大学受験は親もしんどい…
子どもに任せっきりにはできない…
大学受験は保護者にもしんどいことがたくさんあります。子どもの受験について悩む保護者の方も多いのではないでしょうか。
今回は受験を控える子どもを持つ保護者がしんどくなる原因と対処法を解説します。またどんな保護者ができるサポートについても見てみましょう。
・受験は保護者もしんどいが、対処法もある
・保護者が子どもにできるサポートをやってみる
・受験の出願や入学手続きは保護者の出番!
東北大学教育学部を在学中、「学習管理塾168塾」および「東北大専門塾Elevate」 を創業し、現在は株式会社shared 代表。これまでに200名以上を指導し、旧帝大・医学部合格者を多数輩出。
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AIを活用した学習管理システム を導入し、戦略的学習管理メソッド による個別最適化指導を展開。教育メディア「#スタシェア」を運営し、受験情報に関する情報を発信している。
しんどいと感じる原因
大学受験を控える子どもの保護者が「しんどい」と感じる原因は、子どもの言動によるもの、親自身の問題などさまざまです。
以下に大学受験で保護者がしんどいと感じる原因をピックアップしました。
・子どもが話をしてくれない
・子どもの成績が心配
・進路が決まらない
・お金がかかる
・大学受験の知識が少ない
上記の内容について見ていきましょう。
子どもが話をしてくれない
子どもが保護者とコミュニケーションを取ろうとせず、子どもが何を考えているのかがわからないということが保護者のしんどさにつながるようです。
子どもと話が出来なければ、受験に関わる準備が出来なかったり、模試やイベントなど大事なスケジュールを把握出来なかったりして、保護者の予定を立てられないなど生活に影響が出てきてしまいます。
保護者も早めに学校のスケジュールを確認したり、子どもの機嫌がいいときや話ができるタイミングでしっかり聞き出すことを心掛けておく必要があります。
子どもの成績が心配
「勉強しているのに成績があまり良くない」「ちゃんと勉強しているのか心配」という保護者の方も多いです。
保護者の心配しているという気持ちがあるのは仕方がありません。ただし、気をつけたいのは「子どもに勉強しているの?」「最近、成績が良くないんじゃない?」という声かけです。
子どもはただでさえ自分が受験生であることにプレッシャーを感じています。特に勉強面ではかなりデリケートな状態になる子どももいるので、そのプレッシャーに拍車をかけるのは良くありません。
心配な気持ちだけを伝えようとせず、そっと見守る姿勢、子どもを信じることも大切です。
進路が決まらない
子どもの進路が決まらないことも保護者を悩ませる原因のひとつ。
進路が早めに決まれば、その分準備に時間をかけられます。しかし進路が決まらなければ、親がやってあげられる準備も進みません。
なかなか子どもの進路が決まらないなら、家庭で進路について考える時間を取ってみましょう。
以下のような観点から志望校や学部、学科を選ぶのがおすすめです。
・将来やりたいことは何か
・文系か理系どちらに進むべきか
・進学したいエリアはどの地域か
・大学にかかる費用
お金がかかる
受験にかかる費用の面でも保護者は大変です。試験そのものにかかる費用、大学入学から卒業までの費用はもちろん、子どもの塾代なども考えると多くの費用を準備しなければいけません。
お金に関しては、まだお金を稼いでいない子どもに負担させることはできません。
そのため、大学生になったら子どもに無理のない範囲で生活費を負担させたり、奨学金制度について調べてみたり、今後工夫できることを積極的にやってみましょう。
大学受験の知識が少ない
保護者自身の大学受験の知識がなければ、子どもへのサポートが難しいことがあります。
受験に関する情報収集は家事や仕事の合間、仕事が休みの日などを使うため保護者の負担となり、しんどくなってしまいます。
しかし、保護者も受験に関する知識を持っていなければ、子どもがどんな助けを必要とするか、何をサポートできるかがわかりません。
保護者も「情報収集は子どもが自分でやるべき」という考えではなく、子どもの情報だけでは不十分なところをさらに調べるというように分担し、お互い協力できると良いでしょう。
大学受験の保護者の悩みを対処する方法
大学受験は子ども、そしてその家族が協力して挑むというのが理想ではあります。
しかし「どうしてもしんどくなる」「家族だけではうまくいかない」という不安もあるでしょう。
そのしんどさや、不安は対処することが可能です。
対処方法は以下の通りです。
・プロの力を借りる
・子どもと一緒に過ごす時間を作る
・保護者もセルフケアを大切にする
・子どもが話したくなくなるような言動をしていないか振り返る
プロの力を借りる
「プロ」というのは学校の先生や、塾の講師など大学受験に関する知識がある人たちのことです。
インターネットや学校のパンフレット等の知識のみでは、受験情報を網羅できないこともあります。
学校の先生や塾の講師は、自身の経験、生徒たちを見てきた経験から大学受験に関するリアルな情報を持っています。
家庭で調べている情報だけでは不安ということなら、学校や塾を頼って受験準備を進めましょう。
もし、勉強はすべてプロにお任せしたいという気持ちが強い方は、計画作成から進捗管理までをトータルで行ってくれる学習管理塾がおすすめです!気になる方はこちらの記事をご覧ください。
子どもと一緒に過ごす時間を作る
受験で大変な時期でも子どもと一緒に過ごす時間を作ってみましょう。
子どもは受験のプレッシャー、ストレス、思春期などの問題を抱えている時期です。保護者自身も仕事や家事などお互いに忙しい毎日を送っています。
しかし、その日々を繰り返すだけでは何も変わりません。
休みの日に一緒にご飯を食べたり、買い物に出かけたり、ちょっとの時間でも気分転換ができると、思っていることを聞き出せたり、コミュニケーションが取りやすくなったりします。子どもと話がしづらいという状況から打破するきっかけにもなります。
保護者もセルフケアを大切にする
保護者が常に元気でいられるよう、自分自身のケアも大切です。
保護者がイライラしていたり、子どもと接するときもつい棘のある言葉を発してしまったりするなど、ネガティブな状態では子どもにとってもマイナスになってしまいます。
保護者が自分のためにできるセルフケアの方法はさまざまです。マッサージやヨガに行っても良いですし、おいしいものを食べに行くのも良いですね。
子どもが親に話したくなくなるような言動をしていないか振り返る
子どもが親に言われたら嫌になるような言葉をかけていないか振り返ってみましょう。
先述にもありますが、受験生というのはデリケートで繊細な精神状態が続いています。
「成績がのびないね」とさらに不安にさせたり「〜さんは合格したんだね」と周りと比較したりする言葉は、受験生のやる気を落としてしまいます。
また自分の親にそんなことを言われると、余計に辛くなり「親には何も話したくない、頼りたくない」と思ってしまう原因になります。
保護者から子どもへネガティブな声掛けをしていないか振り返ってみましょう。
保護者ができるサポート
保護者が子どものために家でできることには以下のようなことがあります。
・子どもの体調管理
・勉強に集中できる環境を作る
・子どもが言われて嬉しい声かけをする
子どもの体調管理
受験勉強で忙しくしていると、ご飯を抜いたり、栄養バランスの良い食事を自分でするのが難しい状態になります。
また受験生は勉強に気を取られ、不規則な生活や寝不足にもなりがちです。
子どもが勉強のしすぎで体調を壊したり、生活リズムが崩れたりしないよう、気にかけてあげましょう。
勉強に集中できる環境を作る
子どもが集中して勉強に取り組める場所を作ってあげましょう。
子どもは日中、学校や塾で勉強しますが、受験生なら家に帰ってからも勉強する子どもも多いでしょう。そのため家でもしっかり勉強に取り組める環境が必要です。
子どもが勉強している間は音をあまり出さないように気をつけましょう。例えば、家のテレビの音を小さくしたり、子どもが勉強していない時間に洗濯機を回したりして、勉強しやすい環境を作ってあげましょう。
子どもが言われて嬉しい声かけをする
「勉強お疲れ様」と労ったり、「よく頑張ってるね」と褒めたりすると子どもも受験に前向きに取り組めるでしょう。
子どもはネガティブなことを言われるより、嬉しいことを言ってくれるほうがやる気を上げられますし、「応援してくれている!」と感じることができます。
保護者の言葉1つで子どものモチベーションを変えられるので、子どもがポジティブに思えることを伝えていきましょう。
保護者ができる受験に必要な準備
以下は保護者ができる受験前に必要な手続きや受験前に必要な準備です。
以下のことを保護者が率先して準備してあげると、子どもも安心して受験に取り組めます。
①受験スケジュールを把握
②出願、入学手続きをする
③移動手段・ホテルを早めに予約(保護者が同伴でも同様)
④受験先でのトラブル対処法を教える
①受験スケジュールを把握
大学受験では覚えておかないといけない日付が多くあります。
覚えておかないといけない日付
・試験日
・出願締め切り日
・合格発表日
・入学手続き締切日
受験は何校か受ける場合、それぞれの学校により受験スケジュールも異なります。
それぞれの学校のスケジュールを忘れないためには、カレンダーに書き込んだり、一目でわかるスケジュール表を作ったりして親子で共有できるようにしておきましょう。
②出願、入学手続きをする
出願や入学手続きは、締切日に間に合うように書類を準備したり、学校の調査書やお金の振り込みが必要だったりと、受験勉強で忙しい子どもには管理しきれない部分も多いため、保護者の協力が必要です。
受験を希望する学校の情報を早めにチェックし、余裕を持って準備に取り掛かりましょう。
③移動手段・ホテルを早めに予約(保護者が同伴でも同様)
受験はいつも行く場所とは違う場所で行われるため、遠距離の移動や宿泊が必要な場合があります。
まだ1人で遠方に行ったり、交通機関や宿泊施設を利用したりしたことがない子どもに全部任せっきりにするには不安要素が多いです。保護者が一緒に宿を探し、どの交通機関を使うのが良いかを考えましょう。
受験の時期は旅行シーズンとかぶっていたり、他の受験生も同じエリアで宿探しをしていたりするので、早めに予約を済ませるのがおすすめです。
また、天候によって交通機関が止まりやすくなったりすることもあります。宿から受験の場所まで歩いて行ける距離の宿を探しても良いでしょう。
④受験先でのトラブル対処法を教える
トラブルの対処法は調べた情報でももちろん良いですが、遠方に行った際の保護者の経験を共有できると、子どもにとっても良い参考になります。
他にも、時間に遅れそうなら誰に連絡するか、交通機関が止まったらどのように移動するかという緊急の事態が起った時にも対応できなければいけません。保護者から何かがあったら周りの大人に助けを求めるよう、子どもに伝えておきましょう。
まとめ| 子どもと協力して志望校合格を目指そう
大学受験は受験する本人だけの頑張りではうまくいかないこと、大変なことが多いです。
そんなとき、保護者が一緒になって受験に備えてくれると子どもは安心して保護者を頼ることができます。
保護者自身も仕事や家事で忙しい毎日で「自分のことくらい自分でやってほしい」と思う気持ちがあるのも当然です。
しかし、子どもにとって大学受験は今後の将来にも関わる大切な一大イベントで「保護者も応援してくれている」と思えると心強くいられます。
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