志望校に女子大も考えているけど実際に決めるポイントは？
共学との違いはあるの？
進路を考える女子高校生にとっては気になるところですよね。
この記事では偏差値別の女子大ランキングや女子大のメリットデメリット、選ぶポイントなどを徹底解説しています。
・女子大偏差値別、学部別ランキングと主な特徴
・女子大には女性に特化した教育プログラムが多数ある
・偏差値だけではなく自分に合った環境やカリキュラムを選ぼう
東北大学教育学部を在学中、「学習管理塾168塾」および「東北大専門塾Elevate」 を創業し、現在は株式会社shared 代表。これまでに200名以上を指導し、旧帝大・医学部合格者を多数輩出。
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【最新】女子大偏差値ランキング・トップ10
女子大学は女性のための学びの場として、多くの特徴やメリットを持つ教育機関です。
今回は偏差値ランキングトップ10の女子大学を紹介し、それぞれの主な学部や特徴について詳しく解説します。
また、学部別のランキングや女子大のメリット・デメリット、偏差値以外の選び方についても解説します。この記事を通じて、自分に合った女子大を見つける参考にしてください。
※偏差値調査にはKei-Net大学検索システムのデータを参照しています。
偏差値ランキングはこちら！
1位 お茶の水女子大学（国立）偏差値：65
- 主な学部：文教育学部、理学部、生活科学部
- 特徴：お茶の水女子大学は、日本で初めて設立された国立の女子大学として知られています。学問の自由と独立精神を大切にし、国内外で活躍できる女性リーダーの育成を目指しています。特に、文教育学部では教育や心理学に力を入れており、教師や教育分野で活躍する卒業生が多く輩出されています。また、理学部は女性研究者の育成に注力しており、研究施設も充実しています。生活科学部では、人間の生活を科学的に捉えた研究が進められており、衣食住や家庭経済に関する実践的な学びができます。
2位 奈良女子大学（国立）偏差値：60
- 主な学部：文学部、理学部、生活環境学部
- 特徴：奈良女子大学は、関西地方で唯一の国立女子大学であり、地域の伝統文化と学問の融合を目指しています。文学部では、日本文学や外国文学、歴史学に加え、考古学など幅広い分野での研究が可能です。生活環境学部では、建築、デザイン、住環境に関する学びが充実しており、実践的なスキルを習得できます。理学部では、物理や生物、化学といった基礎科学の研究が進められており、特に環境問題やエネルギー分野での研究が注目されています。
3位 日本女子大学 偏差値：60
- 主な学部：家政学部、人間社会学部、文学部
- 特徴：日本女子大学は、明治期に創立され、日本の女子教育をリードしてきた伝統ある大学です。家政学部では、衣食住や家庭生活に関する実践的な学びが提供され、調理学や被服学といった分野での専門教育が特徴です。また、人間社会学部では、社会学や心理学を中心に学ぶことができ、人間関係の構築や地域社会での実践に役立つスキルを磨けます。文学部では、人文学全般を深く学び、卒業後には教育やメディア、出版業界など多彩な進路が開けます。
4位 東京女子医科大学 偏差値：60
- 主な学部：医学部、看護学部
- 特徴：東京女子医科大学は、女性の医療従事者を育成するために設立され、特に医学部と看護学部に特化しています。医学部では、臨床実習が充実しており、患者中心の医療を提供する能力を養います。看護学部では、病院での実習を通じて実践的なスキルを身につけるとともに、高度な看護技術を学ぶことができます。また、女性医療の発展を目指す研究が盛んで、特に母子医療や女性特有の疾患研究に力を入れています。
5位 昭和女子大学 偏差値：55
- 主な学部：国際学部、人間文化学部、環境デザイン学部
- 特徴：昭和女子大学は、女性のリーダーシップ育成に力を入れており、国内外でのキャリア形成を目指す学生に人気の大学です。キャリア支援センターが学生一人ひとりの就職活動をサポートしており、高い就職率を誇っています。また、地域貢献活動やボランティア活動も活発で、社会に貢献できる人材の育成に力を入れています。
6位〜10位：実力派の女子大
ランキング上位には入らないものの、特色ある教育や高い実績を誇る実力派女子大学も多数存在します。
以下では、6位〜10位にランクインした女子大学について詳しく解説します。
6位：同志社女子大学
- 主な学部：学芸学部、現代社会学部、薬学部、看護学部
- 特徴：同志社女子大学は、同志社大学と提携しながらも独立した教育機関として、女性の可能性を広げる多彩なプログラムを提供しています。特に学芸学部では英文学や日本文学、音楽学を学べる環境が整っており、文化的素養を磨くことができます。また、薬学部や看護学部では医療分野で活躍する女性を育成しており、実践的な実習が充実しています。さらに、京都という伝統的な文化都市に立地し、地域との交流や文化活動が盛んです。
7位：東京女子大学
- 主な学部：現代教養学部（国際社会学科、人文学科、心理学科など）
- 特徴：東京女子大学は、少人数制教育と幅広いリベラルアーツ教育が特徴です。現代教養学部では、複数の学問分野を横断的に学べるカリキュラムが整備されており、特に心理学や国際関係論に興味を持つ学生に人気があります。また、東京という都市型キャンパスの利点を活かし、インターンシップや企業連携の機会も豊富です。卒業生のネットワークが強く、就職活動においても有利な支援体制が整っています。
8位：福岡女子大学（公立）
- 主な学部：国際文理学部
- 特徴：福岡女子大学は、公立の女子大学として地域に根ざした教育と国際的な視点を兼ね備えています。国際文理学部では、理系・文系の枠を超えた総合的な教育を提供し、AIやデータサイエンスといった先端分野にも対応しています。また、英語教育や留学制度が充実しており、全学生が海外体験を行うプログラムが整備されています。地域密着型の取り組みも多く、地元企業との連携や地域振興プロジェクトに参加する機会があります。
9位：津田塾大学
- 主な学部：学芸学部（英文学科、国際関係学科など）、総合政策学部
- 特徴：津田塾大学は、英語教育の先駆者である津田梅子によって創立され、英語教育と国際教育に特化した大学として名高い存在です。学芸学部では、英文学や国際関係学を中心に、世界に通用する語学力と知識を身につけることができます。総合政策学部では、データ分析や公共政策を学び、グローバルな視野を持つリーダーを育成します。また、キャリア支援が手厚く、国際機関や外資系企業への就職実績も豊富です。
10位：共立女子大学
- 主な学部：家政学部、文芸学部、国際学部
- 特徴：共立女子大学は、実践的な学びを提供する教育機関として知られています。家政学部では、被服学、食物学、住居学といった生活に直結する分野で高度な専門知識を習得できます。文芸学部では、文学や歴史、芸術に特化した教育を受けられ、表現力や分析力を養うことができます。また、国際学部では英語力を磨き、海外留学制度や国際交流プログラムを通じてグローバルな視野を広げることが可能です。就職率が高い点も魅力で、卒業生は教育分野や企業、自治体など幅広い分野で活躍しています。
ライター-教育方針にそれぞれの強みがあり、多様な学びの機会を与えてくれます。ご自身のキャリアプランに合った大学を見つけてくださいね。
学部別女子大偏差値ランキング
女子大学には様々な学部があります。
学部は学ぶ目的によって選択しますが、教育学部、国際学部、栄養学部といった代表的な学部ごとに、偏差値ランキングを紹介します。
教育学部の女子大偏差値ランキング
教育学部は、教師を目指す学生や教育学の研究を希望する学生に人気の学部です。
女子大の教育学部は教育現場での女性の活躍を支援するため、実践的な学びを提供しています。
お茶の水女子大学（文教育学部）：偏差値 65
- 教育学、心理学など幅広い分野をカバーし、研究職や教育職を目指す学生に人気です。
奈良女子大学（文学部）：偏差値 60
- 教育学や人間科学に重点を置き、地域社会での実践的な教育活動を支援しています。
東京女子大学（現代教養学部 心理・コミュニケーション学科）：偏差値 55
- 心理学や教育に関連する学びを通じて、教育現場だけでなく企業でも活躍できるスキルを習得できます。
日本女子大学（人間社会学部 教育学科）：偏差値 52.5
- 子どもの発達や教育方法を専門的に学べるカリキュラムが充実しています。
国際学部の女子大偏差値ランキング
国際学部では、グローバル社会での活躍を目指し、語学力や異文化理解を重視した教育が行われています。
日本女子大学（文学部 国際文化学科）：偏差値 50
- 異文化理解を深める授業が多く、国際交流活動が活発です。
東京女子大学（現代教養学部 国際社会学科）：偏差値 50
- 国際関係論や政治学、経済学を学び、グローバルな課題解決に貢献できる人材を育成しています。
津田塾大学（学芸学部 国際関係学科）：偏差値 47.5
- 英語教育と国際問題に特化したカリキュラムで、国際機関や外資系企業への進路実績が豊富です。
昭和女子大学（国際学部）：偏差値 47.5
- 全学生が留学を経験するプログラムがあり、英語力と異文化適応力を磨いています。
栄養学部の女子大偏差値ランキング
栄養学部は、健康や食生活に関する知識を学び、管理栄養士や食品開発、栄養教育の専門家を目指す学生に人気の学部です。
女子大学には、特に栄養学に特化した教育を提供する大学が多く、実践的な学びの場として注目されています。
以下は、栄養学部を設置している女子大学のランキングと特徴を紹介します。
お茶の水大学（生活科学部 食物栄養学科）：偏差値65
- 栄養学分野では国内トップクラスの評価を受けており、最先端の研究施設を完備しています。
大妻女子大学（栄養科学部 管理栄養学科）：偏差値 52.5
- 管理栄養士育成に力を入れており、国家試験対策や小規模授業での手厚いサポートが受けられます。食品化学や栄養教育の実践的なスキルを学ぶ場が充実しているため、栄養指導や給食管理の分野での就職実績が豊富です。
東京家政大学：偏差値 47.5
- 食と健康を科学的に探求する教育が行われており、高度な研究施設を活用した実験や、病院や学校での実習が特徴です。
女子栄養大学：偏差値 47.5
- 日本で最初に設立された栄養専門の大学で、管理栄養士国家試験合格率の高さが際立っています。
ライター-勉強をする上では偏差値も大切ですが、どんなことを学びたいか？通いやすいのか？などご自身の条件と照らし合わせてくださいね！
女子大のメリット
女性に特化したサポート体制
女子大では、キャリア支援や女性特有の悩みに対応したサポートが充実しています。
特に、就職活動における支援が手厚い点が特徴です。
女性にとってのライフイベントに妊娠、出産、子育てがありますが、大きなライフイベントもあきらめることなくうまく乗り切るサポート体制が整っています。
教員免許や栄養士の資格など就職に役に立つ資格取得を推奨している女子大も多いことも特徴です。
少人数制や担任制などをもうけている女子大も多いため、細部まで面倒見がよく普段の授業から就職活動までいつでも相談ができたりサポートを受けることができます。
リーダーシップが磨ける環境
少人数制教育や女性中心の環境で、自ら発信する機会が多く提供されるためリーダーシップやコミュニケーション力が磨かれます。
学生それぞれが自分の立場や力量でできる最大限の方法を出し合うからです。
学園祭やイベントに関しての企画や立案なども異性の目を気にせず自分の意見が言える環境が整っています。
安心して学べる学習環境
女性専用のキャンパス環境は、学業に集中しやすく安心して学べる環境が整っています。
特にお手洗いの数は共学の大学よりも多く設置されていることがほとんどです。
パウダールームを完備しているところや、おむつ替えシートを設置している女子大もあります。
異性の目を気にすることも少ないので、おしゃれに気をつかったりメイクに時間をかけなくてすみ勉強や身体を休めるためなど時間を有効活用できます。
ライター-女性に嬉しいパウダールーム完備や、おしゃれなカフェテリアなどを併設している女子大も多いです
女子大のデメリット
異性との関わりが少ない
異性との交流が限られるため、共学での人間関係を重視したい学生にとっては物足りなさを感じる場合があります。
社会に出たときに、異性との考え方の違いやコミュニケーションに戸惑ってしまうことも考えられます。
女子大の最大のデメリットと言っても過言ではありません。
異性との接点がない分、男性目線の意見が聞けないことや女性同士で盛り上がってしまい考え方が偏ってしまいがちです。
ライター-サークル活動やアルバイトなどで異性と接点を持つことも対策の一つです
学部選択の幅が限られる
女子大では一部の理系学部や工学部が設置されていない場合があり、選択肢が限られることがあります。
女子大は教育学部や文学部に力を入れている学校が多いからです。
理系の大学に進学したいと思っている女子高校生には学部の物足りなさを感じてしまうかもしれません。
ライター-理系でも工学系の学部はあまり聞きませんが、センスを生かした建築学科栄養学などの設置には積極的です。
（参照元）
偏差値が安定しない場合がある
女子大は共学の大学に比べて、年度ごとの偏差値が変動しやすい傾向があります。
近年、共学化や募集停止などで縮小傾向にあるからです。
共学の大学と比べて同じ学科でも偏差値は低い傾向にもあります。
偏差値や倍率が安定しないことで年度によって入りやすかったりその逆も考えられます。
ライター-倍率も低い傾向にありますが、就職に強い女子大もあります。今が狙い目かも？
偏差値だけではない！女子大を選ぶポイント
女子大学を選ぶ際には、偏差値だけではなく、学びの質やサポート体制、将来のキャリア形成に役立つ制度など、さまざまな要素を考慮することが重要です。
ここでは、女子大学を選ぶ際のポイントをいくつか挙げてみます。
大学のサポート体制と学内環境
大学選びにおいて、サポート体制や学内環境は非常に重要なポイントです。
特に女子大学では、学生一人ひとりの成長を支援するために、細やかなサポートが提供されていることが多いです。
カウンセリングやメンタルヘルスサポート
学生生活でのストレスや悩みに対応するため、大学によってはカウンセラーを常駐させているところもあります。
PMSや妊娠、出産、育児と両立ができるような学びの場を設けている女子大が多いのも事実です。
学生時代の摂取カロリーは男性と女性では異なりますが、女子大の場合は学食では女性向けにカロリー計算された食事が提供されます。
学生は心身ともにサポートを受けながら学業に専念できます。
キャリア支援
卒業後の就職活動やインターンシップの紹介を行うキャリアセンターが充実している大学も多いです。
化粧品会社や教育関連の会社など女性が活躍できるような環境が整えられた会社の求人が集まりやすい傾向にあります。
就職支援や女性特有のキャリア形成をサポートするプログラムが整備されている女子大は多いです。
女性の教授も多く在籍しているので、女性が働きやすい環境についても見聞きすることができます。
学内の設備
学内の施設や設備も重要なポイントです。
最新の図書館や自習室、学生交流スペースなどが整っている大学では、学びやすい環境が提供されます。
おむつ替えシートがある学校や、お手洗いの数が多いなど女性に嬉しい設備が整っていることです。
学生証を提示しなければ校内に入れないなど、セキュリティがしっかりしており安全面にも配慮しています。
自宅から近い、自然に恵まれている、駅から近い、専用寮の完備なども確認しておきたいポイントですね。
ライター-女性に嬉しいパウダールーム完備や、おしゃれなカフェテリアなどを併設している女子大も多いです
留学制度やインターンシップ制度の充実度
国際的な視野を広げるために、留学やインターンシップの制度が充実している大学を選ぶことはとても有意義です。
特に女子大学では女性の国際的な活躍をサポートするため、積極的に留学制度を整えている大学もあります。
留学プログラム
全学生が一定期間以上、海外で学びの機会を持つことが義務化されている大学もあります。
特に、英語力や異文化理解を深めることができる留学プログラムが充実している女子大学は、国際的なキャリアを築く上で有利です。
インターンシップ
インターンシップ制度の充実度もポイントです。企業との提携や、業界との連携が強い大学では、インターンシップ先の選択肢が広がります。
また、女性向けのインターンシッププログラムを提供している大学もあり、職場での女性の立場やキャリアアップについて学べる機会も増えます。
海外研修やボランティア
国際的な活動や社会貢献を通じて自己成長するプログラムが用意されている大学もあります。
これらのプログラムでは、異文化理解やリーダーシップを養うことができます。
ライター-偏差値だけでなく、大学のサポート体制や留学制度なども比較して選ぶと、より充実した学生生活を送ることができますね。
女子大ならではのリーダーシップ育成
女子大学の大きな特徴の一つは、リーダーシップの育成に力を入れている点です。
女性の社会進出が進む中で、リーダーシップを持った女性を輩出するために、さまざまな教育プログラムや支援が提供されています。
女性リーダー育成プログラム
女子大学には、リーダーシップを養うための特別なプログラムが設けられていることがあります。
リーダーシップを補うための特別なプログラムは、学業だけでなく社会的な問題解決やチーム運営を学ぶための実践的な内容を含んでいます。
女性専用のビジネススクール
経営学やビジネスの分野で活躍できる女性リーダーを目指すためのビジネススクールや特別講座が提供される大学も増えています。
これにより、学業と並行してビジネススキルを高め、将来のキャリアに直結する能力を身につけることができます。
卒業生との交流やネットワークが充実
卒業生や業界の女性リーダーとの交流の場を提供するイベントやセミナーも多く、学生は先輩たちの経験を学ぶことができます。
これにより、キャリアアップや企業での活躍を目指すための実践的なネットワークが広がります。
ライター-女性リーダーとして働き、出産や子育てを両立したいと思っている方にもおすすめできます。
偏差値だけではなくご自身のキャリアに合わせて選ぼう
最新の女子大のランキングについてと女子大事情についてまとめました。
共学を考えている方も女子大を考えている方も、ご自身の今後のキャリア形成に役立てていただきたいと思っています。
実際に女子大を選ぶ際には、偏差値だけではなく学内環境やサポート体制、将来のキャリアに繋がる制度の充実度など多角的な視点で選ぶことが重要です。
偏差値だけではなく通いやすさや、無理なく学業に励めるかも含めて選んでみてください。
ご自身の未来像にあった大学を選ぶお手伝いができたら幸いです。
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