そろそろ受験勉強を本格的に考え始めないと…
夏休みはみんなどのくらい勉強してるのかな…?
このようにお考えではありませんか?
高二の夏休みは、大学受験成功に向けた土台作りの絶好のチャンスです。この時期を有効活用することで、基礎的な学力を固めながら、苦手分野を克服することもできます。
そのためには、有意義な勉強時間を過ごすための計画や工夫が大切です。ダラダラと参考書を開く時間を伸ばしても、成績が上がらないばかりか、せっかくの貴重な時間を無駄にしてしまうでしょう。
この記事では、高二の夏休みの理想的な勉強時間や効率的な学習方法を詳しく解説し、夏休みの勉強を成功させるための具体的なアドバイスをお届けします!
- 高二の夏休みは受験準備における重要な期間のため十分な勉強時間の確保が必要
- 夏休みの勉強時間を有効活用するためには自分に合った学習計画が必須
- 勉強時間の確保や計画の立て方にはポイントがある
東北大学教育学部在学中に起業。現在はオンライン個別指導塾168塾の運営を行う。
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1年間の予備校浪人生活を経た後、東北大学教育学部に入学。ベンチャー企業2社で実務経験を積んだ後、浪人時に感じた大手予備校への違和感を基に、「168塾」の立ち上げ・運営。
高二の夏休みに勉強時間を確保するメリット3選
高校二年生と言えば、受験を本格的に意識し始める重要な時期です。また、夏休みはまとまった勉強時間を確保することができるため、様々なメリットがあります。
ここでは、その中でも特にメリットとなる点について解説します。
1. 学習習慣を定着させることができる
夏休みは、自分で計画を立てて学習する習慣を培う絶好の機会です。
普段は学校の時間割や課題に合わせて学習していますが、夏休みは自由な時間が増える分、自分で学習習慣を整えることが求められます。
この期間に、十分な勉強時間を確保した生活リズムを整え、学習を日常の一部にすることが確実な成績向上につながるでしょう。
2. 主要教科の反復や苦手科目の克服ができる
夏休みに十分な勉強時間を確保できれば、主要教科の基礎固めをしながら、苦手科目を克服することができます。
苦手科目を後回しにしていると、高三での受験勉強が一層厳しくなるため、高二の夏休みから計画的に取り組むことが重要です。
たとえば数学が苦手な場合、「中学レベルの計算練習」や「基礎公式の復習」からやり直してみてください。
3. 受験勉強のスタートダッシュがきれる
高三になってしまうと過去問演習や模試の復習が中心となり、新しい内容をゼロから学ぶ時間はほとんどありません。
そのため、高二の夏休みにしっかり準備をしておくことで、受験勉強のスタートダッシュをしっかりきることができ、高三での学習効率を大幅に高めることができます。
たとえば、理科の「生物基礎」や「化学基礎」を夏休み中にある程度終わらせておけば、高三では応用問題演習により多くの時間を割くことが可能になります。
また、高二の夏休み中に模試を活用することで、自分の弱点を早期に把握でき、計画的に克服できるでしょう。
高二の夏休みの理想的な勉強時間
夏休み中にどのくらいの時間を勉強に充てるべきかは、部活や家庭の事情によって異なります。ただし、どんな状況でも、自分に合った勉強時間を確保することが重要です。
ここでは、具体的な勉強時間の目安について解説していきます。
部活や行事等がある日の勉強時間の目安
部活や学校行事がある日は、勉強時間が限られることが多いですが、それでも最低2~3時間は確保したいところです。
予定がある日は準備や疲れもありますので、朝や隙間時間を有効活用する工夫が求められます。
【ポイント】
- 予定がある日でも2〜3時間は勉強時間を確保する。
- 「朝5:30~6:30の1時間は英単語や英文法に使う」など朝時間を有効活用する。
- 部活後の夜9時~10時に、数学や物理などの短時間でできる演習を行う。
特別な予定が無い日の勉強時間の目安
予定がない日は、4~6時間を目安に集中して勉強することが理想です。
その際は、午前中は基礎固め、午後は応用問題や過去問、夜は復習に充てるなど、時間を細かく分けて計画的に学習を進めることがポイントとなります。
【ポイント】
- 予定が無い日は集中して4〜6時間勉強することが理想
- 午前中に英語の長文読解と数学の基礎問題、午後は国語の長文読解や理科の基礎固めや苦手分野の克服など、時間を分けて計画的に進める。
勉強と休息のバランスの重要性
夏休みの勉強においては、ただ時間を増やすだけではなく、効率よく学習するための休息も重要なポイントです。
脳が疲れると集中力が欠けてしまい、学習内容が定着しにくくなります。
効率的に学習するために、50分勉強したら10分休憩を取るポモドーロ・テクニックや、ストレッチなどを取り入れてみてください。15分程度の仮眠も、その後の集中力をアップさせる効果があります。
【ポイント】
- 学習の合間に適度な休憩を入れるとリフレッシュできて効率的に学習できる。
- ポモドーロ・テクニックや散歩、短時間の仮眠が効果的。
夏休みの勉強スケジュールの立て方
夏休みは自由な時間が多くなるため、長期的な学習計画を立てておく必要があります。その際、1日のスケジュールだけでなく、1週間単位での計画を立てることが重要です。
ここでは、1日や1週間単位でのスケジュール例について解説していきます。
1日のスケジュール例
夏休みの1日は、時間を区切り、メリハリをつけて学習を進めるのがポイントです。参考として、特に用事が無い日と、部活動などがある日のスケジュール例を紹介します。
【特に用事が無い日のスケジュール例】
6:00~7:30 起床、朝食後に英語の単語暗記と文法演習
7:30〜8:00 散歩(雨天時:音楽鑑賞、読書など)
8:00~10:00 数学の問題演習(基礎+応用)
10:00〜10:30 休憩(自由)
10:30~12:00 理科の重要テーマ復習
12:00〜13:00 昼食、休憩
13:00~15:00 過去問解説を通じた苦手分野の克服
15:00〜16:00 休憩、間食
16:00~18:00 社会科の重要テーマや時系列の復習
18:00~20:00 夕食、入浴、休憩
20:00〜21:30 国語や数学の基礎問題
22:00 就寝
特に予定の無い日は、適度な休憩を入れながら十分な勉強時間を確保することが理想です。時間のかかる長文読解問題や苦手克服に十分な時間を注ぎましょう。
【予定がある日のスケジュール例】
6:00〜7:30 起床、朝食後に英語の単語暗記など短時間でできること
7:30〜12:00 部活動、学校行事、家族の予定など
※可能なら、合間で単語帳やスタディアプリ等を活用した隙間勉強を実施
12:00〜13:00 昼食、休憩
13:00〜14:30 国語や数学の長文問題
14:30〜15:00 理科、社会の重要語句学習
15:00〜15:30 休憩
15:30〜17:00 演習問題や過去問解説による苦手分野の克服
17:00〜20:00 休憩、夕食、入浴、自由時間
20:00〜22:00 復習、漢字や計算などシンプルな問題練習
22:00 就寝
予定がある日でも朝はいつもどおり起きて英単語などを勉強するようにしましょう。用事のある時間帯に応じて、隙間時間に勉強をしたり就寝前の時間を活用したりすることも重要です。
ただし、部活動などによる疲労感が強いときは、無理せずしっかり休息をとり、翌日以降に集中して勉強するようにしてください。
1週間のスケジュール例
1日単位のスケジュールができたら、さらに1週間単位のスケジュールも立てることで主要科目や苦手科目をバランスよく学習することができます。
【スケジュール例】
月曜日:英語(単語暗記+基礎文法)
火曜日:数学(計算、長文問題)
水曜日:自由学習日
木曜日:文理選択に応じた勉強(国語、社会、理科など)
金曜日:過去問演習
土曜日:自由学習日
日曜日:一週間の復習と次週の計画
このように、曜日によって力を入れる教科や分野をある程度ルーティン化することで、高い集中力を保って勉強することができます。
また、日曜日は一週間の学習状況を分析し、翌週からのスケジュールを見直すことで、より効果的に学習を進めていくことができるでしょう。
模試を活用して目標と計画を具体的に立てる
高二の夏休みは模試を受験し、自分の現在の実力と弱点を正確に把握するのがおすすめです。
模試の結果を分析し、どの分野に注力すべきかを見極めることで、計画を具体的かつ効果的に立てることが可能となります。
学力や志望校に応じて必要な勉強や参考書は変わるため、しっかりと模試を活用し、効率的に勉強時間を使うことが受験の成功につながるでしょう。
効率的な勉強時間の使い方
夏休みの貴重な時間を最大限活用するには、効率的な学習方法を取り入れることが不可欠です。
時間を無駄にせず、最大限の成果を上げるためのコツを紹介します。
朝型、夜型の傾向を生かす
自分の集中力が高まる時間帯を把握し、その時間を最も重要な勉強に充てるようにしましょう。
朝型の人は早朝から取り組み始めて新しいことを学び、逆に夜型の人は夕方以降に力を入れたい内容を学習することで、効率的な成績アップを望むことができます。
科目ごとに時間配分を工夫する
科目ごとの特徴に応じて、時間配分を考えると効率的に学習できるようになります。
たとえば、数学や物理などは問題演習に時間をかける一方、社会や英語の基礎学習は短時間で繰り返すのが効果的です。
科目の特性を考慮した学習計画を立てることで、夏休みの貴重な勉強時間を効果的に使うことができるでしょう。
復習する時間を必ず設ける
人間の脳は新しい情報を学んだ後、1日で約70%が失われると言われています。
そのため、常に新しいことを学ぶだけではなく、24時間以内に復習することによって知識を定着させることが重要です。インプットしてすぐにアウトプットするという勉強法も効果的です。
また、就寝前は「学習のゴールデンタイム」と呼ばれることもあり、学習した内容が長期記憶として残りやすいと言われています。
夏休みに十分な勉強時間を確保するためには
夏休みはスマホやレジャーなど、楽しい誘惑もいっぱいです。高二の夏と言えば青春の真っ只中とも言えます。
そのような中で勉強時間を確保するには、環境や習慣を整える工夫が不可欠です。ここではいくつかのポイントを解説していきます。
スマホやSNSとの付き合い方を考える
スマホやSNSは便利な反面、学習の妨げになることもあります。夏休み中はスマホを触る時間を制限し、必要最低限の用途にとどめる工夫が必要です。
【工夫例】
- 勉強中はスマホを別の部屋に置いておく。
- 設定した時間は絶対に開けられない器具(タイムロッキングなど)にスマホを入れる。
- SNSの通知をオフにして、確認する時間はあらかじめ決めておく。
家庭の環境に応じて勉強場所を調整する
家庭や自身の状況によって自宅では集中できない場合、図書館や自習室を活用するのも一つの手です。
また、自宅で勉強する場合でも、勉強するスペースとリラックスするスペースを明確に分けるなどの工夫ができると良いでしょう。
【工夫例】
- 時間帯や科目によって、リビングや自室など学習場所を決める。
- 図書館に行けない日はイヤホンで環境音を流し、集中できる環境を作る。
友人や家族とのコミュニケーションの取り方に留意する
友人や家族とのコミュニケーションを完全に断つ必要はありませんが、勉強を優先できるようにコミュニケーションをとる時間は管理する必要があります。
【工夫例】
- 自室に「勉強中」などの表示をする。
- LINEなどが気にならないよう、スマホは別室に置いておく。
高二の夏休みの勉強で気をつけたいポイント3点
最後に、高二の夏休みに勉強を進める上で注意すべきポイントを3点解説します。
1. 過度な詰め込みをしない
詰め込み学習は一時的な成果を生むことがありますが、長期的には逆効果と言われています。
自分の学習状況や志望校に応じた計画を定め、1日の学習量を調整しながらコツコツと進めていきましょう。早くから力を入れるのも良いですが続かなくなりやすいです。
2. ダラダラと続けない
集中力が切れた状態で学習を続けても効果は薄くなります。
「◯分勉強したら5分休憩」「◯時からは必ず◯分散歩する」など、ポモドーロ・テクニックや学習ルールを活用して効率よく進めましょう。
3. 適度な運動やリフレッシュを取り入れる
長時間勉強していると体が硬直したり血流が悪くなったりして集中力や効率が落ちてしまいます。
適度な運動や趣味の時間を取り入れ、心身ともにリフレッシュした状態をキープできるようにしていきましょう。
高二の夏休みは勉強時間をしっかり確保して合格を目指そう!
いかがでしたか?
高二の夏休みは大学受験に向けた土台を築き、受験へのスタートダッシュを決める大切な時間です。
適切な勉強時間を確保し、効率的な学習方法を取り入れることで、成績を大きく向上させることができるでしょう。
夏休みを有効活用できる計画を立てて、合格への第一歩を踏み出してください!
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