とにかく国公立大学に進学したい!
入りやすい法学部はどこの大学?
「法学部に進学したいけれど、国公立大学の中でどこが入りやすいのだろう?」と悩んでいませんか?
学費を抑えつつ、法学の知識をしっかりと身につけたいと考える受験生にとって、国公立の法学部は魅力的な選択肢です。しかし、偏差値や入試方式が大学ごとに異なるため、どの大学が自分に合っているのか迷うことも多いでしょう。
本記事では、国公立の法学部の中でも比較的入りやすい大学を厳選し、その偏差値や難易度、入試の特徴を詳しく解説します。国公立大学の法学部に入りたい受験生、必見です!
- 国公立大学法学部の偏差値は大学ごとに大きく異なる
- 関東や関西の都市部の大学よりも地方大の方が倍率が低く入りやすい傾向にある
- 大学ごとに特色があるので、自分のやりたいことを明確にし大学を選ぼう

東北大学教育学部を在学中、「学習管理塾|168塾」および「東北大専門塾Elevate」 を共同創業。これまでに200名以上を指導し、旧帝大・医学部合格者を多数輩出。
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国公立の法学部はなぜ人気?その魅力とは?

「国公立大学の法学部に入学したい」という受験生は、毎年必ず一定数存在します。
ここでは国公立大学の法学部の魅力について解説します。
1,学費が安い
国公立大学の最大の魅力は学費の安さです。
私立大学と比較すると年間の授業料が約半分程度に抑えられるため、経済的な負担を減らしながら学ぶことができます。また、奨学金制度や授業料免除制度も充実しており、経済的な側面にとらわれず学業に専念しやすい環境が整っています。
2,選択肢の幅が広い
国公立の法学部は全国各地に存在するため、自分の学力や志望する学びの内容に合わせて大学を選ぶことが可能です。また、併願もしやすく、受験戦略を柔軟に立てられる点もメリットです。
3,地域密着型で就職に強い
地方の国公立大学では、地元企業や自治体との結びつきが強く、卒業後の就職先として地元の公務員や法律関係の職種が多くなる傾向にあります。特に地方公務員や司法書士などを目指す場合、地方の国公立大学に在籍していると、地域とのつながりを活かした就職活動がしやすくなります。
4,公務員試験に強い
国公立大学の法学部は、公務員試験対策に力を入れている大学が多くあります。
特に地方の国公立大学では、独自の公務員試験対策講座を設けているところもあり、地方自治体の公務員を目指す学生にとっては有利といえます。
5,研究機関としての役割
国公立大学は研究機関としての役割も担っており、法律学の最先端の研究に触れる機会が豊富です。
優れた教授陣のもとで学ぶことができるため、法曹界や行政機関での活躍を目指す学生にとって、非常に魅力的な環境が整っているといえるでしょう。
法学部のある国公立大学の偏差値一覧

国公立大学法学部の偏差値一覧は以下になります。

入りやすい国公立大学の法学部とは?

「入りやすい国公立大学の法学部」は、以下の視点から検討することができます。
1.偏差値が低い大学
2.倍率が低い大学
2.共通テストの得点率が低い大学
3.地方の国公立大学
1.偏差値が低い大学
まず、偏差値が低い大学は「入りやすい」大学といえるでしょう。
「絶対に国公立大学の法学部に合格したい」という受験生は、偏差値や倍率をもとに志望校を決定することも、受験戦略の1つといえます。
2.倍率が低い大学
倍率が低い大学も、競争が比較的緩やかなため「入りやすい」大学といえます。
特に地方の大学は倍率が1倍台のところもあり、狙い目です。
3.共通テストの得点率が低い大学
国公立大学の多くは、大学入学共通テストで複数科目の受験を必要とします。
そのため、苦手科目が含まれる共通テストの得点率が低い大学は「入りやすい」ということができます。
国公立大学でも共通テストの得点率が50%~60%の大学はありますので、共通テストで思ったような点数が取れなかった場合でも、「入りやすい」大学といえるでしょう。
4.地方の国公立大学
都市部の大学と比べて、地方の国公立大学は倍率が低く比較的「入りやすい」といえます。
特に地方在住の受験生にとっては、地元に近い大学を選ぶことで生活費を抑えながら学ぶことができるメリットもあるでしょう。
【地域別】入りやすい国公立大学法学部

各地域ごとに、偏差値や倍率から「入りやすい」国公立大学の法学部を紹介します。
北海道
北海道で法学が学べる国公立大学は以下の3校です。
小樽商科大学(商学部/社会情報学科 法学コース)
中でも小樽商科大学は2次試験で数学受験が必須のためか倍率が低く、数学が得意な受験生におすすめです。
小樽商科大学 | 受験情報 |
---|---|
所在地 | 北海道小樽市緑3-5-21 |
法学が学べる学部・学科 | 商学部・社会情報学科 |
偏差値 | 50 |
共通テスト得点率(前期) | 68% |
倍率(2025年度) | 2.4倍 |
共通テスト | 一般選抜(前期)5~6教科7科目(900点満点) 【必】国語:国(200点) 《選》地歴:地総地探、歴総日探、歴総世探、地総、歴総 (100点) 《選》公民:公倫、公政経、公共 ※「地総、歴総、公共」は2つで1科目とする。(100点) 《選》理科:物基、化基、生基、地学基、物、化、生、地学(100点) 《選》情報:情I(100点) 【必】数学:数IA、数I、数IIBC から2科目選択。(200点) 【必】外国語:英、独、仏、中、韓 から1科目選択。※英語はリスニングを含む。(200点) 地歴・公民、理科、情報から3科目選択。ただし、地歴・公民、理科からそれぞれ1科目以上選択必須。 |
個別学力試験 | 一般選抜(前期)3教科3科目(500点満点) 【必】国語:現国・言文・論国・文国・国表・古探(200点) 【必】数学:数I・数II・数A・数B・数C (第一群)または数I・数II・数III・数A・数B・数C(第二群) (200点) 【必】外国語:英コミI・英コミII・英コミIII・論表I・論表II・論表III ※聞き取り・書き取りは行わない。(200点) |
参照:河合塾Kei-Net
東北
東北地方で法学が学べる国公立大学は以下の6校です。
福島大学 (人文社会学群/行政政策学類)
福島大学は偏差値が50台と国公立大学群のなかでは比較的低くなっています。
また二次試験が小論文のみとなっているので、総合型選抜受験との併用も検討することができます。
福島大学 | 受験情報 |
---|---|
所在地 | 福島県福島市金谷川1 |
法学が学べる学部・学科 | 人文社会学群・行政政策学類 |
偏差値 | 52 |
共通テスト得点率(前期) | 59% |
倍率(2025年度) | 9.3倍 |
共通テスト | 一般選抜(前期)7教科8科目(650点満点) 【必】国語:国(150点) 【必】地歴:地総地探、歴総日探、歴総世探 から1科目選択。(75点) 【必】公民:公倫、公政経 から1科目選択。(75点) 【必】数学:数IA、数IIBC(100点) 【必】理科:物基、化基、生基、地学基、物、化、生、地学 から1科目選択。※基礎を付した科目は2分野で1科目とする。(50点) 【必】外国語:英、独、仏、中、韓 から1科目選択。※英語はリスニングを含む。(150点 ※1) 【必】情報:情I(50点) |
個別学力試験 | 一般選抜(前期)(200点満点) 【必】小論文・作文 ※小論文。(200点) |
参照:河合塾Kei-Net
参照:ベネッセマナビジョン
関東
関東地方で法学が学べる国公立大学は以下の7校です。
群馬大学 (情報学部/情報学科)
全国から入学者が集まる関東圏において、偏差値50、共通テスト得点率61%の群馬大学は比較的「入りやすい」国公立大学といえます。二次試験において数学受験が選択可能なので、数学が得意な受験生におすすめです。
群馬大学 | 受験情報 |
---|---|
所在地 | 群馬県前橋市荒牧町4丁目2 |
法学が学べる学部・学科 | 情報学部・情報学科 |
偏差値 | 50 |
共通テスト得点率(前期) | 61% |
倍率(2025年度) | 2.6倍 |
共通テスト | 一般選抜(前期)6~7教科8科目(950点満点) 【必】国語:国(200点) 《選》地歴:地総地探、歴総日探、歴総世探、地総、歴総 ※「地総、歴総、公共」は2つで1科目とする。(100点) 《選》公民:公倫、公政経、公共 ※「地総、歴総、公共」は2つで1科目とする。(100点) 《選》理科:物基、化基、生基、地学基、物、化、生、地学 ※基礎を付した科目は2分野で1科目とする。(100点) 【必】数学:数IA、数I、数IIBC から2科目選択。(200点) 【必】外国語:英、独、仏、中、韓 から1科目選択。※英語はリスニングを含む。(200点 ※1) 【必】情報:情I(50点) |
個別学力試験 | 一般選抜(前期)1~2教科1~2科目(400点満点) 《選》数学:数I・数II・数A・数B・数C (数Bは数学と社会生活を除く。数Cはベクトル)、数I・数II・数III・数A・数B・数C(数Bは数学と社会生活を除く。数Cは数学的な表現の工夫を除く)(400点) 《選》外国語:英コミI・英コミII・英コミIII・論表I・論表II・論表III(400点) |
参照:河合塾Kei-Net
中部
中部地方で法学が学べる国公立大学は以下の8校です。
福井県立大学(経済学部/経済学科)
福井県立大学は偏差値が47.5と比較的低く入りやすい大学です。
地域密着型の学びに重点を置いているので、地域社会との連携や地域貢献に興味がある学生に適しています。
福井県立大学 | 受験情報 |
---|---|
所在地 | 福井県吉田郡永平寺町松岡兼定島4-1-1 |
法学が学べる学部・学科 | 経済学部・経済学科 |
偏差値 | 47.5 |
共通テスト得点率(前期) | 64% |
倍率(2025年度) | 3.2倍 |
共通テスト | 一般選抜(前期)3教科3~4科目(300点満点) 【必】国語:国(100点) 【必】外国語:英、独、仏、中、韓 から1科目選択。※英語はリスニング含む。(100点 ※1) 《選》地歴:地総地探、歴総日探、歴総世探、地総、歴総 ※「地総、歴総、公共」は2つで1科目とする。(100点) 《選》公民:公倫、公政経、公共 ※「地総、歴総、公共」は2つで1科目とする。(100点) 《選》数学:数IA、数IIBC(100点) 《選》理科:物基、化基、生基、地学基、物、化、生、地学 ※基礎を付した科目は2分野で1科目とする。(100点) |
個別学力試験 | 一般選抜(前期)2教科2科目(200点満点) 【必】国語:現国・言文・論国・文国(100点) 【必】外国語:英コミI・英コミII・英コミIII・論表I・論表II・論表III(100点) |
参照:河合塾Kei-Net
近畿
近畿地方で法学が学べる国公立大学は以下の5校です。
大阪公立大学(法学部/法学科)
大阪公立大学は、2022年に大阪市立大学と大阪府立大学が統合して新設された国公立大学です。
多様な学部を設置した総合大学で、法学を学びたいが、最難関の大学には挑戦しにくいという学生にとって、挑戦しやすい国公立大学です。
都市部のアクセスの良さを生かし、様々なインターンシップや実務経験を積みやすい環境が整っている点も魅力です。
大阪公立大学 | 受験情報 |
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所在地 | 杉本キャンパス 大阪府大阪市住吉区杉本3-3-138 |
法学が学べる学部・学科 | 法学部・法学科 |
偏差値 | 57.5 |
共通テスト得点率(前期) | 75% |
倍率(2025年度) | 3.1倍 |
共通テスト | 一般選抜(前期)6教科8科目(950点満点) 【必】国語:国(200点) 《選》地歴:地総地探、歴総日探、歴総世探、地総、歴総 ※「地総、歴総、公共」は2つで1科目とする。(100点) 《選》公民:公倫、公政経、公共 ※「地総、歴総、公共」は2つで1科目とする。(100点) 【必】数学:数IA、数IIBC(200点 <各100点>) 【必】理科:物基、化基、生基、地学基、物、化、生、地学 から1科目選択。※基礎を付した科目は2分野で1科目とする。(100点) 【必】外国語:英、独、仏、中、韓 から1科目選択。※英語はリスニングを含む。(200点 ※1) 【必】情報:情I(50点) |
個別学力試験 | 一般選抜(前期)2教科2科目(600点満点) 【必】国語:現国・言文・論国・文国(300点) 【必】外国語:英コミI・英コミII・英コミIII・論表I・論表II・論表III ※リスニングは課さない。(300点) |
参照:河合塾Kei-Net
中国・四国
中国・四国地方で法学が学べる国公立大学は以下の7校です。
愛媛大学(法文学部/人文社会学科)
愛媛大学は、二次試験で調査書が課される珍しい大学の1つです。
高校生活での頑張りを評価してもらえるので、3年間コツコツと努力してきた受験生におすすめです。
愛媛大学 | 受験情報 |
---|---|
所在地 | 愛媛県松山市文京町3 |
法学が学べる学部・学科 | 法文学部・人文社会学科 |
偏差値 | 47.5 |
共通テスト得点率(前期) | 63% |
倍率(2025年度) | 2.1倍 |
共通テスト | 一般選抜(前期)6~7教科8科目(800点満点) 【必】国語:国(200点) 《選》地歴:地総地探、歴総日探、歴総世探、地総、歴総 ※「地総、歴総、公共」は2つで1科目とする。(100点) 《選》公民:公倫、公政経、公共 ※「地総、歴総、公共」は2つで1科目とする。(100点) 《選》数学:数IA、数I、数IIBC(50点) 《選》理科:物基、化基、生基、地学基、物、化、生、地学 ※基礎を付した科目は2分野で1科目とする。(50点) 【必】外国語:英、独、仏、中、韓 から1科目選択。※英語はリスニングを含む。(200点 ※1) 【必】情報:情I(50点) |
個別学力試験 | 一般選抜(前期)2教科2科目(570点満点) 【必】国語:現国・言文・論国・古探(250点) 【必】外国語:英コミI・英コミII・英コミIII(250点) 【必】調査書など ※出願書類:調査書。(70点) |
参照:河合塾Kei-Net
九州・沖縄
九州・沖縄地方で法学が学べる国公立大学は以下の6校です。
琉球大学(人文社会学部/国際法政学科)
沖縄県の琉球大学も、二次試験で調査書を課す国立大学の1つです。
また二次試験の内容が英語のみとなっているので、英語が得意な受験生にはおすすめです。
琉球大学 | 受験情報 |
---|---|
所在地 | 沖縄県中頭郡西原町字千原1 |
法学が学べる学部・学科 | 人文社会学部・国際法政学科 |
偏差値 | 45 |
共通テスト得点率(前期) | 61% |
倍率(2025年度) | 1.7倍 |
共通テスト | 一般選抜(前期)7教科7科目(900点満点) 【必】国語:国(200点) 【必】地歴:地総地探、歴総日探、歴総世探 から1科目選択。(100点) 【必】公民:公倫、公政経 から1科目選択。(100点) 【必】数学:数IA、数IIBC から1科目選択。(100点) 【必】理科:物基、化基、生基、地学基、物、化、生、地学 から1科目選択。※基礎を付した科目は2分野で1科目とする。(100点) 【必】外国語:英、独、仏、中、韓 から1科目選択。※英語はリスニングを含む。(200点) 【必】情報:情I(100点) |
個別学力試験 | 一般選抜(前期)1教科1科目(250点満点) 【必】外国語:英コミI・英コミII・英コミIII・論表I・論表II・論表III(200点) 【必】調査書など ※調査書。(50点) |
参照:河合塾Kei-Net
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