共通テスト利用入試をするかどうか迷ってるんだけど、どうしようかな
共通テストだけで合格できる大学ってどこがあるの?
受験生の中には共通テストの受験を検討している人も多いのではないでしょうか?
比較的ベーシックな問題が多く、対策もしやすいので共通テストで合格が勝ち取れるなら受けておきたいところですよね。
共通テストだけで入れる私立大学は数多くあります!
志望校も対象となっている可能性が高いのでチェックが必要です!
そもそも共通テストを受けるべきかを悩んでいる方もいるかもしれませんが、共通テスト利用入試は受験生にとってメリットの多い方式なので検討してみるのがおすすめです。
この記事では、共通テストだけで入れる大学の紹介や、受験するメリットについて詳しく紹介しています。
共通テスト利用入試の受験で迷っている方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
・共通テストだけで入れる主な私立大学をまとめて紹介
・共通テスト利用方式で受験するメリットは多い!
・共通テスト利用方式にはデメリットもある
東北大学教育学部在学中に起業。現在はオンライン個別指導塾168塾の運営を行う。
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1年間の予備校浪人生活を経た後、東北大学教育学部に入学。ベンチャー企業2社で実務経験を積んだ後、浪人時に感じた大手予備校への違和感を基に、「168塾」の立ち上げ・運営。
共通テスト利用方式ってなに?
共通テストの利用方式とは、大学入学共通テストの結果を利用して大学に出願する方法のことです。この方式のメリットは、一度の試験の結果だけで複数の大学を受験することができることにあります。つまり、共通テストを1度受けるだけで、多くの私立大学に出願できるのです。
例えば「滑り止めで併願校も複数受けておきたいけど、一般試験で受けるのは対策も日程も大変…」と感じている人には、共通テストの利用は特におすすめです。一般試験の対策に時間を割くことも日程の確保をすることもなく、志望校の選択肢を増やすことができます。
また、大学によっては科目の結果に傾斜をつけて合否を判断してくれるところもあります。特定の科目に自信がある場合はその科目の高得点を活かして志望校の受験チャンスを広げられるので、志望校の受験詳細を確認してみましょう。
「1回の試験で効率的に大学合格を決めたい」と思うなら、ぜひ共通テスト利用方式を検討してみてください。
【文系編】共通テストだけで入れる主な私立大学
文系の私立大学で、共通テストだけで入学可能な大学は数多くあります。上述している通り、この方式を利用することで一般試験の負担を減らし、共通テストの点数で効率的に受験することが可能なのでぜひ検討してみてください。
一覧にまとめたので確認してみましょう!
大学名 | 学部名 | 共通テスト得点率 |
---|---|---|
青山学院大学 | 文学部 | 76%~85% |
教育人間科学部 | 80%~83% | |
総合文化政策学部 | 80%~85% | |
地球社会共生学部 | 80%~83% | |
国際政治経済学部 | 78%~86% | |
法学部 | 73%~81% | |
経済学部 | 80%~81% | |
経営学部 | 74%~86% | |
理工学部 | 78%~83% | |
コミュニティ人間科学部 | 75%~78% | |
社会情報学部 | 81%~85% |
学部名 | 得点率 | 大学 |
---|---|---|
文学部 | 80% | 上智大学・明治大学 |
75% | 学習院大学・國學院大學 | |
70% | 駒澤大学・専修大学 |
青山学院大学などの人気校も共通テスト利用の対象になっています。
偏差値帯が高くなればなるほど合格のボーダーが高く倍率も高いですが、共通テストの過去問題で安定して高得点が取れるならチャレンジしてみるのも良いでしょう。
【理系編】共通テストだけで入れる主な私立大学
理系の私立大学で、共通テストだけで合格可能な大学も増えてきています。主な大学を一覧にまとめていますので、一緒に確認していきましょう。
大学名 | 学部名 | 共通テスト得点率 |
---|---|---|
芝浦工業大学 | 工学部 | 72%~81% |
システム理工学部 | 73%~80% | |
デザイン工学部 | 73%~75% | |
建築学部 | 80%~83% |
学部名 | 得点率 | 大学 |
---|---|---|
理工学部 | 80% | 上智大学・明治大学 |
75% | 中央大学・東京都市大学 | |
70% | 成蹊大学・法政大学 |
芝浦工業大学など理系の学生から人気の高い大学も、共通テストを利用する入試方式を用意しています。
大学によって必要な教科数・科目数が異なるので注意しましょう。また、科目は選択となっているところが多くあります。
自分にとって有利な科目の結果が使える大学を選択するのがポイントです。
共通テスト利用方式で受験するメリット
共通テスト利用方式は、一般選抜と比べて受験料が安く、スケジュールにもゆとりができる上に、これまでの基礎学力の定着も確認できます。
最も合格の可能性が高まる入試スケジュールを立て、「学力」×「受験力」で入試を攻略できれば、効率的に負担を減らしつつ、合格の可能性を高めていくことができるでしょう。
一般入試よりも受験料が安い
共通テスト利用方式を利用するメリットとして受験料の安さが挙げられます。
一般選抜では各大学ごとに受験料がかかり、複数校を受験する場合には受験する大学数分の受験料が必要です。しかし、共通テスト利用方式であれば共通テストのスコアを提出するだけで済むため、受験料が安く設定されています。
例えば、一般選抜で3校受験すると約6万円かかりますが、共通テスト利用方式なら3校の出願したとしても約2万円で複数出願が可能です。
受験料が抑えられる分、その費用を別の受験費用に充てることができるのは大きな魅力と言えるでしょう。
受験スケジュールにゆとりができる
共通テスト利用方式では、複数の大学を受験する場合でも試験日を一日設けるだけで済みます。そのため、すべり止め大学の合格を共通テスト利用方式でおさえることができれば、一般入試の受験スケジュールにゆとりを持たせて臨むことができます。
大学別の一般入試が連日になることはよくあることですが、疲労が溜まりやすく集中力も低下しがちです。本来のパフォーマンスを発揮しにくくなるので、合格を勝ち取るためには戦略的にスケジュールを組むことが必要です。
共通テスト利用方式を活用することで一般入試の日程を削れるので、集中して各試験に挑むことができるでしょう。受験のストレスも減るため、心身共に安定した状態で受験しやすくなります。
基礎学力を客観的に確認できる
共通テストは全国統一の試験であり、その結果は自分の基礎学力を客観的に評価する指標となります。
自分の学力がどのレベルにあるのかを知ることができ、最終的に一般選抜でどの大学に挑戦するかの判断材料として活用できるのもメリットです。
また、共通テストでは入試で問われる範囲を総合的に試されるため、自分の得意・不得意が浮き彫りになるのも特徴です。この結果を踏まえて一般入試までに受験に必要な学力の最終調整ができます。
共通テスト利用方式で受験するときの注意点
共通テスト利用方式にはメリットがある一方で、合格の可能性や対策面で注意が必要です。
戦略的に準備を進めるために、以下のポイントを押さえておきましょう。
一般入試よりも合格の可能性が低い
共通テスト利用方式は、一般選抜と比べて合格の可能性が低くなる傾向があります。これは、多くの大学が共通テスト利用方式として用意している合格枠が少なく、競争率が高くなっているためです。
「滑り止めの大学を共通テストで出願しておこう」と考える受験生は多いため、第一志望として受ける受験生からすれば自分よりも格段に偏差値の高い受験生と競争することになります。本来ならそこまで難易度が高くない大学でも、合格最低点が8割を超えるなど高いボーダーとなっている大学も少なくありません。
共通テスト利用方式での合格を目指す場合は、共通テストでかなりの高得点を維持することが必要です。
共通テストのための対策が必要
共通テスト利用方式を選ぶ場合、共通テストの対策が不可欠です。
共通テストでは思考力や読解力が重視され、基礎学力を問う問題を中心に構成されています。記述問題や複数の選択肢から正解を導けるよう、対策していきましょう。
普段から過去問や模擬試験を活用し、問題の出題傾向や制限時間に慣れておくのがおすすめです。実際に模試を受けて「思ったより時間が足りなかった」と感じる方はとても多いので、注意が必要です。時間配分については特に練習時に意識して取り組んでみてくださいね。
受験する科目数によってボーダーが変わる
共通テスト利用方式では、受験する科目によって合格のボーダーラインが大きく変わります。
例えば、理系と文系では科目の難易度や配点に差があり、その結果、同じスコアでも合格の可能性が異なることがあります。また、大学によっては、特定の科目の点数が重視される場合もあります。自分の得意な科目がどの程度出願予定の大学に影響するのか、必ず把握してから臨むようにしましょう。
合格するためには、科目ごとの得点傾向を分析したうえで自分がどの科目で得点を稼ぐべきかという戦略を立てることが重要です。
出願する大学は精査が必要
共通テスト利用方式で出願する大学は、事前にしっかりと精査しておくことが重要です。
大学ごとに、利用する科目や評価の基準が異なるため、まずは志望校の出題傾向や合格最低点を把握しましょう。
例えば、A大学では英語の比重が高く、B大学では数学が重視されることもあります。
また、同じ共通テスト利用方式でも、大学ごとに評価方法が異なるため、単に高得点を狙うだけではなく、自分の強みが活かせる出願先を選ぶことも重要になるのです。
リサーチを怠らず、慎重に出願計画を立て、出願する大学を精査していきましょう。
共通テスト利用入試はメリットの多い受験方式!
共通テスト利用方式は、一般選抜と比べて費用やスケジュールの面でメリットがたくさんあります。
文系・理系問わず共通テストだけで入学可能な私立大学も増えていますので、選択肢の一つとして利用を検討してみるのがおすすめです。
基本的な問題が中心なので、共通テスト対策を進めることも他の一般入試に挑むための基礎力づくりに繋がります。
上手に利用して、自分にとって有利な方法で大学合格を勝ち取っていきましょう。
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