。
成長の過程だから仕方のないことだとはいえ、親だけで解決しようと頑張り続ける必要はありません。
関わり方に困ったら、学校の先生やスクールカウンセラーなど身近な第三者に相談してみましょう。
多くの反抗期の子どもや保護者と接してきているので、しっかり受け止めた上で必要に応じてアドバイスをもらうことができます。
反抗期は息子の成長の証!これまで通り信じて見守ろう
反抗期は子どもにとっても親にとっても我慢が多く、しんどさを感じやすい時期です。
しかし、記事の中でも紹介したように反抗期は成長する上で必要な過程とされています。
反抗期の程度は人によって異なりますが、親や周囲の関わり方次第で良い方向に変わるケースも少なくありません。
自立心を育む大事な成長の時期なので、息子が乗り越えられることを信じて見守っていきましょう。
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