国語が苦手でどう勉強していいかわからない…
東北大に受かる人ってどのくらいの点数なの?
こんな疑問に対して現役で東北大学に受かった著者が自分の経験をもとに解決していきます。私自身も受験生の時は国語が苦手でかなり苦労した記憶があります。
東北大学の国語の形式についてとおすすめの参考書についてご説明していくのでぜひ最後までご覧ください!
・過去問をやって傾向を掴もう
・漢文と小説は難易度が高い
・いかに基本的なところで点を落とさないかが合否を分ける

独学で東北大学医学部に現役合格。指導経験の中で、“塾外の時間”の使い方こそが成績向上の鍵だと気づき、168時間に着目したオンライン学習管理塾「168塾」、東北大専門塾「Elevate」を創設。全国の受験生を支援している。
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現在は東北大学大学院加齢医学研究所にて、脳科学と教育を融合させた研究を行うと同時に、東北大学病院 認知症外来で診療に携わる現役医師でもある。学術と現場の両視点から、「自走力を育む学習法」の確立を目指し、受験にとどまらない“生きるための学び”を提唱。

東北大学教育学部在学中、自身の浪人体験から、モチベーション支援や学習戦略の大切さに気付き、オンライン学習管理塾「168塾」と東北大専門塾「Elevate」を共同創設し、IT技術を活用した学習管理で全国の受験生を支援している。
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現在は教育メディア「#スタシェア」の運営を行いながら、プロダクト開発と現場支援を両輪に、学びの選択肢と質の向上に取り組む。
そもそも東北大国語の二次試験の傾向は?

東北大学の二次試験では、文系学部(文学部、教育学部、経済学部、法学部)に国語の試験が課されます。
試験時間は2021年度に120分から150分に変更されました。
私は初めて150分に変わった年に受験したのですが、問題難易度や読む文章量は体感そこまで変わらなかったです。それ以上にどれだけ深く問題を理解し、時間いっぱい使ってより精度の高い解答に仕上げることができたかを見られている気がしました。
問題構成としては計4個の大問でできています。
- 評論
- 小説
- 古文
- 漢文
難易度としてはそこまで高くはないのですが、記述量がものすごいので時間との勝負になってきます。何度も過去問で練習して自分に適する時間配分を見つけてください。
評論の出題傾向
1500字から2000字程度の評論文から出題されます。漢字の読み書きでは点を落とさないようにしましょう。
文章が長く書かれているうえに普段の生活とは離れている題材が多いので難しいですが、しっかりと文章を読み解き筆者が何を言いたいのかを理解するように努めましょう。
抽象度の高い文章でも理解できるように普段からアンテナを張っていろんな情報を取り入れるといいかもしれません。
自分の主観で意見を書くのが求められる場合もありますが、それ以外は本文の内容に忠実に答えていくようにしてください。
小説の出題傾向
3000字から3500字程度、小説から抜粋されて出題されます。
登場人物の心情や物語の状況を論理的に記述しなくてはなりませんし、文章量が多いため速読力は必須です。また、評論とは違って文中に答えがそのまま書かれているわけではないので自分で想像しながら言葉を補って回答する必要があります。
小説の難易度の高さは東北大国語の大きな特徴ともいえます。ここでしっかりと得点していきましょう。
古文の出題傾向分析
最初に何問か単語や文法についての基本問題が出題されます。ここは漢字と同様落とさないようにしましょう。
内容としては主語が抜けているところが多く、どんな状況でだれが何を言ったのかを正しく理解しなければ、内容と解釈が全く異なるものになってしまうので注意が必要です。
漢文の出題傾向分析
漢文はとても難しく、見たことない単語がたくさん出てくるため推測しながら読んでいく必要があります。それ以外にもお題となっている時代の背景知識がなければ困惑してしまうのもあるため、幅広い時期やジャンルの漢文に触れてください。
書き下しを求める箇所では訓点が省かれています。返り点・送り仮名のない白文を読解できるよう、演習を繰り返すことが大事です。
東北大学国語二次試験を突破するためには?

ここからは私が考える東北大学の合格を勝ち取るために必要だと思う能力についてあげていきます。
- 書きたいことを制限文字数内にまとめられる要約力
- 抽象度の高い文でも理解できる語彙力
- 小説で書かれていない登場人物の気持ちを読み取る想像力
- 漢字と古文単語などの圧倒的な基礎能力
- 訓点がない漢文を理解できる力
- 返り点・送り仮名のない白文を読解できる力
これらの力を演習を通して身に付けていく必要があります。次は実際に私が使っていた参考書を用いながらどのように勉強していたかについて説明していきたいと思います!
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おすすめの参考書は?

一番おすすめのルートは、基礎を固めてから過去問を最低でも5年間分、もちろん時間がある方はこれ以上に取り組んでほしいと思います。
過去問は自分の躓きやすい部分がわかったり、本番での時間配分を決めることができるので非常に有効です。また、やってみるとわかるのですが、各大学によって非常に問題の色が異なります。
自分の志望とする大学の過去問をやりこんで本番でも落ち着いて解けるようにしましょう。
そのうえで、まずは過去問に入る前に基礎を固めてほしいです。基礎固めの為に私が利用していた参考書について解説していきますね!
現代文のおすすめ参考書
現代文に関しては漢字の問題が出るので漢字に関する参考書(これは何でもいいと思います!)を買って、一冊を徹底的に仕上げましょう!
次におすすめしたいのは、現代文読解力の開発講座です。
この参考書は、感覚で現代文を解いている人にこそおすすめしたいです。どのように読んでいけば点数が取れるのか、どのように回答すれば減点されないのかが整理されています。
これを解きながら、自分の苦手なところは何か、どういった力が足りないから現代文で得点をとれないのかを分析していきましょう。
東北大学の二次試験の特徴である長い文章を読むためには、速読力ももちろんですが、大事なところを瞬時に発見して要約できる力も必要になってきます。
この問題集でもほかの文章でもいいのですが、読んだときに自分の言葉で簡単な要約ができる状態が理想です。
古文のおすすめの参考書
次に、古文の対策でおすすめの参考書です。私が受験生の時にメインで使っていたのは、ゴロゴという単語帳と、得点奪取古文です。
ゴロゴに関してはダジャレのような形で古文単語が解説されています。似たような単語や現代とは違う意味でつかわれている単語も楽しんで覚えらえます!
これを何周もしてみただけで反射的に意味が分かる状態を作りましょう。
得点奪取古文は、すべて記述式で本番さながらの問題に触れることができます。解答と見比べて自分に足りないところはどこか、何が原因でつまずいたのかを分析するようにしてください。
解答にはすべての単語の意味や文節の意味・文法の解説が載っています。私は単語や助詞ごとに区切ってそれぞれの意味を暗記するまで繰り返しました。
採点基準がわかるため正しい書き方や減点のポイントを知ることができ、過去問演習に入る前の参考書としておすすめです。
漢文のおすすめの参考書
最後は漢文です。私は漢文早覚え即答法を完璧にしてからもうそのまま過去問演習に入りました。
よく出てくる単語や句形などが見やすくまとまっていてこれを覚えれば基本的な漢文は怖くないです。あとは実践を重ねて形式に慣れていくだけで合格点が取れるようになります。
国語を得意にして東北大合格を勝ち取ろう!

受験において何か一つでも苦手な教科があるとそれが本番の命取りになりかねません。自分の苦手に目をつぶらず、できることをコツコツやっていきましょう。
国語は特に自分では何をしていいのかがわかりにくい教科です。そんな時は周りにいる先生や先輩に聞いて成功した人の勉強法をどんどん取り入れていきましょう。
周りに相談する人がいない人でも安心してください。東北大専門塾Elevateなら東北大に合格した人のみが講師を務め、勉強計画からやったほうがいい参考書まで一人一人にあった勉強プランを提供していきます!
東北大数学、国語については以下の記事をご覧ください!


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