トラブルが起きないか不安…
ちゃんと試験会場に着けるのかな…
子供のストレスにならないかな…
受験において子供の受験勉強も大事ですが、親御さんのサポートも大事です。子供の不安を取り除いてあげて、試験にだけ集中できるようにしてほしい。でもストレスになるかもしれない。大学受験の一員である親御さんの、試験の当日や試験に近い日にどうすればよいかを徹底解説します!
・お子さんの意見を尊重しましょう
・試験当日はお子さんと連絡を取り合いましょう
・当日は何があっても対応できるよう準備しておきましょう
東北大学経済学部に現役合格。現役の塾講師として多数の生徒を第一志望合格者に導く。
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地方の公立高校から現役で東北大学経済学部に合格。塾講師や家庭教師を経験した後、もっと生徒一人一人に寄り添いたいという思いを基に、「168塾」の運営に携わっている。
大学受験に親が付き添いをするメリット
子どもの重要な日を近くで支えたい!そんな方も多いと思います。まずは親御さんが付き添いに行くメリットについて説明します。
トラブルが起きたとしてもすぐに対応できる
受験会場までの道中でトラブルが起こらないとは限りません。電車などの公共交通機関の遅延や痴漢など、子供のストレスになりうる可能性がたくさんあります。そんな中、大人の力があれば迅速に対応できるかもしれませんね。受験会場が遠くで、宿泊をする場合は子どもの寝坊を防げるかもしれません。一番頼りになる存在が一番近くで応援してくれていることより心強いことはないでしょう。
子どもを一人にさせない
お子さんは他の受験生と戦っているだけでなく、孤独感とも戦っています。メンタルの弱い子は不安で押しつぶされそうになっているでしょう。そんな不安を取り払えるかもしれないのは身近な人の存在です。孤独にさせないこと、応援されているんだと実感させること、が受験生には大事なことです。
公共交通機関を利用しないでいい場合もある
受験会場が近くの場合は、公共交通機関を利用しないのも手です。バスや電車を使うのは、慣れていない人にとってはストレスになります。車内が満員の場合はなおさらストレスを感じるでしょう。近くでしたら車や徒歩での送り迎えも検討しましょう。しかし第一に、試験に遅刻しないことが大事です。
大学受験に親が付き添いをするデメリット
子どもの受験にはもちろん付いて行きたい!でももしかしたら負担になるかも…。次に親が付き添いをするデメリットを説明していきます。
混雑になる
受験生一人に親が一人付き添うことで、車内のスペースを倍取ることになります。ということは他の受験生一人が乗るスペースも奪ってしまうのです。親として、わが子の受験を見届けたいという気持ちもあるでしょうが、他の受験生の迷惑になってしまう場合もあります。
費用がかさむ
交通費も倍になります。遠くの会場で受験をする場合はさらに宿泊費や食費も倍になります。日程によっては何泊かする場合もあります。お財布とも相談して決断しましょう。
勉強時間を減らしてしまう
私の経験談ですが、親に付き添いをしてもらった際に親に気を使ってしまい、行きの電車で全く勉強できませんでした。周りの友人からもそういった意見を聞いたことがあります。付き添うことで良いことももちろんありますが、子供の勉強時間を減らしてしまうのも避けたいですよね。余裕があるかないかを子供にしっかり聞き、場合によっては付き添いをしないと決断することも必要です。
子どもはどう考えてる?
つい去年大学受験を終えた私は、親が付き添いに来てくれる良い点と悪い点の両方を実体験しました。その経験をお話しします。
助けられた経験がある
身近な人や先輩の経験談でよく聞いたのですが、遅延のトラブルの時などで助けられたそうです。受験を控えた子どもは冷静な判断ができない場合があると思います。別の手段を探さなければならなくなったときにタクシーや車といった選択肢も選べるようになるのが、大人と一緒にいる利点です。
勉強しにくくなる
先ほども述べた通り、受験会場に向かう途中に勉強をしにくく感じる子どもももちろんいます。「気にしないで」などと伝えても、わざわざ付き添ってくれたことで申し訳なさなどを抱いてしまいます。子どもに十分配慮し、相談して、付き添いをするか選択しましょう。
試験中何をしていればいいの?
試験中の待ち時間、手持ち無沙汰になってしまいますね。そういった時間を子どものために有効活用してみることも選択肢に入れておきましょう。
物件の下見をする
一人暮らしをしないと通学できない学校に受験する場合は予め子供が住みそうな物件の下見をしておくのもいいでしょう。やはり我が子の安全が一番ですよね。その地域について不動産屋に聞いたり、セキュリティの高い物件を探したりしておくことで、親としてもその大学への進学に納得できるでしょう。
沿線や大学の付近や最寄り駅を散策、待機
子どもは大学に行ってただ勉強するだけではありません。アルバイトを始めたり遊んだりなどいろいろなことをします。我が子には充実した学生生活を送ってほしいですよね。周辺を散策して遊びやすい場所や雰囲気のいい店、逆に近づくべきではないところなどを事前に伝えられます。受験が近付くにつれ、親としても心身ともに疲れたりもしますよね。羽を伸ばす機会としても良いのではないでしょうか
下見も一つの手!
述べた通り、受験の付き添いに行くのはメリットもデメリットもあります。一つ視点を変えてみるのはいかがでしょうか。自分が事前に行ける範囲での下見をこの記事では提案します。
注意すべきことをあらかじめ伝えられる
初めての駅に降りることは多少リスクもあります。トイレやコンビニに急いで行きたい、など思ったときにすぐに行けないのはストレスになります。大きい駅を使う場合では改札の出口がわからない、乗り換えのホームがどこにあるかわからない、などでも不安を感じます。あらかじめどこに何があるか、どういう経路で乗り換えするかを事前に伝えるのも良いでしょう。
友達と行くほうがリラックスできる
これも私の経験談ですが、友達と同じ大学を受験した際に一緒に向かったことでリラックスできました。受験勉強を一緒に乗り切った友達と一緒に行くことにも心強さを感じました。あらかじめ注意点を伝えたうえで、友達と行かせてあげるというのも考えてあげましょう。
お子さんと相談して決めましょう
やはり子どもと相談して決まるのが一番!先述した結論の通り、3つの点に注意しましょう。
お子さんの意見を尊重しましょう
親に助けてもらうこと、親には助ける力がさらにあること、などを説明してきましたが、子どもにも自力で何とかする力も持っています。また、親がいないことで勉強できたりリラックスできたりする子もいます。もちろん親と行くことで不安を減らせる子もいます。お子さんがどうしたいか、どうしたら最もストレスを与えないかを優先しましょう。
当日はお子さんと連絡を取り合いましょう
付き添いに行かなかった場合でもお子さんを放っておくのではなく、時間通りに着けたか、トラブルは無かったか、把握するようにしましょう。また、受験前日、当日の精神状態も聞いておくのも良いかもしれません。付き添いに行かない予定でも、当日の精神状態によっては、付き添いをするという選択もできます。気付いてあげることも大事ですが、聞いてあげることも大事です。きちんとお子さんと向き合いましょう。
当日は何があっても対応できるようにしておきましょう。
付き添いに行く場合は、下調べはもちろん、遅延などのトラブルが起こった際にはタクシーに変えられるように余分にお金を持っておきましょう。付き添いに行かない場合でも、連絡をしっかり取り合い、助けが必要にときにはすぐに対応できるようにしましょう。車を出したり、他の方法を考えたりなど、一緒にいなくともできることはあります。冷静に状況を見て、対応できるようにしておきましょう。
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