「中学生になったけれど、学習の進め方が分からない。」
「成績を上げるにはどうやって勉強すればいいの?」
「成績を伸ばしたいけれど、勉強のやる気が出ない。」
などとお悩みの中学生はいませんか?
成績を伸ばしたいけれど勉強方法が分からないと悩む中学生は多くいます。勉強を本格的にはじめるまえに、まずは効率の良い勉強法を知ることで、成績も伸びやすくなります。
本記事では、中学生の科目やテストごとの勉強方法と、勉強のやる気が出ない場合の対処法を解説します。
成績を伸ばしたいと考えている中学生の方はぜひ参考にしてください。
・勉強の際は、理解→問題演習の繰り返しが大切
・教科ごとの特徴を理解して勉強を進めよう
・毎日5分からでも机に向かい、勉強習慣をつけよう
東北大学教育学部在学中に起業。現在はオンライン個別指導塾168塾の運営を行う。
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1年間の予備校浪人生活を経た後、東北大学教育学部に入学。ベンチャー企業2社で実務経験を積んだ後、浪人時に感じた大手予備校への違和感を基に、「168塾」の立ち上げ・運営。
中学生の勉強法の基本って?
まずは、中学生が勉強する際に抑えておきたい基本を解説します。
以下の3つが中学生の勉強法の基本です。
- 理解→問題演習を繰り返す
- 苦手教科もバランスよく勉強する
- 勉強習慣をつける
順に解説します。
⒈理解→問題演習を繰り返す
勉強をする際は、教科書などで解説を読み理解した後に、問題演習をおこなうようにしましょう。
何もわからない状態でいきなりワークなどの問題を解こうとしても、問題が分からず勉強自体が嫌いになってしまう原因にもなります。
反対に、教科書を読むだけでも、知識は定着しません。問題演習などのアウトプット学習をおこなわないと、テストで問題として出題されたとき、問題が解けなくなってしまいます。
まずは教科書を読み、範囲の大枠を理解するようにしましょう。そして、理解できたうえで、該当範囲と重なる部分をワークなどの問題集で問題を解いてください。問題を解いた後は、間違えた部分をチェックし、理解を深めるようにしましょう。
問題を解き、間違えた部分の復習も終わったら、次の範囲でも同じように勉強を進めてください。
理解→問題演習を繰り返すことで、効率的に勉強を進められます。
苦手教科もバランスよく勉強する
勉強する際は、苦手教科もバランスよく勉強してください。
得意教科を伸ばすことももちろん大切ですが、苦手教科をそのままにしておくと、高校受験の際に足を引っ張ってしまう場合があります。
高校受験では、5教科出題されるケースがほとんどです。また、受験本番のテストだけでなく、内申点を上げるためにもバランスよく勉強することは大切です。
目指す学力レベルにもよりますが、苦手教科も他の教科の足を引っ張らない程度に伸ばすようにしましょう。
苦手教科に関しては、教科書だけでなく、やさしい解説がついている市販の参考書の利用もおすすめです。簡単な問題からはじめることで、苦手意識が徐々に薄れていく場合もあります。
苦手教科は自身のレベルに合った参考書を選び、バランスよく学習を進めてみてください。
勉強習慣をつける
成績をのばすうえでは、勉強習慣をつけることも重要です。
やる気が出た時だけ5時間勉強をするよりも、コンスタントに毎日2時間勉強を続けた方が結果的に合計勉強量は増え、成績は伸びやすいです。
また、勉強習慣を付けられると、勉強をはじめるまでの心のハードルも下げられます。勉強習慣が付けられていない人は、毎日30分だけでもいいので机に向かうことを続けてみましょう。
中学生の教科別のおすすめ勉強法
つぎに、教科別の勉強法を具体的に解説します。教科ごとにおすすめの勉強法は異なります。
教科ごとの特徴を理解し、効率の良い勉強法をおこないましょう。
英語
【勉強のポイント】
・単語と文法をしっかり暗記する
・声に出して発音しながら覚える
・読み上げ機能搭載の単語アプリなども活用する
中学生の英語では、単語と文法の暗記が大切です。
単語と文法の理解は、英語力の基礎になります。
長文問題を解く際も、単語や文法がわかっていると、問題を解けるようになってきます。
また、英語の勉強では、声に出して発音しながら覚えるのがおすすめです。読み上げ機能がついている単語アプリなどを利用して、自分でも発音しながら単語を覚えるようにしましょう。
正しい発音で単語を覚えることは、リスニングや今後の英語学習にも活きてきます。
国語
【勉強のポイント】
・漢字や文法は繰り返して暗記する
・本をたくさん読む(興味が持てるものでOK)
国語の試験は、暗記が必要な漢字や文法問題と、読解力が求められる文章読解問題の2種類に分けられます。
漢字や文法に関しては、繰り返し問題を解くなどして暗記するようにしましょう。何度も演習問題を解いて間違えた部分は復習するようにしてください。
読解力に関しては、本を読むことで鍛えられます。本を読みながら頭の中で簡単に要約するのもおすすめです。本を読む習慣の無い方は、自分の興味が持てる本を探してみましょう。
読解力は、国語以外の教科にも役立ちます。簡単なものでも良いので、本を読む習慣を付けて読解力を鍛えましょう。
数学
【勉強のポイント】
・理解できていない部分は放置しない
・わからない場合、前の単元に戻って理解しなおす
・演習を繰り返す
数学の勉強のポイントは、理解できない部分を放置しないことが大切です。分からない部分があったら、そのままにせずに理解できるまで先生に聞いたり、教科書を読み込んだりして理解できるようにしましょう。
数学は、小学校で習った算数の勉強から続くもので、基礎部分が理解できていないと、数学の難しい問題は解けません。数学でつまづいている場合、小学校で習った範囲が上手く理解できていないケースもあります。場合によっては、小学校の範囲まで復習しなおすことも考えましょう。
また、教科書の内容が理解できたら、問題演習を繰り返すことも大切です。問題演習を繰り返し解けば、知識が定着し、テストの際も問題が解けるようになっていきます。
理科
【勉強のポイント】
・公式や単語などの暗記が必要な部分は覚える
・応用問題の演習も繰り返す
理科は暗記が必要な部分が多い科目です。公式や単語など、覚えるべき部分は暗記するようにしましょう。
暗記する上で、教科書をざっと読んで理解した後に、問題を解くようにしましょう。問題演習などのアウトプット学習を繰り返すことで、記憶も定着していきます。
また、理科の勉強では、暗記した知識で問題を解く応用問題の演習も大切です。
応用問題での演習は、暗記した知識の定着にも役立ちます。ある程度理解や暗記学習が進んだ範囲ができたら、応用問題にもチャレンジしてみましょう。
社会
【勉強のポイント】
・効率よく暗記していく
・ごろ合わせで覚える
・歴史は全体の流れも覚える
社会は基本的に暗記科目です。効率よく大量の知識を暗記することが求められます。
効率よく暗記するには、語呂合わせも有効です。覚えにくい部分は、語呂合わせを活用してうまく知識をインプットしましょう。
また、歴史は全体の流れの理解も重要です。全体の流れやその時代の特徴をある程度理解した上で、細かい知識を覚えるようにすると、知識の定着率も上がります。
社会で効率よく暗記するためにも、語呂合わせ、全体の流れの理解を心がけましょう。
中学生向け定期テスト勉強法のコツ
つぎに、中学生向けの定期テスト勉強のコツを解説します。
定期テストは、学校のワークやプリントから問題が出題されることが多くあります。定期テスト対策に関しては、学校のワーク中心で学習を進めていきましょう。
学校の先生が、出題されやすい問題を授業中に教えてくれることもあります。授業をしっかり聞き、学校で配られた配布物やワークを中心に学習をすすめましょう。
また、中間テストと期末テストは出題範囲や教科数も異なりますよね。
比較的範囲の狭い中間テストは2週間前には勉強をはじめるようにしましょう。平日で3時間、土日は8時間ほど勉強時間を確保できるようにするのがベストです。期末テストは、範囲が広く主要教科以外のテストもあるので、早いうちから勉強を進めておくようにしてください。
勉強のやる気がでない時はどうすればいい?
「成績を伸ばしたいけれど、勉強のやる気が出ない…」と悩む中学生は多いです。最後に、勉強のやる気が出ない時の対処法を解説します。
まず机に向かうことをゴールとする
やる気はでなくても、まず机に向かうことが大切です。
机に向かうときは、2時間など長時間の勉強を意気込むのではなく、5分だけやってみるなど短い時間をきめて机に向かうことをおすすめします。
5分だけと決めていると、5分経ったころには、もう少し勉強してもいいかもとやる気がでてくる場合もよくあります。
勉強のやる気がでない場合は長時間の勉強時間には気が乗らず、気合だけで乗り切ることは難しいです。モチベーションがあげられない時は、まず5分だけでもいいので机に向かうようにしてください。
普段とは違う環境で勉強してみる
勉強のやる気が出ない場合、普段とは異なる環境で勉強してみるのもおすすめです。例えばいつも自宅で勉強している人は、図書館や自習室で勉強するのもおすすめです。
家にはゲームやスマートフォンなどの誘惑も多く、勉強に集中できないことがありますよね。
やる気が出てこない場合、環境を変えるのも大切です。まわりの環境を変えることで、勉強に集中できるようになります。
図書館や自習室では、まわりが勉強しているので、まわりの様子をみてモチベーションがあがることも多いです。
モチベーションが上がらない場合、図書館や自習室を利用してみましょう。
まわりに宣言する
やる気が出ない場合、目標の点数や、勉強時間をまわりに宣言してみましょう。自分から逃げられないような状況を作ることで、勉強のやる気がでる場合もあります。
この時の注意点として、テストの点に関する目標と勉強の進め方に関する目標の両方を宣言することをおすすめします。
例えば、テストの点に関する目標は以下のように定めましょう。具体的な数字で目標を定めるのがポイントです。
・苦手教科の数学で中間テストは80点をとる
・得意教科は9割の得点を目指す
勉強の進め方に関して目標を定める際も、以下のように具体的な数字で目標を定めましょう。
・2月中にワークを1冊終わらせる
・1日5ぺージずつワークを進めていく
・1日30分は勉強時間を確保する
目標を周りに宣言することで勉強のやる気を強制的に引き出すことができます。
それぞれの科目の特徴を抑えて、主体的に勉強してみよう!
本記事では、中学生の科目やテストごとの勉強方法と、勉強のやる気が出ない場合の対処法を解説しました。まずは勉強の基本として、問題演習を繰り返しおこなうことや、勉強習慣をつけることが大切です。
高校入試などで苦手教科に足を引っ張られないように、苦手教科も優しい問題から始めて少しずつ問題を解けるようにしていきましょう。
また、勉強のやる気がでない場合は、「まず5分だけでも机に向かう習慣をつける」、「環境を変えて勉強してみる」など意識を変えられるような工夫をしてみてください。
・勉強の際は、理解→問題演習の繰り返しが大切
・教科ごとの特徴を理解して勉強を進めよう
・毎日5分からでも机に向かい、勉強習慣をつけよう
英語の勉強法についてはこちらの記事で解説していますのでぜひご覧くださいね。
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