東北大のどこが評価されているの?
東北大は世間からどう見られているのかな?
近年、東北大が多くのランキングで上位を飾っていますが、それは一体なぜなのでしょうか?現役東北大生が感じる、東北大が評価されるポイントを紹介します。
「東北大が上位になっているけど、実力は本物かな?」と思っているそこのアナタ、必見です!
・東北大はTHEランキングで「国際性」が評価されている
・東北大は留学への支援制度が充実!
・東北大は学校関係者以外からも評価されている
THEランキング1位の東北大

高評価の要因は「国際性」にあり!
最近何かと話題な東北大に関するランキングといえばタイムズ・ハイヤー・エデュケーションの「THE日本大学ランキング」を思い浮かべる方も多いでしょう。多くの報道のとおり東北大は過去5年連続で1位を獲得しています。
東北大が特に評価されているポイントは「国際性」です。THEランキングの分野別ランキングの「国際性」では国公立大学の中で1位を獲得しており、東北大は「国際性」を評価されていることが分かります。
キャンパスを歩けば多くの留学生を見かけますし、国際共修授業と呼ばれる留学生と一緒に学ぶ講義も多く開講され、日本にいながら国際的な感覚を養うことができます。
また、国際共修授業は日本語でも開講されており、「英語はちょっと苦手……」という学生でもチャレンジしやすくなっています。
そして、東北大は留学生が多く東北大に学びにきているだけでなく、日本人学生の留学も活発に行われています。
東北大は海外の多くの大学と協定を結んでおり、大学間協定の数は241に上ります。多くの海外の大学の中から自分の興味にあった大学を選ぶことができます。
大学間の協定を結んだ大学への留学のメリットは留学先の授業料が免除されたり、減免されたりすることにあります。より長期の留学になるほどこのメリットは非常に大きくなります。

留学支援制度も充実!
東北大では前述のとおり多くの協定校を有しており、留学が活発に行われています。その背景には大学側からの様々なバックアップがあります。
まず1つ目はグローバルラーニングセンターによる支援です。東北大のグローバルラーニングセンターでは留学プログラムの広報活動や、学生に対して留学へのアドバイスを行っており、大学として留学する学生を支援しています。
2つ目は大学独自の奨学金制度です。中長期の留学をする学生向けに大学独自の奨学金も用意されており、経済的な支援も行われています。
昨今の円安や物価高で留学にかかる費用は急上昇しており、なかなか留学にまで手が出ないことが多いですが、支援が行われています。
様々な留学プランが用意されているのも東北大ならではといえるでしょう。こうした制度を利用して多くの学生が留学に行っていることがランキングの「国際性」での評価につながっていると考えられます。

筆者は学部1年時の夏休みにオンライン留学プログラムに参加しました。実際に現地に行くことはできませんが、渡航費や宿泊費はかからず、
授業料の多くを大学側が負担してくれたため、非常にリーズナブルな価格で参加することができました。
企業人事や研究者からの評価も上々
同じくTHEランキングの分野別ランキングの「教育成果」ランキングでは京都大学、九州大学、北海道大学についで第4位と、高い順位となっています。
この「教育成果」のランキングは企業人事や研究者のどれだけ卒業生が活躍することを期待できるかという視点で評価されています。
この指標から、東北大の卒業生が企業やアカデミアから高く評価されていることが分かります。大学卒業後の進路選択において「東北大卒」が好印象を持たれることは非常に有利に働きます。
「国際研究卓越大学」にも認定!


こちらも報道のとおり、2024年11月、東北大は「国際研究卓越大」にも認定され、今後25年間に渡って研究者や機関に資金が提供されます。これまで以上に研究が活発に行われ、より多くの成果を挙げるようになるでしょう。
東北大で研究をしたい学生にとっては非常に大きなメリットになります。
研究を行うには非常に多くの資金を必要としますが、予算が減少していることもあり、日本国内では多くの大学や研究機関において資金不足が深刻となっています。そんな中で新たに資金提供を受けられることは歓迎すべきことでしょう。
今後「国際研究卓越大学」として認定される大学は増えると考えられますが、現在認定されているのは東北大1校のみです。東北大の「研究第一」の姿勢が認められた結果でしょう。
まだまだ発表されていないことも多いため、今後に期待です。
詳しくはこちらの「国際卓越研究大学認定特設サイト」をご覧ください。
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東北大が評価される理由を東北大生なりに考察
「第一志望」の学生が多いから?
前期日程やAO入試での入学者が多く、いわゆる「第一志望」の学生が多く集まっています。また、AO入試の合格者を中心に「東北大で何をしたいのか」が明確な学生も多く、合格した後、大学での勉強や活動に前向きに取り組んでいます。
また、第一志望で無かった人もそうした周りの前向きな空気に押されて、大学進学後も学生が成長することができ、世間からの高評価につながっていると考えられます。
大学側が学生を応援してくれる制度が充実しているから?
東北大では前述の留学への支援だけでなく、独自の学生へのバックアップ体制が整えられています。例えば起業を考える学生向けに東北大学スタートアップ事業化センターがあります。スタートアップを支援するプログラムが多く用意され、学生は無料で参加できます。
起業に限らず、サークル活動や部活動も活発に活動しており、全国規模で活動している団体が多くあります。
勉強や研究以外の面でも学生が成長できる場が多く用意されており、これが卒業後の活躍につながっていると考えられます。
多くの卒業生の活躍がこうした企業や研究者からの高評価につながっているのではないでしょうか。
東北大のウィークポイントは……


著名400社の実就職率は全国18位
ここまで東北大が高評価を受けている点について述べてきましたが、東北大に弱点は無いのでしょうか?
弱点を挙げるとすれば大学通信オンラインの「著名400社の実就職率ランキング」(2024年)によると東北大生の著名400社の実就職率が30.4%で18位とあまり高くないことでしょうか。
そもそも著名400社の実就職率とは、日経平均株価指数の採用銘柄や会社規模、知名度、大学生の人気企業ランキングなどを参考に選定された400社を対象に、就職者数÷〔卒業生(修了者)数-大学院進学者数〕×100で表したものです。
一見すると東北大が就職に弱いのかと思われがちですがここには注意すべき点がいくつかあります。
まず、これは一般企業に就職した場合のみがカウントされるため、医学部等の卒業者が専門職についた場合、実就職率は下がります。同様に、国家公務員や地方公務員等で公務員になった場合も就職者数としてカウントされません。そのため、見かけ上就職者数が少なくなってしまいます。
また、特にメーカーでは決して著名ではないけれど専門の業界では実力が認められ、優秀な学生が入社する企業が多く存在します。こうした企業に就職する学生が多ければこの場合も実就職率は下がります。
東北大が発表する就職実績を見てみると卒業後、国家公務員や公務員として働いている卒業生が20%ほどと多いことが分かります。また、理系を中心にメーカーに就職する人も多いです。
一方で、著名な大企業への就職者も多くいるため、著名400社の実就職ランキングだけでは単純に就職の強さを比較することができないことがわかります。
東北大は評価されている!


ここまで見てきたように東北大は非常に多くの面で高く評価されています。それはこれまでの卒業生の社会での活躍によるものも大きいです。社会で活躍できる人材に成長できる東北大を目指してみませんか?
少しでも多くの人が東北大を目指してくれたらうれしいです!
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