【E判定からの逆転】模試の結果で志望校を下げる前に。「感情」ではなく「データ」で判断すべき理由
168塾塾長こんばんは、168塾代表の難波です。
模試の結果が返ってきました。
志望校の判定は…「E判定」
やっぱり志望校を下げた方がいいでしょうか…
このまま目指させて、全落ちしたらどうしよう…
親御さんがそう不安になる気持ち、痛いほど分かります。 しかし、受験戦略のプロとして断言します。「現時点でのE判定は、合否に直結しません」
実際、入試直前期でもない今の時点でのE判定は、まだ何も決まっていない段階に過ぎません。多くの受験生が、この時期の判定を本番の結果と同じ重みで受け止めてしまい、必要のない焦りから貴重な時間を消耗してしまっています。
特にお子様自身が「もうダメだ」と感じてしまうと、そこから勉強への意欲そのものが下がってしまうことも少なくありません。だからこそ保護者様が先に冷静さを取り戻し、正しい見方をお子様に示してあげることが大切です。
判定は「健康診断の数値」に過ぎない
医師の視点でお話しします。 模試の判定は、あくまで「その時点での健康診断の結果」です。
「血圧が高い(E判定)」という数値が出たからといって、「もう寿命です(不合格です)」とはなりませんよね?
重要なのは、
「なぜ血圧が高いのか?(なぜ点が取れなかったのか?)」という原因の分析と、
「どうすれば下がるのか?(どうすれば点が取れるのか?)」という治療計画です。
どちらも欠けてはいけません。原因分析だけで終われば「なぜダメだったか」を知るだけで終わってしまいますし、治療計画だけを立てても、そもそもの原因を見誤っていれば的外れな対策になってしまいます。この両輪が揃って初めて、判定は”下げるべきサイン”ではなく”改善できるサイン”に変わります。
多くの受験生と保護者様は、E判定という「結果」だけを見て感情的に落ち込んでしまいます。
しかし、私たちが見ているのは「中身」です。
「英語の長文が読めなかっただけか?数学の計算ミスが多かっただけか?」
原因が特定できれば、対策は可能です。対策すれば、判定は必ず改善します。
ここで大切なのは、”感情”を一度手放し、”データ”だけを見る視点に切り替えることです。E判定という結果に対して「悔しい」「不安」と感じるのは自然なことですが、その感情のままで次の一手を決めてしまうと、多くの場合、志望校を下げるという最も安易で、後悔しやすい選択に流れてしまいます。
一度志望校を下げてしまうと、後から「本当はもう少し頑張れたかもしれない」と感じても、簡単には戻れません。だからこそ、判定を見て動く前に、まず立ち止まって考えることが重要なのです。
高校最初のテストで「赤点」ギリギリだった私
実は、私も高校に入学してすぐの英語の中間テストで、散々な点数を取ったことがあります。
中学までは成績が良かったのに、高校のレベルの高さに圧倒され、「自分は井の中の蛙だったのか…」と打ちのめされました。
もしあの時、「英語が苦手だから、理系科目だけで行ける大学にしよう」と志望校を下げていたら、今の私はありません。
私はそこで諦めず、「なぜ解けなかったのか?」を徹底的に分析しました。
すると、「単語の意味は分かるが、文法構造が取れていない」という弱点が明確になりました。 そこからは文法書を1冊ボロボロになるまでやり込み、次のテストでは見事に挽回しました。
このとき私が痛感したのは、「なんとなく苦手」で終わらせず、「どこが具体的に分かっていないのか」まで掘り下げることの大切さです。曖昧な自己分析のままでは、次に何をすべきかが見えず、結局同じ失敗を繰り返してしまいます。
「悪い点数」は、諦める理由ではありません。 弱点を教えてくれる貴重なデータなのです。
当時の私も、点数だけを見れば落ち込んで当然の状況でした。しかし「どこで間違えたのか」を一つひとつ丁寧に洗い出していく作業は、悪い結果を突き付けられる不快な時間ではなく、次にやるべきことを教えてくれる貴重な時間に変わっていきました。
168塾生が「E判定」から逆転できる理由
実際に、168塾から第一志望の大学に逆転合格した生徒たちも、入塾当初や模試の段階では「E判定」や「基礎レベルからのスタート」でした。
彼らが逆転できた理由は、判定を見て一喜一憂しなかったからです。 私たちが提示する「合格までのロードマップ」を信じ、 「今月はこれをクリアすればいい」 「来月にはこの偏差値まで届く」 という「根拠のある計画」を淡々と実行しただけです。
もちろん、計画通りに進まない月もあります。しかし、そこで一喜一憂して計画そのものを投げ出すのではなく、「なぜ今月はうまくいかなかったのか」をまた分析し、翌月の計画に反映する。この地味な繰り返しこそが、E判定から合格ラインまでの距離を確実に縮めていく、唯一の方法だと私たちは考えています。
一気に偏差値を上げる魔法のような方法はありません。ですが、原因分析と治療計画を毎月淡々と繰り返していけば、気づかないうちに大きな距離が縮まっていた、という生徒を私たちは何人も見てきました。
E判定は「志望校を変えろ」というサインではありません。 「勉強のやり方を変えろ」というサインです。
「なぜE判定なのか?」の原因さえ分かれば、逆転のシナリオは描けます。
逆に言えば、原因が分からないまま志望校を下げてしまうと、同じ「なんとなく苦手」を引きずったまま、新しい志望校でも同じ壁にぶつかってしまう可能性があります。判定という数字の裏側にある”理由”に目を向けること。それこそが、後悔のない受験のために最も大切な一歩です。
E判定という数字に振り回されるのではなく、その数字が教えてくれる情報を活かす。この姿勢の違いが、残された期間の伸びを大きく左右します。
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