毎日イライラしているみたいで、付き合う方も疲れてきた…
子どもが反抗期になってからもう何年も経ってる…
反抗期ってちゃんと終わるの?
こんな風に思っていませんか?
反抗期に向き合い続ける保護者も期間が長ければ疲れてしまいますよね。
大丈夫!ちゃんと反抗期の終わりは来ます!
この記事では、反抗期が終わるきっかけや、反抗期真っただ中の子どもへの関わり方について紹介します。
ぜひ明日からの子どもとのコミュニケーションの参考にしてみてください。
・反抗期には個人差がある
・子どもの自立を促す関わり方が重要
・周りに頼りながら反抗期を乗り越える
東北大学経済学部に現役合格。現役の塾講師として多数の生徒を第一志望合格者に導く。
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地方の公立高校から現役で東北大学経済学部に合格。塾講師や家庭教師を経験した後、もっと生徒一人一人に寄り添いたいという思いを基に、「168塾」の運営に携わっている。
そもそも反抗期とは
そもそも反抗期とはどのような具体的にどのような時期のことを言うのでしょうか。
主に思春期を迎える小学校高学年~高校生の子どもの自立が芽生えるのに伴い、反発的な言動を取ることを言います。
身体も心も子どもから大人へと大きく成長する時期ではありますが、成長の過程でホルモンバランスなどが乱れて精神的に不安定になりやすいのです。
ここから具体的な反抗期の特徴について詳しく解説していきます。
反抗期の特徴
反抗期に突入する前後では子どもの態度や発言が大きく変わってきます。
あんなに仲良くコミュニケーションが取れていたのに、急に様子が変わると驚いてしまいますよね。
特に家での会話が一方通行になったり、何を話しかけても反抗的に返されてしまうことも多いので、一緒に暮らしている家族もストレスを強く感じてしまいがちです。
しかし、反抗期はあくまで成長の通過点なのでちゃんと終わりがやってくる一時的なものです。
本人も好きでイライラしているわけではなく、あくまでホルモンバランスの乱れなど思春期特有の現象によるものなので、割り切って付き合っていきましょう。
反抗期には個人差がある
反抗期の影響を受ける度合いには個人差があります。
一般的には女の子なら、言葉で反抗してくることが多いです。
コミュニケーションを取ることを避けようとする傾向もあるので、部屋に閉じこもったり視線を合わせなくなるという行動が見られることもあります。
一方で、男の子の場合には女の子よりも言語能力の発達がゆっくりな特徴があるため、言葉で言い返せずにその分暴力や短絡的な暴言が増える傾向にあります。
そもそも反抗期らしい言動が見られないまま、反抗期と言われる時期を過ぎるケースもあります。
個人差が大きいので、特徴や突入する時期、程度などもあくまで一般的な目安として捉えておくのが良いでしょう。
反抗期が終わるきっかけは何?
とにかく早く反抗期が終わってほしい…
切実な願いとしてこのように思っている保護者の方は多いですよね。
明確にある日突然反抗期が終わるということはありませんが、終わりを迎え始めるタイミングは人それぞれあります。
私も中学生の頃は反抗期でしたが、高校入学後の環境の変化と共に落ち着いていったのを覚えています。
ここからは終わるきっかけになりやすいタイミングを紹介していきます。
個人差はありますが、ぜひ反抗期が終わる目安として参考にしてみてください。
子どもの成長
反抗期は自立心が芽生えることが原因で起こっているとされています。
自分の中で周りに守られてきた子どもから、自分で考えて判断する大人へと成長するために葛藤しているのです。
原因となっている子どもの自立する心がしっかり育てば、無事に反抗期を終えて一段階成長した我が子へと変わってくれるでしょう。
人によっては少し時間がかかることもありますが、周りの環境を整えて本人の成長を待つことで終わりがやってきます。
環境の変化
例えば転校や進学、塾通い、習いごとなど、子どもの生活環境が変わることで反抗期が収まるケースがあります。
人間関係を新たに築くことができるので、日頃抱えていた人間関係への余計な不安やストレスから解放されるためです。
イライラしたりストレスを日々抱えている状況を子ども自身も心地よくは思っていません。
新たな環境になることで、気持ちを一新して頑張ろうと思い切り替えられる子もいます。
長く反抗期が続いているようであれば、何か新しいことを始めるなど敢えて環境を変えてみるのも有効です。
受験
受験自体は勉強の日々でストレスを感じることが多くありますが、合格に向けて勉強に集中することで余計な思考を省くことができます。
例えば学校での友人関係や恋愛問題など、思春期の子どもが抱える悩みは幅広く種類も様々です。
このような不安や悩みを受験勉強に集中することで考えることがなくなり、外部からの刺激を制限できるので気付いたら落ち着いているということもあります。
また、受験合格という達成感や受験勉強からの解放感で気持ちがリフレッシュされることも。
子どもにとって受験はとても大きなイベントであり、反抗期が終わるきっかけにも十分なり得ます。
反抗期を早く終わらせるための関わり方
反抗期が成長のために必要な時期だとわかっていても、一刻も早く終わってほしいという気持ちもありますよね。
ここからは子どもの反抗期が終わるのを早められる関わり方のポイントを3つ紹介します。
- 子どもの自立心を尊重する
- 愛情と信頼を伝える
- 感情的に対応しない
すぐにできることばかりなので、早く反抗期を終わらせたいという方はぜひ参考にしてみてください。
子どもの自立心を尊重する
反抗期の子どもは自立心の芽生えから「もう子どもじゃない」という気持ちを強く持っているのが特徴です。
反抗期に入るまでは親が決めたことや先生の指示をそのまま受け止めていたとしても、自分で考えたり判断できるように成長する中で「自分で決めたい」という気持ちが強くなります。
これは子どもが一人の大人になるためにとても大切な成長の一つと言えます。
自立心の成長を妨げることのないよう、本人の意思を尊重してあげることが大切です。
心の成長に伴い、早い段階で反抗期が終わることも期待できますよ。
愛情と信頼を伝える
反抗期に入った子どもから暴言を吐かれたり、嫌味を言われることも増えてくることでしょう。
話そうとすればその都度ぶつかるので、会話自体を割けてしまうという方もいるかもしれません。
しかし、子ども自身はどんなに大人として扱ってほしくても実際にはまだまだ成長過程の子どものままなのです。
いくら反抗期でひどい態度をとってきたとしても、親としては子どもが安心して甘えられる場所を作ってあげることが大切です。
少ない会話の中でも子どもに対しての愛情や信頼が伝わるように言葉に出して伝えてあげてください。
それで反発してきたとしてもちゃんと子どもの心には届いているので、めげずに伝えていきましょう。
感情的に対応しない
子供の反抗的な態度にイライラすることがあっても、毎回真に受けていては保護者のメンタルが持ちません。
正面から叱っても子どもの反発心を更に掻き立てることになり、逆効果になることもあります。
今は仕方のない時期なんだと割り切って受け流すことも大切です。
とはいえ、反抗期が長く続くほど保護者も疲れてきてしまい感情が出やすくなることもあるでしょう。
趣味に打ち込んでみたり、気の合う友人と話して気持ちをリフレッシュさせるなど、保護者自身の気持ちの余裕を保てるように工夫してみてください。
親が余裕がある態度を見せていれば、子どもの安心にも繋がりますよ。
困った時は周りを頼る
反抗期の子どもの対応に困ったら、無理に一人で抱え込まずに周りに助けを求めましょう。
反抗期はどの家庭の子どもにも起こり得ることなので、多くの保護者が経験してきています。
家族や信頼できる友人など、話を受け止めてくれそうな人にこまめに相談してみましょう。
プロの知見からアドバイスが欲しい場合には、以下のような相談先に話をするのがおすすめです。
- 学校やスクールカウンセラーに相談する
- 塾の先生に相談する
学校やスクールカウンセラーに相談する
反抗期の子どもの家庭での接し方に困ったら、子どもの学校での様子をよく知っている学校の先生やスクールカウンセラーに相談してみるのがおすすめです。
これまでに多くの反抗期の子どもや家庭と向き合ってきた経験があるからこそ、適切なアドバイスがもらえるでしょう。
また、学校との連携が取れていれば必要以上に心配することもなくなるので親としても安心です。
担任の先生やスクールカウンセラーから子どもに話が伝わらないように配慮もしてもらえるので、家庭での状況も話しながら相談してみてはいかがでしょうか。
塾の先生に相談する
塾の先生に相談してみるのも有効な手段です。
学校や家庭での姿と学習塾で見せている姿は違うということがよくあります。
塾の先生のことを学校の先生よりも心理的に近い距離で、身近な第三者の大人として子どもが信頼しているケースが多いためです。
子どもが本音を話せていたり、塾の先生の言うことにはちゃんと耳を傾けているという場合もあります。
塾と上手に連携を取ることで子どもの気持ちを理解しやすくなるので、困った時は気軽に相談してみましょう。
反抗期は心の成長と共にちゃんと終わる
反抗期の間は親もコミュニケーションを取るのが難しくストレスが強くかかることもありますよね。
ですが記事の中でも紹介したように、どんなに反抗的な態度を取っていたとしても子どもの元々の性格が変わってしまったわけではありません。
あくまで成長の段階で起こる仕方のないことで、子ども自身も気持ちをコントロールできずにいる状態です。
毎日関わっていればしんどく感じる場面にも多々遭遇しますが、子どもの心が成長することでちゃんと終わりを迎えられます。
「こんなに反抗的なのは今だけ」と割り切って、親自身の気持ちも落ち着かせながら関わるようにしましょう。
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