電気通信大学を受験したい!
噂や口コミで「恥ずかしい」って言葉を目にしたけど、本当にそうなのかな?受験しようと思っているのに不安…
電気通信大学に通うことは「恥ずかしい」のでしょうか?その言葉を耳にしたとき、電気通信大学を志望している受験生は受験して大丈夫なのか?と不安を覚えますよね。本記事では電気通信大学が恥ずかしいと言われている理由と、大学の解説、就職情報、受験対策について解説します。
・電気通信大学は、全国に開かれた大学を目的としており、国立大学で唯一地名がつかない大学
・電気通信大学に合格するためには、国立難関大レベルの学力が必須
・電気通信大学は最先端の分野を深堀りするには最適な大学で、就職率は国内トップレベル!

東北大学教育学部を在学中、「学習管理塾|168塾」および「東北大専門塾Elevate」 を創業し、現在は株式会社shared 代表。これまでに200名以上を指導し、旧帝大・医学部合格者を多数輩出。
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電気通信大学は本当に恥ずかしいのか?

電気通信大学は本当に恥ずかしい大学なのでしょうか?ここでは恥ずかしいと言われる3つの理由について解説します。
1,知名度が低い
恥ずかしいと言われる理由の1つ目は有名大学と比較して知名度が低いことです。
電気通信大学は国立大学の中で唯一地名がつかず、専門性を強調した独特な大学名です。
理系でかつ国立大学を受験する人や、塾や学校などの教育分野、研究分野、理系の人材を求めている企業にとっては高く評価されている大学にもかかわらず、旧帝大や首都圏の国立大学、有名な私立大学のような知名度はなく、一般の人にはあまり知られていないのが現状です。そのため、「恥ずかしい」と思うことにつながっています。
2, 通信制・または電通の関連大学と勘違いされる
電気通信大学は独特な名前であるがゆえに、通信制や電通の関連大学と誤解されることがあります。
電気通信大学は、日本の無線通信技術の発展と人材育成のために設立された大学です。しかし、最近では通信制の大学も増えてきているため、「通信大」という名前がつくと通信制の大学と誤解されがちです。
また、電気通信大学は「電通大」とも略されることがあるため、電通と関連があると思われることもありますが、関連はありません。このような誤解を受けやすいことから「恥ずかしい」と思う状況が生まれています。
3. 華やかな大学生のキャンパスライフのイメージとは異なる
3つ目の理由として、華やかなキャンパスライフのイメージとは異なると思われがちです。みんなの学校情報によると、このような口コミがみられました。
「東京の大学」と聞くと、学生が輝いていて、お洒落なイメージがあるが、電気通信大学はそのイメージにはあまり当てはまらない。
派手に青春を謳歌したい人には向いていない
電気通信大学の女子学生の割合は全体で1〜2割で、圧倒的に男性の方が多く、男女比に偏りがあります。その比率の違いにより、「華やかさにかける」と感じる人もいるようです。
電気通信大学は都心から比較的近い立地にありながら、講義、課題、実験、研究など学生の本分に追われ、忙しい毎日を過ごしています。そのため、おしゃれに気を遣う時間も限られており、他の近隣の大学と比較すると、大学生が描くキャンパスライフとは程遠いと感じ、「恥ずかしい」と感じる要因になっているかもしれません。

電気通信大学はどんな大学?

電気通信大学はどのような大学なのでしょうか?概要について解説します。
電気通信大学の概要
1918年に社団法人電信協会が無線電信講習所として設立したのが前身で、無線通信技術の技術者を養成することを目的として、国家の通信インフラを支える人材育成に力を入れていました。全国に開かれた大学を目的として、国立大学の中では唯一地名が入らない大学でもあります。
電気通信分野はもちろんのこと、理工学の基礎から応用まで幅広い分野で教育を受け、時代の最先端をいく研究を進めることができます。研究を通じた産官学連携事業も充実しており、現場に即した実践的なスキルを身に着けることができる点も特徴です。また、高等専門学校からの編入で入学してくる学生も多く見られます。
電気通信大学の学部・学科
電気通信大学は学部・学科では分けられておらず、情報理工学域の中に3つの類で分かれています。Ⅰ類は情報に関わる分野、Ⅱ類は情報と工学を両方兼ね備えた分野、Ⅲ類は工学に関わる分野を中心に学ぶことができます。
1年次は共通科目を中心に、情報学・理工学を幅広く学び、3年次からプログラム別に分かれ、より専門性を高めた教育を受けることができます。
学類 | 類 | プログラム |
---|---|---|
情報理工学域 | Ⅰ類(情報系) | ・メディア情報学 ・経営・社会情報学 ・情報数理工学 ・コンピューターサイエンス ・デザイン思考・データサイエンス |
Ⅱ類(融合系) | ・セキュリティ情報学 ・情報通信工学 ・電子情報学 ・計測・制御システム ・先端ロボティクス | |
Ⅲ類(理工系) | ・機械システム ・電子工学 ・光工学 ・物理工学 ・化学生命工学 |
研究設備の充実
電気通信大学は、先端技術の研究に適した充実した研究設備を備えています。
企業や研究機関と共同研究を行う施設や、5G・6Gなどの通信技術やIoT技術の開発を推進する施設、ロボットやAI技術の実証実験を行う施設などが整備されています。
学生が常に最先端技術に触れ、研究に没頭できる環境が整っており、充実した学生生活を送ることができます。
電気通信大学の学生生活は?

ここでは、「テレメール」や「みんなの大学情報」を参照した電気通信大学の学生生活について紹介します。
授業・研究で充実している
授業や研究で充実していて忙しいということ、単位を取るのが大変、教授の質が高いという口コミが多く見られました。
1年次から授業の課題でずっと忙しい.。真面目に取り組むことが必要。
特に教授の熱意がとても感じられ、本気で研究したい人にオススメ。
頭のいい友人やサークルの先輩と仲良くして、過去問や過去レポを貰ったり勉強教わったりしないと、単位を取るのは非常にきつい
授業でやった演習をすぐに実践できる環境にあるので、知識の定着が早い
大学の雰囲気、学生の特徴について
大学で学ぶ目的意識をはっきりさせて入学してきている人が多いため、同じ志を持った友達と出会うことができるという口コミが見られました。プログラミングに強い人が多いというのも、電気通信大学ならではの特徴かもしれません。
入学時には既にプログラミングに強い人が多い
似ている人達が集まっており、比較的まじめでオタクな人が多いが大学生活を楽しんでいる。
マニアックな知識を持った人間が多くて面白いので気の合う友人は見つけやすいのではないかと思う。
電気通信大学の進路状況

ここでは、電気通信大学の就職率について解説していきます。電気通信大学の令和5年度の進路状況によると、学部卒業後は全体の72%の学生が大学院に進学し、そのうちの9割が電気通信大学の大学院に進学しています。
大学院進学後はさらに専門的な知識を得るために博士課程に進む人もいますが、91.3%の人が就職しています。
電気通信大学は就職に強い!
電気通信大学の就職率は国内トップレベルです。東洋経済ONLINEの「有名企業への就職に強い大学」トップ200校で電気通信大学は7位に位置しています。
電気通信大学は、電気通信分野を基盤とする理系大学であり、特に5G通信、AI、IoT、ロボティクスなどの分野を学ぶことができます。これらは産業界で強く求められている分野で市場価値が高いので、就職に強い傾向があります。
また、学生は大学生活を通じて実践的なスキルを身につけており、企業側としても採用したい人材が多いことが、高い就職率につながっています。さらに、研究を通じた企業との強い結びつきも、優れた就職実績を支える要因の一つとなっています。
主な就職先
電気通信大学の主な就職先は以下の通りです。
株式会社NTTドコモ、株式会社日立製作所、KDDI株式会社、ソニー株式会社
株式会社エヌ・ティ・ティ・データ 株式会社コーエーテクモホールディングス、株式会社リコー
三菱電機株式会社、日本電気株式会社(NEC)、パナソニック株式会社、本田技研工業株式会社(ホンダ)
ソフトバンク株式会社、ベース株式会社、NECソリューションイノベータ株式会社、アズビル株式会社
横河電機株式会社、株式会社アドバンテスト、株式会社日産オートモーティブテクノロジー
株式会社野村総合研究所、大日本印刷株式会社、日産自動車株式会社、富士通株式会社、TDK株式会社
アイ・システム株式会社、アクセンチュア株式会社、カシオ計算機株式会社、キヤノン株式会社
コニカミノルタ株式会社、シャープ株式会社、ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社
ボッシュ株式会社、ルネサスエレクトロニクス株式会社、株式会社インターネットイニシアティブ
株式会社サイバーエージェント、株式会社ニコン、株式会社村田製作所、京セラ株式会社
公益財団法人鉄道総合技術研究所、住友電気工業株式会社、東京エレクトロン株式会社
東芝インフラシステムズ株式会社、日鉄ソリューションズ株式会社、日本航空電子工業株式会社
日本放送協会(NHK)、富士電機株式会社、武蔵エンジニアリング株式会社、国家公務員、地方公務員、教員
(引用:電気通信大学 令和5年度卒業生・修了生の主な就職先)
電気通信大学の偏差値は?

ここでは、電気通信大学の偏差値について解説します。
電気通信大学の偏差値
マナビジョンによると、電気通信大学の偏差値は以下の通りです。
学部学科 | 前期・後期 | 偏差値 | 共通テストボーダー |
---|---|---|---|
情報理工 Ⅰ類 | 前期 | 59 | 77% |
後期 | 61 | 80% | |
情報理工 Ⅱ類 | 前期 | 59 | 77% |
後期 | 61 | 80% | |
情報理工 Ⅲ類 | 前期 | 59 | 72% |
後期 | 61 | 77% |
電気通信大学と難関国立大学との偏差値比較
マナビジョンのデータを参考に、難関国立大学で電気通信大学の学部と類似した学部の偏差値を一覧としてまとめました。
電気通信大学は旧帝大でいうと大阪大学、名古屋大学、東北大学、東京科学大学(旧東京工業大学)の偏差値よりは下がります。しかし、東京都立大学、千葉大学、横浜国立大学の偏差値と似た水準であることから、難関国立大学の一つであることは間違いありません。
大学 | 学部 | 平均偏差値 | 共通テストボーダー |
---|---|---|---|
大阪大学 | 基礎工学部 | 64~66 | 79~84% |
名古屋大学 | 工学部 | 64 | 79~83% |
東北大学 | 工学部 | 64 | 78~80% |
(旧東京工業大学) | 東京科学大学情報理工学院 | 69 | 86% |
東京都立大学 | システムデザイン学部 | 58~62 | 72~83% |
千葉大学 | 工学部 | 59~65 | 71~85% |
横浜国立大学 | 理工学部 | 60~65 | 76~84% |
電気通信大学に合格するためには?

電気通信大学に合格するためにはどのような対策をしたら良いのか、解説していきます。
共通テスト対策
電気通信大学の前期入試では共通テストの配点率が50%なので、共通テストの結果が合否を大きく左右します。6教科8科目の共通テストの対策は入念に行いましょう。
すべての科目で8割以上取れたらベストですが、得意科目では満点を目指し、他の不得意科目はできるだけ7割~8割をキープできるように勉強を行いましょう。
電気通信大学を受験する人は、理科と数学を得意としている人が多いため、得点を重ね、ミスを極力減らすことが大事です。
数学では、基礎的な公式や解法パターンを暗記し、それらを思考力を要する問題に活用できるように実践をしましょう。理科も、基礎公式の暗記し、基礎・応用の演習を繰り返し行いましょう。英語は単語やイディオム、文法の基礎を暗記し、長文読解を繰り返し行うことで、スムーズに読みながら内容を理解できるようにしましょう。
一般入試対策
ここでは、二次試験の科目ごとの試験対策について解説します。一般入試では、理数系の基礎知識がしっかり身についているかを重視しています。全科目に共通するのは、記述式の問題が多いので、論理的に説明できる力が求められている点です。
2025年度の入試から、前期の入試日程で「情報Ⅰ」が選択科目として加わり、物理、化学、情報の中から2科目を選択する形式に変更されました。後期入試では「情報Ⅰ」の試験科目はありません。
数学
数学は記述式で、大問4題で構成されています。数学は数学A・B・C、およびⅠ・Ⅱ・Ⅲから問題が出題されます。特に数Ⅲの範囲からの出題が多い傾向にあります。
基礎から応用まで幅広く出題され、応用問題は難易度が高く難しい試験です。基礎問題はミスなく確実に回答するようにしましょう。応用問題の難易度や記述式の問題の傾向は過去問で把握し、同じレベルの問題集を繰り返し説いて、解法や公式を習得・活用できるようにしましょう。
英語
大問3題で構成され、マーク式と記述式の問題が含まれています。
問題のレベルとしては基礎的な知識を問う問題もありますが、長文読解した内容を決まった文字数で要約する問題は、電気通信大学特有の形式と言われています。問題集や過去問を活用し、要約と論理的に説明する練習を普段から進めましょう。
また、自由英作文の問題も出題され、英語で自分の意見を記述する力が求められます。普段から英作文の練習を行い、その演習で学んだ単語や文法は確実に身につけるようにしましょう。
物理(選択)
すべて記述式の問題で大問3題で構成されています。難易度は標準的な問題が多いですが、一部難易度が高い問題もあります。
計算力をつけることももちろん重要ですが、起こった現象の理解ができているかどうかも問われます。
標準から応用の問題集を進める中で、身近な例と結びつけながら、なぜこうなるのかを理解をして、記述で回答する力を養いましょう。
化学(選択)
化学は大問2題で構成されています。記述問題や計算問題が多く出題されます。難易度は標準からやや難しい内容です。
標準から応用レベルの問題集を進め、物理と同様になぜそうなるか、その仕組みと理論を理解し、説明できる力を身に着けましょう。
電気通信大学は最先端の分野を深堀りして研究したい人におすすめ!

電気通信大学は全く恥ずかしい大学ではなく、国立の難関大学に含まれる大学です。また、大学創設時から電気通信分野の研究を担い、社会実装を進めることで、時代の発展に大きく貢献してきた素晴らしい大学です。
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