何としてでも医学部に行きたい!
後期入試って特に難易度高いし…
入試難易度が特に高い医学部。後期入試はさらに難易度が高く、受験者のレベルも高く、また実施している大学も限られているため、倍率も上がります。この記事では、たくさんの大学の中から入りやすい大学を選ぶ手助けをします。
1.後期試験にもしっかりと戦略を立てましょう
2.後期試験対策も念入りにしましょう
3.最後まであきらめずに受験しましょう
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医学部の後期試験とは
まずは医学部の後期試験についての概要を説明します。
そもそも後期試験とは?
後期試験とは、前期試験の後に実施される試験で、実施している大学が少なく募集人数も少ないので、倍率や難易度がさらに上がります。試験の内容も様々で、英・数・理の学科試験や面接や小論文のみの大学もあります。
また共通テストの配点が前期試験よりも大きくなる大学も多いです。前期試験同様、しっかりとした準備が必要です。
医学部後期入試の難易度や倍率
倍率の例としていくつかの大学を挙げます。
大学名 | 前期倍率 | 後期倍率 |
---|---|---|
東京科学大学 | 4.3 | 17.3 |
山形大学 | 4.8 | 21.2 |
千葉大学 | 3.8 | 24.7 |
名古屋大学 | 3.0 | 18.0 |
上記のように、後期試験は倍率が跳ね上がります。前期試験に比べ、後期試験を実施している大学も限られますので、さらに募集人数よりも多くの志願者数が集まります。もちろん前期試験合格者などは受けないので、実質倍率は下がります。
前期試験に惜しくも落ちてしまった人が受ける試験ですが、医学部の受験者はレベルが高いので、倍率もあり、難易度が非常に高いです。
医学部の後期試験での大学の選び方
後期試験はどれほど自分の学力に自信があっても、倍率や受験者のレベルから、受かるかわからない試験です。どの大学でも医学部なら大丈夫だという方にどの医学部にするかの基準を説明します。
倍率
レベルの高い医学部受験者が多い大学を受けるのはもちろん受かる可能性が下がってしまいます。倍率が高い大学を避けるのも戦略です。
大学名 | 倍率 |
---|---|
浜松医科大学 | 15.4 |
鹿児島大学 | 16.2 |
奈良県立医科大学 | 16.9 |
上記の表は2024年度の医学部後期入試の倍率の低い順です。この年の最も倍率の高かった大学は旭川医科大学で、37,1倍です。
配点
以下の表は一部の大学の、前期試験と後期試験の共通テストの配点比率の違いを比較した表です。
大学名 | 前期試験の共通テスト配点比率 | 後期試験の共通テスト配点比率 |
---|---|---|
名古屋大学 | 35% | 100%(面接による順位付け) |
東京科学大学 | 33% | 71% |
三重大学 | 48% | 67% |
琉球大学 | 56% | 80% |
表の通り、前期試験で共通テストの配点が少ない大学でも後期試験では共通テストの配点が高くなる場合が多いです。共通テストの結果が振るわず、逆転合格を狙いたい場合はなるべく共通テストの配点が低い大学を選び、合格の可能性を上げていきましょう。
試験科目
以下の表は一部の大学の、前期試験と後期試験の受験科目の違いを比較した表です。
大学名 | 前期試験の受験科目 | 後期試験の受験科目 |
---|---|---|
千葉大学 | 英語・数学・理科・面接 | 英語・数学・理科 |
東京科学大学 | 英語・数学・理科・面接 | 小論文・面接 |
山形大学 | 英語・数学・理科 | 面接 |
宮崎大学 | 英語・数学・理科・面接 | 英語・面接 |
後期試験では、前期試験よりも試験科目が少なくなる大学が多いです。面接のみの大学、科目試験のみの大学、どちらも準備している大学があります。自分の得意な分野で戦うことで、合格の可能性を上げましょう。
上の表のように大学ごとの受験教科は異なります。前期試験とも異なる大学が多いです。前期とはまた違った対策が必要なので注意しましょう。
医学部後期試験で入りやすい大学は?
医学部の後期試験は様々で自分に合った大学で受けるのが一番合格する可能性を高められる手段です。ここでは、受験生のタイプ別に、おすすめの大学を挙げます。もちろん自分に合わない場合もありますので、実際に試験の内容を自分で調べることも必ずしましょう。
宮崎大学
この大学は二次試験に英語の試験が課されます。配点はないですが面接もあります。面接内容が悪いと共通テスト・後期試験の英語で合格点を取れても不合格となるので対策をちゃんとしましょう。共テの配点は87%で、共テの点数が非常に大事な大学です。
琉球大学
この大学は共通テストのボーダーが低く、医学部の中では偏差値の低い大学です。しかし偏差値が低いからといっても60後半はあるので、レベルが高いことに変わりはありません。共テの配点は79%でこちらも共テの結果が大事です。学科試験はなく、小論文と面接が試験で課されます。
旭川医科大学
この大学は後期試験で英語と面接が課されます。英語はやや難しく面接でもやや差がつくため、英語が得意な学生は狙いやすいです。共通テストの配点は71%です。募集人数が8人でやや少なめです。
秋田大学
この大学は上3つの大学よりも共テの配点が低く、67%です。後期試験では、小論文・面接が課され、小論文は一般的な小論文が出題されます。
浜松医科大学
この大学は上述しましたが、2024年では最も倍率が低かった大学です。募集人数も14人と多く、共テの配点が73%ほどです。後期試験では小論文と面接が課され、面接では一般的なものとプレゼンのようなものがあり、面接ではやや差がつきます。ですが、共通テストの成績が振るわなかった人が逆転合格を狙いやすい大学ではありません。
以上で挙げた5大学は共テの配点が高い大学です。試験で差がつく大学・ボーダーがより低い大学などを狙い合格を狙いましょう。
医学部の後期試験を受けるときに注意すること
医学部の後期試験を受ける際にやっておくべきこと、あるべき心構えなどについて説明していきます。
後期試験にもしっかりと戦略を立てましょう
後期試験を受ける場合も戦略を立てる必要があります。上記の説明の通り、倍率や、共通テストの配点比率、試験科目で受験する大学を選ぶ必要があります。
面接が得意な人、学科試験で得点を取る自信がある人、共通テストの得点結果が良かった人、良くなかった人など様々でしょう。自分にとって最適で受かる可能性が高い大学を選びましょう。
後期試験対策も念入りにしましょう
後期試験の科目試験ももちろんレベルの高い試験です。対策はもちろん必要です。面接と共通テストだけで合否が決まってしまう大学もあります。どちらにせよ、念入りに準備し、対策する必要があります。
最後まで気を抜かずに受験しましょう
前期試験の手応えがいくら良くても、受験者のレベルや倍率から、不合格になる可能性はあります。最後まで気を抜かずに後期試験まで準備しましょう。
また、後期試験の難易度や倍率から、最初からあきらめてしまうのも良くないです。チャンスはもちろんありますし、自分に合った受験戦略であれば、合格できる可能性はあります。
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