総合型選抜の塾って、普通の塾と何が違うんだろう。志望理由書だけ見てもらうこともできるのかな
2027年度入試からは、総合型選抜で面接が必ず行われ、学力の評価も必ず1つ以上使われます。書類だけ見てもらう塾を選ぶと、面接や教科の準備が後回しになり、出願の直前に慌てることになりかねません。
まず文部科学省の実施要項で、何が評価されるのかを押さえます。そのうえで、塾に頼めるサポートの種類と塾のタイプ、無料相談で聞くこと、公式サイトで分かる費用の決まり方を順に見ていけば、自分に合う頼み方が決められます。
- 総合型選抜の塾は、志望理由書などの書類、面接、小論文の対策が中心。書類・面接・小論文・教科の勉強のどこまでを頼むかで選ぶ(教科の学力をどこまで見るかは塾によって違う)
- 2027年度入試の実施要項では、本人が書く資料と面接による評価を必ず使い、学力の評価にも少なくとも1つの方法を使うとされた(すでにある選抜区分で面接を入れるのが難しいものは、遅くとも2029年度(令和11年度)入試までに導入)
- 費用は、公式に金額を出している塾と出していない塾がある。学年・頼む範囲・回数をそろえ、入会金や講習も含めた1年の合計で比べる
※#スタシェアは、オンライン学習管理塾「168塾」と同じ株式会社sharedが運営しています。各塾の料金は、各塾の公式サイトの記載をもとに書いています。出典は記事の最後にまとめました。

独学で東北大学医学部に現役合格。指導経験の中で、“塾外の時間”の使い方こそが成績向上の鍵だと気づき、168時間に着目したオンライン学習管理塾「168塾」、東北大専門塾「Elevate」を創設。全国の受験生を支援している。
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現在は東北大学大学院加齢医学研究所にて、脳科学と教育を融合させた研究を行うと同時に、東北大学病院 認知症外来で診療に携わる現役医師でもある。学術と現場の両視点から、「自走力を育む学習法」の確立を目指し、受験にとどまらない“生きるための学び”を提唱。

東北大学教育学部在学中、自身の浪人体験から、モチベーション支援や学習戦略の大切さに気付き、オンライン学習管理塾「168塾」と東北大専門塾「Elevate」を共同創設し、IT技術を活用した学習管理で全国の受験生を支援している。
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現在は教育メディア「#スタシェア」の運営を行いながら、プロダクト開発と現場支援を両輪に、学びの選択肢と質の向上に取り組む。
総合型選抜の仕組み(2027年度入試)
総合型選抜は、一般選抜とは違う観点で、詳しい書類審査と時間をかけた面接などを組み合わせ、志望する分野への意欲や適性、目的意識を総合的に見る入試です。
2027年4月に入学する人の入試(令和9年度大学入学者選抜)で、文部科学省の実施要項が決めていることは次の4つです。
| 項目 | 要項で決まっていること |
|---|---|
| 本人が書く資料 | 活動報告書・大学入学希望理由書・学修計画書など、志願者本人が書く資料を必ず評価に使う |
| 面接 | 志望する分野への意欲や適性を見る面接による評価を必ず行う。ディベート・集団討論・プレゼンテーション・口頭試問も含み、オンラインでもよい |
| 学力の評価 | 教科・科目のテスト、共通テスト、小論文・面接・実技など、資格・検定試験の成績のうち少なくとも1つを必ず使う(調査書などの出願書類だけで決めない)。何を使うかは募集要項に書く |
| 時期 | 出願の受付は2026年9月1日以降、合否の発表は2026年11月1日以降。教科・科目のテストを2027年2月1日より前に行うこともできる |
高2の人が受ける2028年度入試の日程は、その年度の実施要項で決まります。
- 面接による評価を必ず行うことは、2027年度入試の要項で新しく決まった点
- AI面接や、書面で質問に答える形式(ペーパーインタビュー)では面接の代わりにできない(文部科学省のQ&A)
- すでにある選抜区分で、すぐに面接を入れるのが難しいものは、遅くとも2029年度(令和11年度)入試までに導入すればよい
書類・面接・学力の評価がそろう入試なので、書類だけ、面接だけの対策では足りないことがあります。面接の有無や形式、学力を何で見るかは大学・学部ごとに違うので、志望校の募集要項で必ず確かめましょう。
書類や面接の準備と並行して、評定や共通テスト、不合格だった場合の一般選抜に向けた教科の勉強も止められません。教科の勉強を毎日どう進めるかを見てくれる塾の例として、168塾のサポート内容も比べる材料にしてみてください。

168塾を4つの項目で見ると
| 料金 | 全科目で月45,800円〜(税込) |
|---|---|
| 計画 | 1日単位の学習計画を担当コーチが作成 |
| 管理 | 毎日コーチが進み具合を確認し、アドバイス |
| 質問 | 全科目、24時間チャットで対応。添削にも対応 |
168塾の公式サイトが新しいタブで開きます。LINEで相談したい方はこちら
総合型選抜の塾に頼めるサポートの種類

塾には、どこまで頼めるものなの?
総合型選抜の塾で受けられるサポートは、大きく分けて次の5つです。塾によって、全部をまとめて見るところもあれば、一部だけを扱うところもあります。
| サポート | 内容 |
|---|---|
| 志望理由・活動の整理 | これまでの経験や関心を振り返り、志望する分野と結びつけて言葉にする。大学のアドミッション・ポリシーとのすり合わせも含む |
| 書類の添削 | 志望理由書・活動報告書・学修計画書など、出願書類の構成と文章を見てもらう |
| 小論文 | 書き方の指導と、テーマごとの添削 |
| 面接 | 想定される質問への答え方の整理と模擬面接。プレゼンテーションや集団討論の練習を含むこともある |
| 評定・共通テストなどの学力 | 高校の成績や、志望校が課す教科・科目のテスト、共通テストへの対策 |
全部のサポートが必要とは限りません。今の状況によって、頼みたい範囲は次のように変わります。
- 志望理由がまだ固まっていない:経験や関心の整理から一緒に進めてくれる塾
- 書類の下書きはできている:添削と面接練習を中心に頼む
- 志望校が共通テストや教科のテストを課す:書類・面接とあわせて、教科の勉強をどう進めるかも考える
総合型選抜の塾のタイプ
総合型選抜の対策ができる塾は、大きく4つのタイプに分けられます。同じタイプでも中身は塾ごとに違うので、タイプは候補を絞るための目安として使ってください。
| 総合型選抜の専門塾 | |
|---|---|
| 向いている人 | 書類・面接・小論文をまとめて見てほしい人 |
| 確認したいこと | 教科の勉強をどこまで見るか。一般選抜の対策は別に必要になることがある |
実施要項では面接をオンラインで行ってもよいとされているので、オンラインで面接練習をしておくことも無駄にはなりません。ただし、志望校の面接が対面か、オンラインかは募集要項で確かめておきましょう。
総合型選抜の塾を選ぶときに確認したい点
候補の塾が決まったら、無料相談や体験のときに次の点を確かめると比べやすくなります。
| 確認する点 | 聞くこと・見るところ |
|---|---|
| 志望校・学部の指導経験 | 同じ大学・学部、または近い分野の総合型選抜を指導したことがあるか |
| 添削の回数と返却までの日数 | 添削の回数に上限があるか、出してから何日で戻ってくるか |
| 面接練習の形式 | 個別面接・集団討論・プレゼンテーションなど、志望校の形式に合わせて練習できるか |
| 担当者 | 書類・小論文・面接で担当が分かれるか、途中で担当が変わることがあるか |
| 料金 | 入会金・月謝・追加の講座・季節講習を足した1年の合計 |
| 一般選抜との両立 | 不合格だった場合に備えて、教科の勉強をどう続けるか相談できるか |
塾を決めるまでは、次の順番で進めると比べやすくなります。
出願書類、面接の形式、学力を何で見るか、出願の時期を書き出し、頼みたい範囲を決める
上の表の点を聞き、同じ学年・同じ範囲で1年の合計を出してもらう
指摘の分かりやすさや担当者との相性を確かめ、家族で費用と合わせて決める
総合型選抜の塾の費用の決まり方と比べ方



総合型選抜の塾って、結局いくらくらいかかるの?
総合型選抜の塾は、月額制、コース制、回数のパックなど料金の決まり方が塾ごとに違い、公式サイトに金額を出していない塾もあります。そのため相場の金額ではなく、費用が何で決まるかを表にまとめます。
| 費用の項目 | どう決まるか・確かめること |
|---|---|
| 入会金・入塾金 | 入会のときに払う。公式に金額を出していない塾もあるので、見積もりで確かめる |
| 月謝・授業料 | 月額制か、コース制か、回数・科目数で決まるかが塾ごとに違う。学年と受ける回数をそろえて比べる |
| 書類添削・面接練習などのオプション | 必修の講座に、有料のオプションとして足す塾もある。頼む範囲と回数で金額が変わる |
| 季節講習・直前対策 | コースとは別に払う塾もある。1年の合計に入っているかを確かめる |
| 模試・教材 | 月謝に含まれるか、別に払うかを確かめる |
公式サイトで料金の決まり方を確かめられた例
総合型選抜の対策で知られる塾のうち、公式サイトで料金の決まり方を確かめられた2つの例です。
| 洋々 | |
|---|---|
| コース | 洋々総合コース(2028年度入試向け) |
| 入会金 | 29,500円(税込) |
| 必修講座 | 月2回で月額59,400円(税込) |
| オプション | 書類・面接・小論文などのサポートを組み合わせる有料オプション(金額は公式に記載なし) |
各塾の公式サイトの記載です。洋々の金額は2028年度入試(今の高2が受ける入試)向けのコースのもので、申込み時期による割引は含めていません。出典は記事の最後にまとめています。
公式の金額だけでは、1年でいくらかかるかが分からない塾も少なくありません。高いか安いかは、ほかの塾と同じ条件で見積もりを取って比べるのが確実です。そろえるのは次の4つです。
- 学年と始める時期:高2から始めるか、高3から始めるか
- 頼む範囲:書類・小論文・面接・教科の勉強のどれを含めるか
- 回数:添削の回数、面接練習の回数、授業の回数
- 1年の合計:入会金・月謝・追加の講座・季節講習を足した金額
塾を使わずに対策する場合との比較
総合型選抜は、学校の先生に書類を見てもらいながら自分で準備する人もいます。塾を使う場合と比べると、次のような違いがあります。
| 塾を使う | |
|---|---|
| 費用 | 入会金・月謝などがかかる |
| 添削・面接練習の回数 | 契約の範囲で決まった回数を受けられる |
| 見てくれる人 | 総合型選抜を指導している講師やスタッフ |
学校の先生に書類を見てもらいながら、面接練習の回数を増やしたい、志望校に合わせた小論文の添削を受けたいなど、足りない部分だけ塾を使う組み合わせ方もあります。どちらにするか迷ったら、まず学校の先生にどこまで見てもらえるかを聞いてから、塾に頼む範囲を決めると無駄がありません。
総合型選抜の塾選びでよくある失敗
- 名前を知っているだけで選ぶ:大手の塾でも、総合型選抜の書類や面接の指導が手厚いとは限らない
- 募集要項を読まずに対策を始める:面接の有無や形式、学力を何で見るかは大学・学部ごとに違い、練習の中身が志望校と合わないことがある
- 教科の勉強を止めてしまう:共通テストや教科のテストを課す大学もあり、不合格だった場合は一般選抜に切り替える必要がある
- 1年の合計を確かめずに申し込む:追加の講座や季節講習で、最初に聞いた金額より費用が増えることがある
- 出願の直前に塾を探す:書類は出願のときに出すので、志望理由の整理や書き直しの時間が足りなくなる
総合型選抜の準備と一般選抜の勉強を並行するなら168塾
総合型選抜の書類や面接の準備に時間を使うと、評定や共通テスト、一般選抜に向けた勉強の時間が削られがちです。不合格だった場合に備えて、教科の勉強を毎日どう進めるかも決めておく必要があります。
#スタシェアを運営する株式会社sharedのオンライン学習管理塾「168塾」は、総合型選抜の書類や面接を専門に指導する塾ではありません。志望校から逆算して毎日やるべきことを決め、合格までの学習を伴走・管理するオンライン塾です。総合型選抜の準備を進めながら、教科の勉強を毎日の計画に落とし込みたい人に向いています。
- 週1回60分の面談+毎日の声かけ:週1回60分のオンライン面談で志望校までの戦略と学習計画を一緒に立て、日々はコーチが毎日声をかけて進み具合を確認し、フィードバックします
- 全科目の質問をチャットで24時間送れる:参考書や過去問の質問も学習アプリからいつでも送れて、回答は遅くとも翌日に返ってきます。チャットでの質問は、小論文や英作文などの添削の質問にも対応しています
- 全教科に対応:科目ごとの契約ではなく、定期テストから受験まで学習全体をまとめて見ます
- 授業は必要なときだけ:希望制のオプションで、1回80分の個別授業(8,000円・税込)を追加できます
完全オンラインのため校舎はありません。料金は月額45,800円〜(税込。コース・学年によって変わります)、入塾金は33,000円(税込)です。無料相談のあと7日間の無料体験もできます。コースと料金は「168塾のコース・料金」で確認できます。









