周りに受験生の保護者がいるけど、なんて声をかければいいのかな…
受験生の親は、子どもの受験がうまくいくか、いつも気が張っています。何気ないひと言にも敏感になりがちなので、声をかけるほうも迷いますよね。
この記事では、受験生の保護者と話すときに避けたい話題と、かけたい言葉を例文つきで紹介します。後半では、ご自身のお子さまが受験生という方に向けて、わが子への声かけも取り上げます。
- 成績の状況や志望校を聞くのは避けた方がいい
- 受験生をサポートする大変さへの共感と、寄り添う気持ちを示すことが大切
- 受験生の保護者は不安や悩みを吐き出せる相手や、心理的なサポートを求めていることもある

独学で東北大学医学部に現役合格。指導経験の中で、“塾外の時間”の使い方こそが成績向上の鍵だと気づき、168時間に着目したオンライン学習管理塾「168塾」、東北大専門塾「Elevate」を創設。全国の受験生を支援している。
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現在は東北大学大学院加齢医学研究所にて、脳科学と教育を融合させた研究を行うと同時に、東北大学病院 認知症外来で診療に携わる現役医師でもある。学術と現場の両視点から、「自走力を育む学習法」の確立を目指し、受験にとどまらない“生きるための学び”を提唱。

東北大学教育学部在学中、自身の浪人体験から、モチベーション支援や学習戦略の大切さに気付き、オンライン学習管理塾「168塾」と東北大専門塾「Elevate」を共同創設し、IT技術を活用した学習管理で全国の受験生を支援している。
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現在は教育メディア「#スタシェア」の運営を行いながら、プロダクト開発と現場支援を両輪に、学びの選択肢と質の向上に取り組む。
受験生の親は不安でいっぱい!

受験生の親御さんの頭の中は、たいていこんな気持ちでいっぱいです。
保護者うちの子、本当に受験大丈夫かな…



子供が勉強に集中できるように、サポートしないと…!
高校受験も大学受験も、子どものこの先の人生を大きく左右します。勉強の様子がいつも以上に気になったり、家族としてどう接すればいいか神経質になったりするのは、自然なことです。
そんな保護者と話すときに、気をつけたいのは次の3点です。
- 成績の状況を聞く
- 周りにいる受験生の様子を伝える
- 志望校に関する情報を聞く
1.成績の状況を聞く
成績のことは、こちらからは聞かないのがいちばんです。
子どもの成績を誰よりも気にかけて、心配しているのは保護者本人です。思うような成績が取れていなければ、そのことで悩んでいたり、触れてほしくないと思っていたりしてもおかしくありません。
話したい人は、聞かなくても自分から子どもの様子を話してくれます。成績や勉強の進み具合の話は、相手が切り出すまで待ちましょう。
⒉他の受験生の様子を伝える



〇〇さんの子供は、東京大学を受験するんだって!



うちの子、最近ようやく成績が上がってきてさ〜
こんなふうに、ほかの受験生の話をするのも控えたいところです。悪気はなくても、聞いた側はつい自分の子どもと比べて、落ち込んでしまうことがあります。
3.志望校に関する情報を聞く



〇〇さんのお子さんはどこの大学を志望されているの〜?
志望校を聞くのも、できれば避けましょう。
志望校には、ある程度その子の実力が表れます。つまり志望校を聞くのは、学力のレベルを聞いているのとほとんど同じこと。成績にまで踏み込んで聞かれたくない保護者は多いので、相手から話してくれるのを待つのが無難です。
受験生の子どもがいるママ友や友人へのおすすめメッセージ例





聞いちゃいけないことはわかったけど、じゃあ何て声をかければいいの…?
たとえば、こんな声かけなら相手の気持ちを軽くできます。
- もし何か手伝えることがあったら、遠慮なく言ってね。
- 子供さんの努力、きっと実るよ。応援してるね。
- 大変さはわかるけど、たまには自分の時間も大切にね。
- お子さんのこと、心配だろうけど、あなたのサポートがあれば大丈夫。
- お子さんもあなたも、健康第一でね。
- 少し息抜きに、散歩やコーヒーでも行かない?
- あなたの温かいサポート、きっとお子さんも感じてるよ。
- お子さんのこと、いつでも相談してね。一緒に考えよう。
ポイントは受験生をサポートする大変さへの共感と、寄り添う気持ちを示すことです。
「支える側の不安もわかっているよ」「陰で応援しているよ」。そんな気持ちが伝わるだけで、相手はずいぶん安心できます。
周りに受験生のママ友や友人がいたら、ひと言かけてみてください。
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【保護者の方へ】受験生の我が子に、親から直接かける言葉



うちの子が受験生なんだけど、つい「勉強したの?」って言っちゃう…
ここまでは「受験生の親に声をかける側」の例文を紹介してきました。ご自身のお子さまが受験生という方は、かける言葉の基準が少し変わります。基本は、評価する言葉を減らし、事実を確認する言葉に置き換えることです。
「がんばって」「大丈夫?」は励ましのつもりでも、受け取る側には「今のままでは足りない」という評価として届くことがあります。特に模試の結果が出た直後は、結果をいちばんわかっているのは本人です。
| つい言ってしまう言葉 | 言い換え例 | なぜ変わるか |
|---|---|---|
| 勉強したの? | 今日は何からやる? | 詰問が、着手の確認に変わる |
| がんばって | 何か手伝えることある? | 評価が、支援の申し出に変わる |
| この成績で大丈夫なの? | どこが伸びてて、どこが止まってる? | 不安の表明が、現状整理に変わる |
| 計画を立てなさい | 明日の分だけ、一緒に決めない? | 丸投げが、一緒に取り組む提案に変わる |
| スマホばかり見て | 何時から始めるか決めたら、それまでは何も言わないね | 禁止が、本人の決定に変わる |
もうひとつ大事なのが、選択肢を2つに絞って聞くことです。「今日どこやるの?」より「数学と英語、どっちからやる?」のほうが、本人も答えやすく、そのまま取りかかりやすくなります。選択肢が多いと、かえって決めにくいものです。
声をかけるタイミングも大切です。勉強が終わった直後や模試が返ってきた直後は、本人の気持ちが揺れているとき。生活の話(食事・睡眠)から入って、勉強の話は本人から出てくるのを待つほうが、会話は続きます。
勉強に関する話題はなるべく避けたほうが無難!


勉強の状況、成績、志望校に関する話題といった踏み込んだ話題を聞くことはできるだけ避けて、相手の不安や悩みに寄り添う姿勢で接することが大切です。
受験生の保護者は、不安や悩みを吐き出せる相手を求めていることもあります。相手の様子を見ながら、話を聞く側に回ってみてください。
受験が終わったあとも、いい関係を続けていきたいですよね。そのためにも、今の時期のひと言を大切にしてみてください。




















